欧米ゲーム事情  
「Xbox 360の新チップは今年末に導入、外からは識別不可能」とシリコンバレー記者
2007.08.30
The Mercury News(英語)※Takahashi氏のブログ記事
PC Advisor(英語)※新チップに関する最新の報道(2008年末以降には45nmチップが生産されるとも)

 先月、Xbox 360の一部に不具合が見つかり、対象製品を無償で修理すると発表したマイクロソフト。この問題に関連して欧米メディアは、アジアの半導体メーカーからの情報として、従来、同ゲーム機に用いられてきたチップに代わり、発熱量が小さく低コストとなった小型の新チップが、近い将来導入されるというニュースを報じている。
  そんななか、シリコンバレーの有力紙“San Jose Mercury News”の有名記者で、Xbox 360関連書籍を執筆したこともあるDean Takahashi氏は、同紙の公式ブログにおいて「新チップを搭載したXbox 360は今年末から市場に出るだろう」との予測を示した。

 今年7月に開催されたE3の直前あたりから、Xbox 360に関連して“Falcon”という名称が急浮上したが、これは、従来の90nmに代わって登場する新型の65nmマイクロプロセッサを組み込んだマザーボードのコードネームだ。現在すでに中国から出荷されつつあり、今秋には米国に到着すると考えられている。このボードを用いた再設計により、Xbox 360システムの安定性向上と製造コストの削減が見込まれているという。

 だが、Takahashi氏によれば、Falconの有無をXbox 360の外見から識別することは不可能。マイクロソフトとしては、まず旧タイプの在庫を減らしたいこともあって、ハードウェアの改良について詳細を明らかにするつもりはないらしい。
  例えば、HDMIポートの搭載機種(Xbox 360 Eliteなど)は、旧タイプとFalconを取り入れた新タイプがあるのだが、「違いを見分ける方法は私にもわからない。確実に言えるのは、HDMIをサポートしていないXbox 360は新タイプでないということだけ」だという。

 では、新タイプが市場に出るのはいつごろなのか。Takahashi氏はあくまで推測だが、クリスマスの時期ではないかと述べている。同氏はさらに「情報公開が重んじられる昨今、マイクロソフトもこれらの事情を公表すべきだった」と断じ、これからXbox 360を購入しようと検討している消費者に、以上の情報を頭に入れておくよう呼びかけているところだ。

(中島理彦)