欧米ゲーム事情  
ギリシャのコンピュータ科学研究所が“クソゲー”開発
2007.04.26
『Game Over!』紹介ページ
FORTH Institute of Comupter Science

 ギリシャに拠点をおくコンピュータ科学研究所“FORTH”は、ゲームデザイン上の欠点を意図的に盛り込んだゲーム『Game Over!』を発表した。同研究所はかねてより、広い層のプレイヤーが、異なるハードウェア環境でゲームをプレイできるようになるためのガイドラインを定めており、その内容をわかりやすく伝えるため、あえて悪い見本を作ったという。

 『Game Over!』は、“エイリアンが、地球を飛び立つ大量のスペースシップから外宇宙を守る”という内容のシューティングゲームで、『スペースインベーダー』などのお馴染みのタイトルとは正反対の設定。ゲームは21のステージから構成されており、それぞれに“キーの組み合わせが複雑すぎる”“キーの感度が良すぎる”“敵機が多すぎる”“ゲームスピードが速すぎる(遅すぎる)”などのテーマが用意されている。なかには、敵機が透明な弾を撃ってくるステージもあって、そのあまりの理不尽さにかえって笑みがこぼれてしまうくらいだ。

 多くのステージでは敵機を全滅させるのはまず不可能で、通常は3機の自機が破壊されることにより、次のステージに進める。また、スタート画面でF1キーを押せば、途中のステージから始めることもできる。

 なお、FORTHは今後、『Game Over!』で提示した数々の問題点に対応し、音声入力やモノクロプレイなど、ユニークなオプションも追加した完全バージョン『Terrestrial Invaders』を近日公開するとのことだ。

(中島理彦)