【週刊ジーパラが批評250】最近よく聞くスマホゲームのベータテストはなぜAndroid版が多い?

記事カテゴリ: iPhone Android
2017年05月15日

 最近のニュースを見ながらさまざまな話題をお届けするコラム「週刊ジーパラが批評」のお時間です。ゴールデンウィークもはるか昔となり、いつのまにか5月も中旬に突入しています。この先、祝日がしばらくないという現実からは積極的に目を背けていきましょう……。

 先週のニュースでは、ゲームオンのiOS/Android端末用スマホゲーム『クックと魔法のレシピ2(仮)』や、スクウェア・エニックスのiOS/Android端末用スマホゲーム『SERVANT of THRONES』、Rekoo JapanのiOS/Android端末用スマホゲーム『スタートリガー』などのクローズドベータテスト開始の話題などがみられました。

 ベータテストとは、想定した通りにゲームが稼働するかどうか、ある程度の人数がログインした状態で予想外の不具合が出ないかどうか、ゲームバランスに致命的なミスがないか、などなど、正式サービス前に行われる最終テストのことです。参加人数に上限を設けて行うものをクローズドベータテスト、参加制限を行わないものをオープンベータテストと呼びます。オンラインゲームやスマホゲームでは多数のプレイヤーが同時に接続することになるため、こうした最終段階のテストでは、ユーザーに参加を呼びかけて、協力してもらうということも多いのです。

 もともと、ベータテストはPC用オンラインゲームなど大規模なゲームで行われることが多かったのですが、最近はスマホゲームでもよく実施されるようになってきています。その理由としては、やはりスマホゲームであってもそれなりに規模が大きく、複雑な構造のものが多くなってきたこと。また予想外の不具合でメンテナンスの連続になってしまい、ユーザー獲得の機会を失わないようにするためというのもあると思います。

 リリース直後に不具合で長時間プレイできず、本来獲得できたはずのプレイヤーを失って、そのまま消えていったゲームを思い当たる人も多いのではないでしょうか。……なお、リリース直後に超長時間メンテを断行しつつも奇跡の復活を遂げた『Fate/Grand Order』は例外中の例外です……。

ベータテストはなぜAndroid版が多い?

 とまぁ、そんなわけで、スマホゲームでも最近増えているベータテストなのですが、ゲームそのものはiOSとAndroid端末両対応にもかかわらず、ベータテストはAndroid版のみということが多いようです。これはベースとなるゲームがiOSを中心に開発されているのか、Androidを中心に開発されているのかという差もあります。しかし、最大のポイントは、Android端末は多数のメーカーがリリースしている関係上、機種ごとに少しずつ異なる点もあり、より多くの機種で不具合が起きないか確かめる必要があるのではないかと推測されます。

 先週お伝えしたベータテスト関連のニュースの中では、『クックと魔法のレシピ2(仮)』はiOS/Android両端末でベータテストを行っていましたが、『SERVANT of THRONES』と『スタートリガー』ではベータテストへの参加はAndroid端末のみとなっています。

 単純に考えるとベータテストに参加したいならAndroid端末のほうがいい、ということになりますが、機種起因の不具合の発生が危惧される可能性も高く、安定性ではiOSを推す声もあります。まぁそのためのベータテストといえるワケですが……。

 もし、あなたがAndroid端末を所有しており、気になるゲームのベータテストが実施されたら、できるだけ参加してみて、不具合が出ないかどうか確認してみるといいかもしれません。もし不具合が出るようなら運営会社や開発会社へフィードバックを送っておけば、正式サービス時には機種起因の不具合も解消されているかもしれません。

 ……というのが本来のベータテストの意味なのですが、「おためしに無料で遊べるから遊んでおこう」という感じで遊ぶだけでも、開発会社的には負荷テストになっているので問題はないと思われます。しかし、ベータテストだけでゲーム内容を判断するのは間違い。正式サービス版もちゃんと遊んでみれば、劇的に変わっているということもあります。せっかくですからそういった視点でも楽しんでしまいましょう。

ゲームの規模が大きくなり、様々な協業が生まれているスマホゲーム

 さて、スマホでのベータテストが増えたことについて、ゲームの規模が大きくなったと書きましたが、最近は複数の会社で1タイトルのスマホゲームをリリースする協業も増えてきたように思います。基本的には、ゲームの開発を行うデベロッパーと、ゲームそのものを流通・運営させるパブリッシャーが組むことになるのですが、タイトルによってはアニメ会社とゲーム会社といった互いの得意分野を合わせてゲームタイトルを作る形式の協業も見られるようになってきました。

 こういった形式は過去のコンシューマゲームではほとんど見られなかったので、ゲーム業界としては新しい流れともいえます。

 先週はKLabとマグノリアファクトリーが共同開発しているiOS/Android端末用スマホゲーム『MIRRORS CROSSING』が発表されています。プロモーション映像などを見ると、主にKLabがパブリッシングを行うようですね。

 コンシューマゲームでも、あまり表に名前は出てこないものの、開発会社として実績を誇る会社は数多く存在しています。パブリッシングを行う企業がその開発力をアピールするためにこういった開発会社の名前を推してくることもよくあり、この流れはスマホゲームでも徐々に見られるようになってきています。

 「よくできている!」と思ったゲームは権利表記やスタッフクレジットなどを確認してみると、見覚えのある開発会社の名前があった、なんてことも多いです。同じゲームを遊んでいる友だちに「このゲームの開発会社は、別のメーカーの○○っていうゲームも作っているんだよ」とマニアックな知識を語ったりできちゃうこともありますから、今後はスタッフクレジットなどにも着目してみても面白いかもしれませんね。

 もちろん、上で書いたように、新たな形の協業体制というのも出来上がりつつありますから、一概にパブリッシャーとデベロッパーという関係で終わらない場合もあるのですが……。

人気タイトルがさまざまな形でスピンオフ

 さてさて、話題はガラリと変わりますが、先週はサイバードの『イケメン戦国』シリーズで連続のニュースがありました。多数の「イケメン」シリーズの中でもとりわけ人気の高いiOS/Android端末用スマホゲーム『イケメン戦国◆時をかける恋』。そのスピンオフタイトルとなるiOS/Android端末用スマホゲーム『イケメン戦国◆ソリティアの乱』が配信開始となったそうです。

 そして、本家(?)の『イケメン戦国◆時をかける恋』は2017年7月12日(水)からTOKYO MXにてアニメ「イケメン戦国◆時をかけるが恋ははじまらない」がスタート。3DのSDキャラモデルを用いた、かつ、5分枠の放送時間なので、ちょっとしたコメディかもしれませんが、なにはともあれファンなら必見でしょう。

 女性向け作品に関しては、ある程度、固定ファンを獲得できた時点で、息の長い作品になる傾向があります。サイバードのイケメンシリーズもこの流れに乗ってきた感じがありますね。他の「イケメンシリーズ」も同様の伸びを見せるのか、注目したいところです。

 少し気が早いですが、ちらほらと6月の「E3」関連の話題も聞こえ始めてきています。今週来週あたりからは、そういったニュースも増えていくのでしょうか。ジーパラドットコムでは引き続き、ゲーム関連のニュースを中心に、さまざまな話題をお届けしていく予定です。以下のメディアなどでも情報を発信していますので、用途に応じてご利用いただければと思います。

 

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