欧米ゲーム事情  

パックマンが19世紀にタイムトリップ!?
英国のアート作品

2007.11.09
SPOOKYPOP(英語)※Doktor A氏の個人サイト
Kidrobot forum(英語)
※本作品の原型画像などが見られるフォーラム

 アーケードゲームの名作『パックマン』は、今日までに数々の派生タイトルやパロディが生まれているが、コレはさすがに今まで誰も思いつかなかったに違いない。英国のアーティストでトイ・デザイナーでもあるDoktor A氏は、同ゲームをモチーフにした“The Secret History of Video Games: Pac Gentleman”という作品を発表し、話題を集めている。

 「『パックマン』のアーケード筐体が、もし19世紀末にあったら?」という想定で作られたのがこの作品。昔は“Pac Gentleman”というタイトルで、ぜんまい仕掛け式だったという設定だ。「英国の酒場などで絶大な人気となったため、当時の銀行は3ペニー硬貨を急きょ大量鋳造した」なんて逸話も用意されている。製作元の名前は「Nam & Nam and Co.」となっているが、これはもちろん、本家を開発したナムコのオマージュ。

 作者のDoktor A氏によると、本作は、トイ会社を経営する知人からもらった新製品の原型をもとに、米サンタクルーズ市で開く個展に向けて製作したという。自分が得意とするスチームパンク(蒸気機関が発達した19世紀を舞台にしたSFジャンル)の雰囲気に仕上げるため、いい題材はないかと探していたところ、夫人が「『パックマン』を昔風にしてみたら?」と提案してくれたのだそうだ。

 用いられている素材は、ポリウレタン樹脂、鉛、栗材、真鍮、鋼鉄、樹脂粘土、スチレン、紙など。よく見ると、ゲームキャラのパックマンやゴーストが、ビクトリア朝の紳士風におめかししていて可愛い。

(中島理彦)

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