【週刊ジーパラが批評288】eスポーツのプロライセンス問題がなぜか再び紛糾しそう? 一方、“クローンゲーム”などの問題もちらほらと……

記事カテゴリ: iPhone Android
2018年03月26日

 早いもので今週で2018年の3月も終了、来週からは4月に突入しますね。今年は4月1日が日曜日ということもあり、企業系のエイプリルフールネタがどの程度実施されるのか気になるところです。

 オンラインゲームなどではエイプリルフールにちなんだ当日限定の冗談イベントなどもよく行われたりするのですが、基本的にオンラインのはずのスマホゲームではあまり聞かない気がします。やっぱり収益性の低いイベントには予算が回らないのかなぁとか余計なことを考えてしまいます(笑)。

「モンストグランプリ2018 チャンピオンシップ」賞金総額は6,000万円!プロライセンスの話、ちょっとややこしいことに?

 世知辛い話題で始まりましたが、そんな気分を吹き飛ばす豪華なイベントも開催されます。ミクシィのiOS/Android端末向けスマホゲーム『モンスターストライク』では、「モンストグランプリ2018 チャンピオンシップ」が開催。なんと賞金総額は6,000万円というから驚きです。

 日本eスポーツ連合でプロライセンスの発行を行っていることでも話題の『モンスト』。今回の大会でもプロライセンスを発行し、決勝大会はプロチーム同士の戦いになる予定とのこと。

 ところで、このプロライセンスの話、ちょっとややこしいことになっているようです。

 もともとは、日本では景品表示法によって、受け取れる賞金が制限されてしまうということでした。プロライセンスを取得することで、高額賞金を受け取れるようになり、日本のeスポーツが盛り上がるだろうというのが日本eスポーツ連合発足の柱のひとつ。しかし、その後の報道などで、消費者庁に問い合わせなどを行ったメディアによると、ゲーム大会出場者が高額賞金を受け取ることは景表法には抵触しないとのことでした(細かいことは省いていますが、もちろん条件はあります)。

 そもそも景表法に抵触するとしたのは、もともとはゲーム会社の自主的な判断で、それが業界に定着してしまっていただけというのが真相の模様。となると、アマチュアであっても高額賞金を受け取れるわけで、大会出場者からしてみれば、プロライセンス自体があまり意味のないものになってしまいます。

 これからeスポーツが盛り上がるかもしれないという、のっけからこの騒動ということで、ちょっと心配になってきてしまいますね……。

 一方、テクノブラッドはCygamesのiOS/Android端末向けスマホゲーム『Shadowverse』のオフラインイベントにて、全国トーナメント「Shadowverse Rampage Battle Season1」を開催

 こちらはいわゆる店舗大会を勝ち抜いたプレイヤーによる全国大会という形式で、賞金は出ませんが、電子マネーやゲーム内アイテムなどが贈呈されるとのことです。もちろん、こちらの大会はプロライセンス云々という話は関係ありません。

 ゲーム大会というと、優秀な成績を収めた証としての賞品はこうした形式が一般的だったのですが、消費者庁から「別に賞金があってもいいよー」(←大雑把すぎるまとめ)というコメントが出たということは、日本eスポーツ連合とは関係ないゲーム大会でも、賞金制で開催される可能性がありますね。今後の動向に注目していきたいところです。

 そういえば、大会とかは関係なく、事前登録関連で総額100万円がもらえるキャンペーンが実施されているスマホゲームもありますね。サイバーステップのiOS/Android端末向け『相剋のエルシオン 光と闇の輪廻』では、事前登録したユーザーに抽選でAmazonギフト券5,000円分がプレゼントされるということです。総勢200名なのでかなり狭き門になりますが、とりあえず事前登録をしてみるというのもアリかもしれません。

先週も新作情報は大量に

 というわけでいきなりお金がらみの話題が連発しましたが、ここからは、先週話題となった気になる新作のニュースもチェックしていきましょう。

 まずは、ガンホー・オンライン・エンターテイメントのiOS/Android端末向けスマホゲーム『クロノマギア』。クローズドベータテストの予定が発表され、募集が行われていました。このコラムが掲載される頃には応募が締め切られる寸前だと思いますが、気になっていた方は応募されたでしょうか。

 また、こちらの記事によれば、3月27日(火)には19時から初の公式ネット放送も行われるとのこと。その他、QRコードを使ったシステムや、コミカライズなども発表されています。そろそろリリースが近づいてきた感じがしますね。

 一方、スクウェア・エニックスは多方面で展開している『ミリオンアーサー』シリーズの新作『交響性ミリオンアーサー』の公式サイトを公開。また、MMORPG『叛逆性ミリオンアーサー』のTVアニメ化の発表、および、日本版のゲームの公式サイトを公開しています。

 な、なんかもう『ファイナルファンタジー』シリーズ同様に、展開が多すぎてどうやってついて行ったらいいのかよくわからないコトになってきましたが、さすがはスクエニという感じですね……。

 多方面での展開といえば、Netease Gamesの新作スマホゲーム、iOS/Android端末向け『決戦!平安京』は、同社のスマホゲーム『陰陽師』を原作としたMOBA(マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ)だというから驚きです。

 MOBAは、1体から複数体のキャラを操って、ステージ中で成長させたりしながら拠点を奪い合うというオンラインバトルゲーム。アジア地域を中心に人気のジャンルで、日本でも各社が挑戦していますが、爆発的なヒット作はまだ出ていません。『決戦!平安京』は初心者向けのチュートリアルなどにも力を入れているということですが、はたして……?

 そして、3月5日(月)にバンダイナムコエンターテインメントから『ドラゴンボール 新作アプリゲーム』として発表された作品内容が判明。事前登録の受付開始と同時にPVを公開し、タイトルも『ドラゴンボール レジェンズ』と発表されています。アクションバトルが指一本で楽しめるということで、PVからは、行動を選択することでアクションを繰り出せるカードバトル風味のアクションゲームにも見えます。事前登録人数によるプレゼントでは53万(人)でフリーザがプレゼントされるというお約束も……(笑)。

擬人化ゲーム、バトルロワイアルゲームなど、似通ったゲームはどこで差別化を図るべきか?

 さて、新作と言えば、事前登録受付開始と同時にネットで話題になったMorningTec JapanのiOS/Android端末向けスマホゲーム『アビス・ホライズン』。有名艦船が美少女として擬人化された海戦ゲームということで、まぁぶっちゃけ『艦隊これくしょん -艦これ-』や『アズールレーン』と同じファン層を狙ってきている作品といえます。『艦これ』や『アズレン』よりもゲーム性に重点が置かれているようで、多彩な戦闘モードなどがウリになっています。

 しかし、『アズールレーン』のときにも論議が巻き起こりましたが、差別化しているとはいえ、同じようなコンセプトのゲームが次々に出てくるのはちょっと疑問に感じざるをえません。

 同様の現象に陥っているのが、『PUBG』こと『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』。PUBGクローンと呼ばれる似たようなゲームが次々にリリースされる状況にあります。スマホでプレイできる同様の作品に対抗し、“本家”である『PUBG』も『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS Mobile』をiOS/Android端末向けにリリース。日本版もリリースされる予定になっているとのことです。

 武器などが配置された島に降り立って最後のひとりになるまでバトルロイヤルを繰り広げるというこの作品ですが、大ヒットを記録したXboxシリーズおよびPC版ではチートの問題が頻発しており、評判を落とし始めている模様。このためか、後発のEpic Gamesの『Fortnite Battle Royale』の人気が伸びているという皮肉な状況になってきています。ちなみに『Fortnite Battle Royale』に関しては、タイムリーなことに2018年3月19日(月)公開の「マルチでボカン!」でも取り上げていますのでプレイ動画を見たい方はそちらをどうぞ。

 人気のあるゲームのアイディアを改良して別タイトルとしてリリースするというのは、昔から行われてきた手法ではあるのですが、それでも昔は絵柄やグラフィックをガラリと変えたり、舞台設定を変えるなど、一見“元ネタ”がわからないように工夫されていることがほとんどでした。しかし、擬人化海戦ゲームしかりバトルロイヤルものしかり、最近はヒットしたほうが正義、的な風潮になってきています。この流れのままいくと、いつか大きな騒動を招きかねない気もするんですが……?

 最後に、ブロードメディアGCによるiOS/Android端末向けのクラウドゲームアプリ『ぼくは航空管制官4 羽田2』が2018年3月22日(木)にリリースされました。こちらは2018年2月22日(木)に発売されたばかりの人気シリーズ最新作のPC版をクラウド技術によってスマホで遊べるようにしたアプリです。PCを持っていなくてもスマホで同作品が楽しめる……のはいいのですが、価格が7,800円。

 思わず二度見してしまいましたが、元となっているPC版が税抜で9,200円という価格なので、それに比べたらかなり安くはなっています。それでも、他のスマホゲームの現状からするとなかなか思い切った値段と言わざるをえません。クラウドゲームなので、買い切りのダウンロードゲームかと言われるとそうとも言い切れませんし……。いろいろ事情はあるのでしょうが、もうちょっと購入しやすいサービス形態にはならなかったのだろうかと考えてしまいます。

 ということで、結局お金の話題で始まってお金の話題で終わるという珍しい回になってしまいましたが、みなさんはどのように感じられたでしょうか。ジーパラドットコムでは引き続きゲーム情報を中心にさまざまなニュースをお届けしていく予定です。以下のメディアでも情報を発信していますので、用途に応じてご利用いただければと思います。

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