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Ubisoft社の次世代アクションゲーム『アサシン クリード(Assassin's Creed)』でプロデューサーを務めたJade Raymond氏は、そのチャーミングな容姿から世界中で注目を浴びている(ジーパラドットコムでも、E3 2007レポートの中で彼女を大きく取り上げたことがあった)。だが海の向こうではこの人気がエスカレートするあまり、困った事態に発展してしまったようだ。
ネット上で「プロデューサーとしての力量は本当にあるのか」と疑惑の声を上げる者が現れたり、「男性誌にグラビアが載る」と事実無根の噂が流れたりしたのはまだ序の口。11月半ばには、ネットの掲示板で、彼女を題材にした性的に露骨なマンガへのリンクが張られたため、Ubisoft社は掲示板の運営サイトに対し、名誉毀損として法的措置をとる旨の警告文を送ったことが、ゲームニュースサイト“1UP”で報じられた。
この騒動を受け、女性の視点からゲームを語る“GameGirlAdvance”の編集長/有名ブロガーのJane Pinckard氏は、「彼女だって1人の人間」と題した記事を掲載。魅力的で有能な女性がビッグタイトルをプロデュースする事実を受け入れられない業界の未成熟さを嘆くとともに、Raymond氏個人を前面に押し出してゲームを宣伝したUbisoft社にも批判の矛先を向けている。
さらに、12月に入ってからは、米MTVの公式ブログ“Multiplayer”において、ゲーム業界で働く女性をテーマとするインタビュー記事が連載されている。インタビュー相手は、先に紹介したPinckard氏のほか、ゲームレビュー番組の進行役/ジャーナリストで、男性誌Maximに水着グラビアが載ったこともあるMorgan Webb氏や、『アサシン クリード』のアニメーション担当で、プロジェクトマネージャーを務めたElspeth Tory氏など。彼女たちはそれぞれの立場から、男性が圧倒的多数を占めるゲーム業界において、自分のポジションを確立することの難しさを率直に語っている(ちなみに、MTV記者はRaymond氏への取材も申し込んだが、断られてしまったとのこと)。
彼女たちの発言や議論を踏まえて、今後も、女性がゲーム業界で活躍するための礎がさらに強固になることを願うばかりだ。
(中島理彦)
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