欧米ゲーム事情  
カナダのスポーツジムが北米で初めて『Wii Sports』を導入
2007.07.26
canada.comの報道(英語)
 

 Wiiの発売以来、常に高い人気を維持しつづけているスポーツゲーム『Wii Sports』。このゲームがカナダのフィットネスクラブに導入され、ニュースサイト“canada.com”で報じられた。

 話題の的となっているのは、バンクーバー市のフィットネスクラブ“Studeo 55”。このクラブでは、『Wii Sports』用にシアタールームが用意され、会員は大スクリーンを前にプレイできる。サーキットトレーニングやウォームアップ、クールダウンに利用するよう奨励されているとのことだ。

 元オリンピック水泳選手のKim Beyさんも、新設コーナーに挑戦した1人。トレーナーとともに20分間プレイしたあとで、「私はビデオゲームのファンじゃないから、最初は“何これ?”と思ったけれど、熱中するまで時間はかからなかったわ。今までトレーニングをすごく熱心にやってきたから、何を見ても驚かないけれど、これはスゴイと思った。他の運動器具と同じように、労力を投じた分、得られるものも大きいわよ」と語っている。

 同クラブのオーナーによると、『Wii Sports』に収録されているボクシングやテニス、ボウリングの運動は、速歩(早歩き)に相当するもので、1回あたり75~125カロリーを消費できるという。設置にあたっては批判の声も浴びたが、現在、利用者の反応は上々とのこと。ただし、体重を20~30キログラムも減らしたい人にとって「Wiiを買うことが解決になるわけではない」と釘を刺してもいる。

 カナダでは過去に、オンタリオ州やノヴァスコシア州のジムで、ルームサイクルにPlayStationやXboxを組み合わせた例はあるが、任天堂カナダによれば、北米でジムにWiiが導入されたのはおそらくこれが初めて。同社のマーケティングマネージャーであるFarjad Iravani氏は、「かつてジムに通う人はビデオゲームを嫌う傾向があったかもしれないが、その場所にWiiが設置されたのは大変勇気づけられる出来事」と語っている。

 ちなみに、先日、米サンタモニカ市で開催された「E3 Media & Business Summit」では、バランスボードに乗ってエクササイズやヨガを楽しめる『Wii Fit』が発表されたばかり。Wiiのフィットネス熱はこれからも高まっていきそうだ。

(中島理彦)