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欧米ゲーム事情  

“Wii人気”はいつまで続く?―アナリストの意見が衝突

2007.05.31
Los Angeles Times(英語)
Gartner(英語)
Frank N. Magid Associates(英語)

 ライトゲーマー層を中心に絶大な人気を博しているWii。しかし、その人気の寿命についてはアナリストの間で予想が大きく食い違っていることを、米Los Angeles Times紙が報じた。

 Wiiは昨年11月の発売以来、米国では累計250万台を達成。NPD Groupの調べでは、今年4月の据え置き型ゲーム機販売台数は、Wiiが36万台とトップを走っており、Xbox 360が17万4000台、PLAYSTATION 3が8万2000台と続いている。また、Nintendo of AmericaのReginald Fils-Aime社長は、先週開催されたプレスイベントで「任天堂は、据え置き型ゲーム機、携帯型ゲーム機、そしてゲームタイトルの売り上げにおいてもナンバー1の地位を獲得した」と宣言。「以前にこれほどの業績を達成した企業は1社だけ。ほかならぬ'80年代の任天堂だ」と満足げだ。

 しかし、この人気はどのくらい続くのか? Gartner社のアナリストVan Baker氏は、「Wiiがアピールしているのは主にカジュアル(ライト)層。彼らが今後も長く興味を持ち続けるかは大いに疑問。比較的短期間で飽きられてしまったとしても不思議ではない」と否定的だ。また、Wiiは開発コストが低く抑えられるという利点があることについても、同氏は「解像度・処理能力ともに低いWiiは、2、3年のうちに旧来の技術と見られるようになるだろう。市場は受け入れなくなっているかもしれない」としている。

 一方、メディアコンサルティング企業のFrank N. Magid Associatesが行った調査によると、Wii所有者の31%は“今後1年間はWiiをプレイすることが多いだろう”と回答(Xbox 360の場合、同様の回答は21%にとどまる)。同企業のMike Vorhaus氏はこの調査結果を踏まえ、家族や友人など複数が集まってプレイすることがWiiの人気に貢献していると考えており、「私たちはこの人気が下降するとは考えていない」と述べている。

 このように、ゲーム業界の動向は、Wii人気の寿命ひとつとっても予測が難しくなっているわけだが、おかげでたいへん面白い様相を呈しているともいえる。一般消費者が恩恵を得られるかぎり、今後も刺激的な競争は大いに歓迎したいものだ。

(中島理彦)

 
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