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気に入らない映画をゲームに例える批評家たちに苦言 |
2007.03.22 |
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フランク・ミラーのグラフィックノベルをもとに、300人のスパルタ兵がペルシアの大群を相手に死闘を繰り広げる姿を描く新感覚の歴史映画「300〈スリーハンドレッド〉」。2007年初夏に日本でも公開が予定されている本作は、3月9日(金)の全米公開時に多くの観客を動員したが、批評家の意見は真っ二つに分かれている。とくに否定的な側は「特殊視覚効果と暴力描写に重きをおきすぎている」と手厳しく、映画の内容をゲームに例える批評家も多い。
そんな批評家たちの手法に、エンターテイメント業界誌“Variety”が異を唱える記事を公式サイトに掲載した。
ゲームを“単調な暴力描写がくり返されるもの”とするステレオタイプな見方に対し、同誌は「ゲームはかつてのミュージックビデオと同じような扱いを受けている」と反発。さらに、具体的にゲームタイトルを挙げながら次のように述べている――「非難の的となった『GRAND THEFT AUTO』でさえ、大勢のキャラクタが登場する複雑なストーリーがある。(中略)『バイオハザード4』ほどに身の毛がよだつ恐怖を描くことに成功した映画はいまだに少ない。また、今後ドラマチックな映画を作るときは、『ワンダと巨像』が到達したスケールの大きさを目指すべきだろう。映画でどんなに大きなヒットを狙っても、『WORLD OF WARCRAFT』のプレイヤー数の半分まで観客を夢中にできればいいほうだ」
同記事は、ゲーム開発者がジャンルの枠にとらわれない素晴らしい業績を残していることを認め、さらに、映画はゲームの勢いに押され気味であるとさえ明言しているわけだ。米国の大手誌がゲームをここまで高く評価していることには注目しておきたい。
(中島理彦)
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