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欧米ゲーム事情  

米Midway社の元エンジニアが“Wiiを考えついたのはオレ”と主張

2008.01.21
myFox Chicagoの報道(英語)

 革新的なインターフェースが注目を集め、世界中で大人気となったWii。その一方で、Wiiの技術を“特許侵害”として訴えを起こす企業が現れていることをご存知の方も多いだろう。さらに先ごろでは、個人が同じような主張をするケースも出ており、米国でちょっとした話題になっている。

 その人物とは、1996年から米Midway社に4年半勤めていたエンジニアのPatrick Goschy氏。米Foxのシカゴ支局が報じたところによると、Goschy氏は同社に勤務していた当時にモーションコントローラを開発しており、「これをもとにWiiが作られた」と主張しているという。

 氏が開発したコントローラは“Velocity Controller”という名称で、ドリームキャストにつなげて使用する。プレイヤーは、2軸加速度センサが内蔵された2本の短いスティックを両手に持ち、『Wii Sports』のボクシングと同じような要領で、腕を前に突き出しながらプレイする。当時はケーブル接続式だったが、ワイヤレスへの改良も見越していたとのこと。

 それから10年近い歳月が過ぎ、WiiのテレビCMを目の当たりにしたGoschy氏は、自分の技術が使われたと思った。そして、「任天堂は私の撮影したデモビデオを見て、特許取得者だったMidway社と何らかの取引を交わしたのだろう」と考えたようだ。この特許は氏個人が取得したものではなかったので訴えは起こせないようだが、氏は「せめて“Wiiの技術開発に貢献した”という評価はもらってもいいはずだ」と憤然とした面持ちで語っている。

 だが、この報道で紹介された、ある弁理士の見解によれば、「Goschy氏の考案は“先行技術”の1つとして認められるが、Wiiリモコンは、それよりもっと進歩している」とのこと。また、Nintendo of Americaも「彼はWiiの技術開発には関与していない」と断言しており、氏の主張が聞き届けられることはなさそうだ。

(中島理彦)

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