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“PS3はゲーム開発が困難”という開発者の声に“従来よりスゴイことができる”とSCEA |
2007.06.21 |
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Sony Computer Entertainment America(以下、SCEA)は、先ごろ、PLAYSTATION 3の最新情報などを発信する公式ブログを立ち上げた。
ゲーム機メーカーの公式ブログといえば、マイクロソフトのLarry Hryb氏が運営している“Xbox Live's Major Nelson”が有名だが、今回スタートしたSCEAのブログは、広報スタッフが交代で情報発信する形式をとっている。とはいえ、更新頻度は高く、ユーザーの忌憚(きたん)のない意見に耳を傾ける姿勢もうかがえることから要チェックのブログといえるだろう。
さて、このブログの中で、SCEAコーポレート・コミュニケーションズ部門のシニアディレクターを務めるDave Karraker氏は、ゲーム開発者のあいだで根強いPS3への不満に答える記事を掲載した。その不満とは、“Cellプロセッサを搭載したPS3は、PCアーキテクチャをベースに開発されたXbox 360に比べてゲーム開発が困難”というものだ。
記事の中でKarraker氏は、「PS3をベースにゲーム開発を立ち上げれば、労力やコストは業界の標準と同等になる(ただし、ここで標準といっているのは、Xbox 360やハイスペックPCのことで、PS2とWiiは含まない)」とコメント。PS3のCellプロセッサは、物理演算や複雑なグラフィック処理、照明効果、サウンドなど数多くの機能を有するが、同氏は、それらの新機能を利用するのにコストがかかるのは避けられないと述べ、「ゲーム開発が困難なのではなく、従来よりもスゴイことができるハードということなのだ」と締めくくっている。
もちろん、現時点で開発を困難にしている要因があるのはたしか。例えば、“Xbox 360をベースとした開発はそのままPS3に適用できない”“オンラインゲーム開発のサポート体制はXbox Liveのほうが整っている”という点は、Karraker氏も認めるところ。しかし、PS3の開発環境は、ミドルウェアの対応など、日々改善が進められているとのことなので、近い将来には開発者の不満は解消されるかもしれない。そうして障害を乗り越えたあとで、PS3がどんな可能性を花開かせてくれるのか、楽しみに待ちたいところだ。
(中島理彦) |