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欧米ゲーム事情  
サイコミステリー『ルール オブ ローズ』が欧州で販売中止
2006.12.01
 

 英国のゲームパブリッシャー505 Games社は、11月下旬に発売が予定されていたPlayStation 2向けソフト『RULE of ROSE(ルール オブ ローズ)』の英国(ならびに大多数のEU加盟国)での発売を中止した。

 『RULE of ROSE』は日本では2006年1月に発売されたサイコミステリーアドベンチャー。1930年代の英国を舞台に、主人公の少女が奇怪で不条理な世界に迷い込むという物語だ。米国ではAtlus USA社が販売元となって発売中、英国でも発売を目前にひかえ、“16歳以上向け”というレーティングもすでに定まっていた。ところが、まだゲームが発売されていないうちから、「暴力描写や未成年の性的描写を含む」として、政界を中心に懸念と反発が巻き起こっていた。

 英国のTimes紙は、同ゲームを「女の子が生き埋めにされ、SMや未成年者の性的描写をも含む作品」と紹介。同紙の報道によれば、欧州連合(EU)の行政機関である欧州委員会の司法担当副委員長は、「少女が心理的・肉体的に暴行を受け、胸が悪くなるほど残酷」と糾弾。EU加盟各国の内相とゲーム業界に対し、ゲーム審査基準を見直すよう求める書簡を送ったという。

 また、発売数日前にはイタリアのローマ市長が、「暴力的なビデオゲームがイタリアで発売されるのを許してはいけない。こういうゲームを作る人たちは心が歪んでいると思う」と発言し、『RULE of ROSE』の発売をあらゆる手段を講じて阻止する構えを見せていた。

 こうした状況を踏まえ、505 Games社は流通関係者などと協議し、発売中止を決定したとのことだ。
 今回見逃せないのは、ゲームが発売される前に、内容の吟味がきちんと行われないまま、なし崩し的に発売中止が決まってしまったこと。世界的に広がる過度な反暴力ゲームの風潮に屈してしまったような気がしてならない。

(中島理彦)

【関連リンク】
505 Games社サイト(英語)
ローマ市長の発言(life in italy.comの記事より)(英語)
Times Onlineの報道(英語)

【関連コンテンツ】
ジーパラ内新作紹介『RULE of ROSE(ルール オブ ローズ)』

※画像は日本でリリースされた『ルール オブ ローズ』より使用
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
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