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“眼球トラッキングを用いたゲーム”の
カンファレンスが英国で開催 |
2007.08.30 |
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Wiiの発売以来、コントローラやマウス・キーボード以外のゲームインターフェースが注目を浴びている昨今。そんななか、英国のDe Montfort大学では、9月3日(月)から4日(火)にかけて、眼球トラッキング(使用者の視線をとらえ、システム・機器の入力として用いる技術)を 用いたコンピュータゲームをテーマとするカンファレンスが開催される。
主催元のCOGAIN(COmmunication by GAze INteraction)は、欧州連合の出資を受けている研究ネットワークで、欧州各国の大学やメーカー、消費者団体などが参加している。これまでにも年 1回のペースでカンファレンスを開催しており、デンマークのコペンハーゲン市、イタリアのトリノ市に続いて今回が第3回目にあたるのだが、“コンピュータ ゲームやオンラインコミュニティへの応用”に的を絞るのは初めて。
カンファレンスでは、基調講演を行う米Clemson大学のAndrew Duchowski博士をはじめ、その道の専門家が北米とヨーロッパから集まり、同技術の可能性を論じるほか、ハードウェアやソフトウェアも披露される。 討論のテーマとなるのは、眼球トラッキングによる“仮想世界との交流” “クリエイティビティ” “テキスト入力” “アプリケーション” “ユーザー体験の研 究” “システムのイノベーション” “ローコストなシステム”など。
従来、障害者向けの技術として発達してきた眼球トラッキングだが、ゲームやコンピュータ操作の新たな手段として、今後、広い層のユーザーに利用 される可能性もあるようだ。COGAINの会員で、カンファレンス開催地となる大学で教鞭をとるHowell Istance氏は、「眼球トラッキングのソフトウェアは、プレイヤーの障害の有無にかかわらず、まったく新しいゲームの世界を提供してくれる。コン ピュータゲームは娯楽分野において大変大きな比重を占めているが、プレイヤーの視線を追う技術は未開拓。障害者も娯楽を十分楽しめるようになるべきであ り、眼球トラッキングはその実現を可能にしてくれる」と語っている。
このように、同技術による仮想世界への参加は、障害者の抱える問題を取り払い、大きな恩恵を与えてくれると期待されている。現在課題となってい るのはレスポンスの速さだが、リアルタイム性が要(かなめ)となるゲームを対象に研究を進めれば、解決策は案外早く見えてくるかもしれない。
(中島理彦) |