【週刊ジーパラが批評306】ネット上では「CEDEC2018」の講演内容などが話題に!? スマホゲームでは待望の『アークザラッドR』もリリース!

記事カテゴリ: iPhone Android
2018年08月27日

 2018年8月22日(水)〜24日(金)に開催されたゲーム開発者向けの講演会「CEDEC2018」ですが、今年もいろいろな話題を呼んでいるようです。

 特に反響が見られるのは、初日に行われた任天堂の宮本茂氏の基調講演、そして、スマホゲーム『Fate/Grand Order』の開発として知られるディライトワークスの講演でしょうか。

 特に、後者は『FGO』ユーザーの反感を買ってしまって、いわゆるプチ炎上してしまっている模様です。ただ、ネット上では文章のみがひとり歩きしている状態で、話の流れや内容を踏まえてみれば、ゲーム開発&運営者向けとして参考になる講演であったことは確か。

 ただ、ユーザー向けではなく開発者向けの発表だからと敢えて挑戦的なワードをチョイスしたのか、単語の取捨選択にやや問題があったと言わざるをえません。そこを、ゲームに不満のある『FGO』ユーザーがネガティブに捉えて、“叩く材料”として拡散しているというのが実情でしょう。まぁ、それだけユーザーの不満が溜まっていたところに燃料を投下してしまったことも事実なのでしょうけど(苦笑)。

 同様の現象は国内オンラインゲーム主要メーカーのパネルディスカッションにおける『ファンタシースターオンライン2』のプロデューサー・酒井氏の発言でも起こっています。こちらは登壇者全員がわりとぶっちゃけた発言を連発していたのですが、特に酒井氏の発言を引用されているのが多い印象です。

プレイヤー数の多いゲームほど顕著になってしまうゲーム叩き

 スマホゲーム、オンラインゲームなどでは、そのゲームの楽しさを理解したプレイヤーがどんどん夢中になり、のめり込んでいきます。しかし、アップデートなどでこれまで積み上げてきたものが崩される(強かったスキルが弱くなる、新しいコンテンツで勝てないなど)と、次第に不満が蓄積していきます。楽しくて遊んでいたゲームでも、こうした小さな不満が蓄積していくと、そこに少し大きめの不満(プレイヤーに非がない運営のトラブルやミスなどが最終的な引き金になることが多いです)が発生することで、遊んでいるゲームを叩く方向へシフトする人が増加します。

 プレイしていない人からしてみると、プレイヤー当事者からいかにゲームがダメなのかという点ばかり話されると、「どうやらひどいゲームらしい」という印象になってしまいます。本当は面白いポイントもたくさんあるはずなのですが……。

 こうしたゲーム叩きはプレイヤー数の多いゲームほど顕著になります。発言数が多ければ見かける頻度も多くなるからです。

 ゲームがつまらなくなってしまったのなら、そのゲームをやめて別のゲームを始めたりすればいいじゃないか、と思う人もいるかもしれません。

 こうした叩きをする人はゲームにのめり込んでいた人ほど多いのですが、そういう人はリアルマネーやリアル時間をつぎ込んでプレイした“資産”(強いキャラクターや強い装備など)があるので、なかなか引退はしづらく、自分が楽しく遊んでいた瞬間を取り戻そうと、さらにのめり込んでプレイをします。

 そうなるともう悪循環で、ガチャで当たりが手に入らなかったり、攻略がうまくいかなかったりした際に感じる不満度合いが、今までよりも大幅に増加するようになります。もちろん、運営のちょっとしたミスも目につくようになります。

 “不満上昇率”がゲームの楽しさを完全に上回ってしまい、ゲーム叩きも増加するといった感じです。

 こうした現象はどのオンラインゲーム、スマホゲームでも起きます。みなさんの周りにもゲームに対して文句ばかり言いながらプレイを続けている方がいると思います。そうした人が、同じゲームをプレイしているプレイヤーの不満を目にした際には共感し、自分の感じている不満が正しいものだと思うようになります。その行動は徐々にエスカレートし、そのゲームを叩くのは正しいことだと錯覚するようになります。なぜなら“みんなが不満を持っているから”。

 しかし、そもそもゲームに満足している人は、不満や文句を口にしません。いわゆるサイレントマジョリティというヤツですね。ゲームへの不満が巷に溢れているからといって、それが正しいかというと、それはすぐには判断できないものだと思います。

 冒頭でも書いたような各ゲームへの不満は、はっきり言って拡散されやすいです。そういった不満の奔流に呑まれていないかどうか、自分の意見は自分のものかどうか、ネットで拡散する前に、そういったことを今一度考えてみてもいいかもしれません。

 ちなみに筆者個人的にですが、オンラインゲームやスマホゲームに夢中になりすぎないコツというのがあります。それは「明日、サービスが終了してもいいや」と思いながら遊ぶことです(笑)。ログインボーナスの取り逃しや収集コンテンツのコンプリートにムキにならない、エンドコンテンツに参加しない、ランキング上位を狙わないようにするなど、ムリをしないという“逆縛り”をいくつか組み合わせるのも有効です。

 「そんなんじゃゲームを遊ぶ意味がない」と思った人もいるでしょう。ゲームをどうやって遊ぶかはプレイヤー次第。もちろんその“やる気”も大事です。でも、くれぐれもゲームに“のめり込み”すぎないようにご注意ください。

スマホの新作『新三國志』『<物語>シリーズ ぷくぷく』『アークザラッドR』

 前置きが長くなりすぎましたね。では、先週のニュースから、新規リリースされた新作スマホゲームなどをチェックしてみましょう。

 まずはHero Entertainment Co.,LtdとTCI Entertainment Technology Corp.のiOS/Android端末向けシミュレーションゲーム『新三國志』が2018年8月20日(月)から配信開始になっています。シミュレーションゲーム『三國志』シリーズといえば、コーエーテクモゲームスの作品が有名ですが、この『新三國志』は、そのコーエーテクモゲームスが監修を行い開発された作品。地図やSEなどは同じものが使われているとのことなので、まさにモバイル版の『三國志』シリーズと言っても過言ではありません。初心者向けのチュートリアルや攻略情報なども追加されているそうなので、今まで手を出していなかった人も試してみるといいかもしれません。

 2018年8月21日(火)には、アニプレックスからiOS/Android端末向けに『<物語>シリーズ ぷくぷく』の配信がスタート。おなじみ、西尾維新原作のアニメ「<物語>シリーズ」のパズルゲームです。長く続く人気作品シリーズなのですが、意外にもスマホゲーム化はこの作品が初めてとのこと。原作ファンの人はチェックをお忘れなく。

 2018年8月23日(木)には、フォワードワークスからiOS/Android端末向けRPG『アークザラッドR』がリリース。

 プレイステーション初期の人気RPGシリーズが完全新作スマホゲームとして配信されるということで、発表時から話題となっていた作品です。いろいろと不安という声もありましたが、いまのところ高評価の様子です。期待度の上がっていたプレイヤーに受け入れられているというのは、かなり順調な滑り出しと言えるのではないでしょうか。ちなみに課金に関してはガチャにつぎ込むよりも時短要素につぎ込むプレイヤーが多いようで、そういった人からはほどほどの課金額で楽しめそうだという声も。こういったゲームデザインも評価につながっているようです。

 同じく8月23日(木)からはリイカのiOS/Android端末向けRPG『ファイブキングダム -偽りの王国-』の配信も開始。150を越えるキャラクター数、ド派手な必殺技「オーバーアーツ」など、ボリューミーな作品といえるでしょう。スタートダッシュイベントなども開催されていますが、話題のバーチャルYouTuberとのコラボで“ミライアカリ”が参戦キャラクターとして手に入るというのも驚きです。世界観的にそれでいいのかというのは気になるところではありますが(笑)。

 さらに、同じ8月23日(木)、クリーク・アンド・リバーのiOS/Android端末向けRPG『フリージング エクステンション』が配信スタート。アニメ化もされたコミックが原作。アニメ放映からは少し時間が経ってしまっていますが、それだけにファンにとっては久々の新作コンテンツと言えるかもしれません。

 また、2018年8月28日(火)からは、クローバーラボのiOS/Android端末向けシミュレーションRPG『夜明けのベルカント』のサービスがスタート予定になっています。3名の主人公を中心に、ドラマティックなシナリオが展開するシミュレーションRPGとのことです。

リリースの準備が進められている『BLACK COMMAND』『SHADOWGUN War Games』

 ちょっとリリースが先となる新作としては、カプコンのiOS/Android端末向けシミュレーションゲーム『BLACK COMMAND』が発表になり、事前登録の受付が開始されました。こちらはちょっと珍しい本格ミリタリーシミュレーションゲーム。多数の銃が登場し、それらを収集していく楽しみもあるとのこと。

 MADFINGER Gamesからは、iOS/Android端末向けのe-SportsタイトルとしてFPS『SHADOWGUN War Games』が発表されています。スマホゲームもe-Sports種目として取り上げられることが多くなってきていますが、最初からe-Sportsを主目的に開発されているというのはまだまだ数が少ない感じです。今後はe-Sports用のゲームとしての作品も増加していくのかもしれません。

 ですが、肝心のe-Sportsは、今まさに開催されている「第18回アジア競技大会 ジャカルタ」でデモンストレーション競技として行われているものの、このまますんなりとオリンピック種目になるのは難しいかもしれないとのこと。オリンピック競技に選出されるためには世界統一の団体がなければダメだそうで、e-Sportsのように競技団体が世界に乱立している状態ではいろいろ問題があるらしいです。まぁ、そもそも日本では、オリンピック委員会がe-Sportsをスポーツとして認めないという方針のようなので、さらにハードルが高い感じですが……。これはe-Sportsが世界的に競技と認められたとしても、日本は後進国扱いになってしまう予感がひしひしと……。

 話が横にそれました。引き続き新作の話題では、Wright Flyer Studiosが「LINE QUICK GAME」向けに『探検ドリランド ブレンブハンターズ』をリリース予定。配信開始は2018年9月上旬とのことです。『探検ドリランド』といえば、フィーチャーフォン時代からサービスされているソーシャルゲームの有名タイトル。そのドリランドのキャラクターたちが登場する新作が、インストール不要で「LINE」から楽しめる「LINE QUICK GAME」で展開します。昔遊んでいたという人も、初めて触れるという人も、まずはリリースまでに情報をチェックしてみてください。

 さて、以前にもお伝えしたコロプラの新作、iOS/Android端末向けアクションゲーム『バクレツモンスター』。サービス開始予定日が2018年10月17日(水)に決定したとのことで、追加情報なども公開されています。ゲーム画面も初公開されたのですが、ネット上では「あのゲームに似ている」と話題になっています。4人対戦で相手を画面外にふっ飛ばしたプレイヤーの勝ち……というだけでピンとくる人も多いかもしれません。

 とはいえ、育成要素や操作法などは異なるので、プレイフィールに関しても大きく違う可能性は高く、受ける印象もプレイ前と後では違ってくるかもしれません。とりあえず、まずはリリースを待ったほうがいいでしょう。

 最後にちょっと気になるニュースを。レベルファイブとDMM GAMESの共同事業としてスタートしたiOS/AndroidおよびPC向けRPG『装甲娘』。『ダンボール戦機』シリーズのLBXをモチーフにデザインされた「装甲」をまとう少女たちが活躍する作品としてサービスがスタートしましたが、6月以降、長期のメンテナンスに入り、沈黙を保っていました。その『装甲娘』が大幅なリニューアルを経て、2019年夏のリリースを目標に再スタートを切るとの発表がありました。

 開発チームや体制も見直されたとのこと。というか、これは実質的にデザイン面以外はほぼ作り直しなのでは……という気もしますが、それだけに、再スタート後の作品はこれまでとは大幅に違うものになりそうです。ちょっと先は長いですが、リニューアル前に遊んでいた人もそうでない人も、期待して『新生 装甲娘(仮)』のリリースを待っていましょう。

 そんなわけで、いよいよ今週で8月も終わり。夏休みの宿題が残っている方はそろそろ本気を出していってくださいね。ジーパラドットコムでは、今後もゲーム情報を中心に、さまざまなニュースをお届けしていく予定です。以下のメディアなどでも情報を発信していますので、用途に応じてご利用いただければと思います。

 

この記事のカテゴリ

この記事を共有しよう!

『Fate/Grand Order』第2部「Cosmos in the Lostbelt-」第1章が4月より配信開始 『Fate/Grand Order』新たなゲームプロジェクトを発表。『Fate/Grand Order Duel -collection figure-』英霊召喚ボードゲーム [事前登録]『アイドルマスター シャイニーカラーズ』事前登録数41.2万突破記念として最後の“新ユニット”を公開 『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』スプリングキャンペーン開催。Aqoursファンミーティングツアー千葉公演開催記念キャンペーンも開催 【週刊ジーパラが批評285】「ヤフオク!」でもようやくRMT関連の出品が禁止に! そしてスマホゲームはデータ連動PC版が次々にリリース中!? 『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』5周年。声優・水樹奈々さんとタイアップ特別イベントプロジェクトスタート [事前登録]スマホ向けブラウザゲーム『ドラゴンボールZ ブッチギリマッチ』、TVCMの公開 [事前登録]4対4のチーム対戦が楽しめる『ONE PIECE バウンティラッシュ』 最新TVCM公開中 『SINoALICE』(シノアリス)、スノウホワイトの新ジョブが登場する「錬鉄ノ矢雨ガチャ」を開始 なんか話題になってるっぽい、男顔なのか女顔なのか診断してくれて似てる有名人を検索してくれる「pictriev, 顔検索エンジン」で遊んでみる