欧米ゲーム事情  
棚上げとなっていた『Halo』映画化プロジェクトが再始動…!?
2007.05.31
stuff.co.nzの記事(英語)
Bungie Software社サイト(英語)

 人気アクションシューティング『Halo』の映画制作が昨年から停滞している件について、製作総指揮を務めるPeter Jackson(ピーター・ジャクソン)氏は、“再始動するなら、当初予定されていた監督を引き続き登用するのが条件”という主旨の発言をしたことが、ニュージーランドのニュースサイト“stuff.co.nz”などで報じられた。

 米マイクロソフトと開発元のBungie Software社が主導で推し進めていた『Halo』の映画化は、「ロード・オブ・ザ・リング」三部作や「キング・コング(2005)」で有名なJackson氏がプロデューサーとして加わるとあって、昨年、大いに注目を集めた。配給会社としては、ユニバーサルピクチャーズが映画制作と北米配給を、20世紀フォックスが海外配給を担当する予定で、2007年夏の公開に向けて制作が進行していたのだった。

 しかしその後、両配給会社が制作費の削減を要求したことからプロジェクトはいったん棚上げに……。これについて報道メディアでは、“監督の選出が原因ではないか”との推測がなされていた。南アフリカ共和国出身のNeill Blomkamp監督は、これまでショートフィルムやCMの分野で活躍し、視覚効果でエミー賞にノミネートされたこともあるが、長編大作映画を手がけた経験はない。そのため配給会社が二の足を踏んだのではないか、というわけだ。

 そして現在。雑誌のインタビューに答えたJackson氏は、米国で新作ゲーム『Halo 3』が2007年9月25日(火)に発売されることを踏まえ、両配給会社は映画化に再び関心を抱くだろうとの観測を示した。しかし同氏は、たとえプロジェクトが再始動しても「他の誰とも組むつもりはない。Neillの気持ちしだいで決まることだ」と断言している。

 この発言から、Jackson氏が監督に寄せる信頼は絶大であることは明らかだが、プロジェクトの先行きは不透明なまま。『Halo』というビッグタイトルと、Jackson氏ほどの名クリエイターとのカップリングは珍しいだけに、ぜひとも映画化を実現してほしいものだ。

(中島理彦)

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