欧米ゲーム事情  

“レビューが原因でメーカー3社に協力を拒否された”と米ゲーム誌の編集長が暴露

2008.01.15
Dan Hsu氏の記事(英語)

 欧米ゲーム事情では、米国のゲーム情報サイト“Gamespot”にまつわる騒動を2度にわたって取り上げたが、今度は別のメディアでも似たような騒動が発生したようだ。
  米国のゲーム雑誌『Electronic Gaming Monthly』(以下、EGM誌)で編集長を務めるDan Hsu氏は、2月号のコラム記事で、「批判的なゲームレビューを掲載したのが原因で、評価用のソフトを出してくれなくなったパブリッシャが3社ある」と明かした。その衝撃的内容が、同国のゲームメディアや有名ブログ、並びに一般ゲーマーの注目を集めているところだ。

 このコラムで名前が挙がったのは、Midway社の『Mortal Kombat』開発チーム、Sony Computer Entertainment Americaのスポーツゲーム部門、そしてUbisoft社。そのため、これらがリリースするゲームの記事は「減るか、掲載が遅れるか、あるいは、全くなくなるだろう」とのこと。
  Hsu氏はさらに、「だからといって製品やメーカーへの対応を変えたりはしない。協力の有無にかかわらず、出来る限りの範囲でやっていくだけだ。メーカーじゃなく読者に向けて記事を書いているのだから」と、今後も方針を変えないことを強調している。

 同氏の発言についてはパブリッシャ側も反論があるだろうし、決して事実関係が証明されたわけではないのだが、パブリッシャを名指ししたことへの反響は圧倒的に大きかったようで、Hsu氏自身も後のポッドキャストで驚きを語っている。先にお伝えしたGamespotの件も含め、米国の業界では、メディアの独立性やゲームレビューの信頼性が大きな関心事となってきているのは間違いないだろう

(中島理彦)

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