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GDCでWiiを批判した開発者が翌日に公式謝罪 |
2007.03.15 |
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3月5日(月)から9日(金)にかけて、米サンフランシスコ市で開催されたゲーム開発者の会合“Game Developers Conference 2007”。この会期中に開かれたセッションの1つで、Maxis社のプログラマーがWiiに対して述べた強い不満が、海外のゲームニュースサイトやブログなどで大きく報じられた。
騒動の中心となったのは、現在Maxis社で話題作『SPORE』の開発に携わっているプログラマーのChris Hecker氏。同氏は7日(水)、ゲーム開発者が業界の現状についての不満を忌憚なく発言するセッションにおいて壇上に立ち、Wiiをかなり強い口調で批判した。
同氏はこのとき、Wiiを「ゲームキューブ2台をダクトテープでくっつけたような代物」と表現し、新世代ゲーム機の中で、CPUやグラフィックの性能が突出していないことを指摘。さらに、ゲームを“遊び”に回帰させようとする任天堂は、アートの可能性に関心を持っていないと不満を漏らした。
ところが、この発言に対する反応は予想外に大きかったようで、Hecker氏は翌日、自分が担当する講演会の冒頭で公式に謝罪している。「みなさんの意識を喚起しようと思って面白おかしく言ったつもりだったのだけれど、少し行き過ぎたみたいだ。扇動的な発言で、僕が気にかけている人々を傷つけてしまったので謝りたい」と同氏は述べている。
Hecker氏はさらに、前日の発言はあくまで個人の意見であり、『SPORE』販売元のElectronic Arts社や開発元Maxis社の立場ではないことを強調。また、「インターフェースに工夫を凝らし、価格を安くおさえた任天堂に拍手を贈るべき」「任天堂は良質のゲーム作りに情熱を傾けている。ゲームがアートとして認知される希望を抱かせてくれる作品も生み出している」と、前日の発言を大幅に訂正したのだった。
この謝罪で騒ぎは一応おさまったわけだが、ゲームを“遊び”ととらえるか“アート”ととらえるか、開発者の間でもいまだに意識の違いがあることを如実に示す出来事として、興味を引かれるところだ。
(中島理彦)
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