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 ロンドンのIMAXシアターに…
日本でもつい先ごろ発売が開始されたXbox 360向けアクションシューティング『Halo 3』。すでによく知られているように、同作品のシリーズは欧米では絶大な人気を誇っており、日本より2日先んじた最新作の発売に際しても、その盛況ぶりが報じられているところだ。
例えば、米国では発売当日の深夜に、シアトル、マイアミ、ロサンゼルス、ニューヨークの4都市で発売記念イベントが開催。英国ロンドンでも、巨大スクリーンを擁するIMAXシアターをまるごと借り切り、ファンのみならずセレブやパパラッチまでが集う豪華なイベントが催された。
この結果、Microsoftは、米国だけでも発売後24時間で1億7000万ドルの売上を獲得。映画「スパイダーマン3」やハリー・ポッター・シリーズ最終巻「HARRY POTTER and the Deathly Hallows」の記録を破り、同国のエンターテインメント史に残る業績を成し遂げたという。
 NASCAR第28戦に登場した車両
この盛況ぶりにはファンの熱烈な支持が貢献しているのはもちろんだが、Microsoftの徹底した広告戦略が背景にあったことも、また確か。以前の欧米ゲーム事情では、ラスベガスのろう人形館に、ゲームキャラとして初めてマスターチーフが飾られたことをお伝えしたが、ソフト発売直前の22日に開催されたNASCARネクステルカップ・シリーズ第28戦「Dover 400」では、マスターチーフをあしらったレースカーが出場している。
また、Xbox Liveプロダクト・グループのプログラミング・ディレクター、Larry Hryb氏(通称Major Nelson)の公式ブログによれば、ソフト発売日の夕方には、ニューヨーク証券取引所にマスターチーフ“本人”が現れ、MicrosoftのShane Kim氏や開発元Bungie社のスタッフとともに、当日の取引終了を知らせる鐘を鳴らしたとのこと。
このほかにも、歴史ドキュメンタリーっぽく仕上がったクオリティの高いテレビCMや、ファーストフード・チェーンによるキャンペーンなどが展開されることで、マスターチーフのメディア露出は、ハリウッドのセレブさえとうていおよびもつかないところにまで至ったのだった。
ファン自身もこうした盛り上がりに触発されたのか、公式キャンペーンとは関係のないところでもマスターチーフが出没。例えば、米マサチューセッツ州の名門ハーバード大学では、同大学の創立に寄与したジョン・ハーバード牧師の銅像に、スパルタン仕様のヘルメットがかぶせられるという珍事件が発生した。同州のマサチューセッツ工科大学(MIT)で学生新聞“The Tech”に掲載された写真によると、ちゃんとアサルトライフルも携行しているという念の入りようだ。
どうやら、これはMITの学生が仕掛けたイタズラらしい。彼らのイタズラは当地では半ば伝統となっていて、以前には、MITのキャンパスでシンボルとなっている建物の屋根の上に、実物大のパトカーや消防車、果ては『ゼルダの伝説』のトライフォースまで飾られたこともあるという。
 mimoco社製USBメモリ「mimobot」
最後に、おまけとしてもう1ネタ。コミカルなキャラクタをあしらったUSBメモリ「mimobot」を発売している米国のmimoco社は、同製品のマスターチーフバージョンを10月に発売すると発表した。写真を見ると、レッド/ブルー/グリーンの3色タイプが用意され、なかなか可愛く仕上がっているのがわかるだろう。
まさに、“どこを向いてもマスターチーフがいる”という状況。このままいくと、彼はゲームの域を超えたキャラクタとして私たちの生活に定着するかもしれない。
(中島理彦)
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