[福島GameJam]完成そして発表会へ・・・ イベントを通じて参加者が思うこと

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小野憲史
2015年08月24日

 長かったようで短かった30時間。
 我々のチームでは実装のキリがよかったこともあり、1時間半を残して開発を終わらせた。
 そして最終版のバイナリファイルをアップして福島GameJam2015のwikiページにリンクをはったり、動画共有サイトへの投稿などを行った。その後、チーム内で今回の感想をシェアしてもらった。

青木凌:GameJamへの参加は今回がはじめてで、30時間は長いようで短かったです。いろいろなことを学べたし、ふだん会えないプロのゲーム開発者の方と一緒にゲームが作れたのは良い経験でした。これから専門学校の2年・3年生と重ねていくうちに、もっといろいろなことを勉強していく必要があると思いますので、今日のことを忘れずに精進します。

荻野雄李:ひさびさに徹夜でゲームを作りました。Unityの知識もあまりない中での参加でしたが、やれることはやりました。プロとしても学ぶべきことが多くて、有意義でした。もし来年も開催されるのであれば、是非参加したいです。

益田友介:仕事ぬきで久々にモノを作って、疲れましたが楽しかったです。実はこれまでUnityを使ったことがなかったんです。最初はどうなることかと思いましたが、日頃の感でのりこえました。どうにかなるもんですね。貴重な経験でした。

武藤剛:去年、福島GameJamに参加したきりで、1年ぶりのJamでした。最初はちゃんと仕事できるか不安でしたが、なんとか完成したので良かったです。前回はあまりタスクをこなせませんでしたが、今回はより戦力になれたと思います。毎回思いますが参加して得るものが多く、また来年も参加したいですね。

鈴木和也:ユニティちゃんGameJamに続いての参加で、プロの方からいろんな知識を吸収できて良かったです。夏休みだったせいか、ちょっと気が抜けていて、30時間は疲れました。日頃だらだらすごしていた分、反動がきたんでしょうか・・・。ユニティちゃんGameJamの時から、あんまり進歩がなかったので、日頃の努力の差が出たのかもしれません。次回がんばります。

石畑義文:結果からみれば、かなりパフォーマンスが良かったです。メンバーに恵まれました。プログラマー集団のチームでしたが、そこがうまく行った秘訣だったかもしれません。これって普段の仕事だとあり得ないですよね。GameJamは仕事とはまた違った環境で、短い間でゲームを一本作り上げるという特徴が有ります。自分に足りない部分がわかりますので、みんなにオススメしたいですね。わざわざ休日をつぶしてゲームを作るのは、みんなゲームが好きだからだと思います。自分も満喫できました。

 最後に自分からも感想をひとこと。
 自分は30時間で開発に参加しつつ、Ustreamの放送をサポートしつつ、本誌に開発ドキュメントの原稿を寄稿したりと、大忙しのJamとなった。その中でもスイスから参加してくれたMichel Barengoとチャットでやりとりしながら、音楽ファイルの発注を行ったのが非常に良い経験になった。
 とにかくサウンドについては、Michelのスキルの高さがすべてだったと思う。

 また改めてゲームを一本作る工程を体験でき、ライターとしても勉強になった。ぜひwikiから動画共有サイトでプレイ動画を見たり、ゲームをダウンロードして遊んでもらえれば幸いだ。


http://fgj.igda.jp/dokuwiki/doku.php?id=koriyama2

福島GameJamを通して、その思いはきちんと参加者に伝わっている

 NPO法人IGDA日本が主催した「東北ITコンセプト 福島GameJam」。
 ゲーム開発を通した人材教育だけでなく、被災地の現状や復興の状況を国内外に発信することも大きなテーマのひとつとして掲げられている。
 そして何より、すべて自前。大勢の有志者により支えられている点が大きい。
 
 このイベントのポスターやロゴは、福島県郡山市の国際アート&デザイン専門学校2年・芝崎瑞穂さんの作品。
 彼女は、福島県田村郡三春町の出身。学校に入学し、先輩たちがポスター作りで参加していたこともあって、このイベントを知ったという。
 今回は、学校の先生からのオファーもあって今回のポスターのコンテストに参加。最優秀賞を受賞し採用となった。

 「復興というテーマをもとに、一目で見て、飛び出すような元気になるようなイラストを書きたかった。
 翼をもった女の子が、未来に向かって羽ばたいていくいうイメージで作りました。
 初めて現場を見て、非常に刺激を受けました。」
 彼女自身、いずれはイラストで食べていけるようになりたいと今後の抱負を持っている。

 また、今回事務局のスタッフの一人として、眞田仁美さんが参加。
 彼女は、高校生の時開発者として第2回、第3回福島GameJamに参加。
 昨年は受験勉強で参加することは叶わなかったという。

 今年はこの春無事に大学に合格し、今回はスタッフとして参加。生粋の福島GameJamっ娘である。
 このイベントに参加した時はまだ高校1年生。もちろん、将来の未来図など描けているはずもない。でも大学を受験の決意をする。このイベントをきっかけに。

 ただしそこは田舎。両親にゲームを作りたいから大学に!という話は通じなかったようだ。そこを数年かけて、このイベントで経験したことを伝え説得。教員免許をとるという条件付きで受験を許されたという。

 実際に、大学に入って、プログラムの勉強をはじめた彼女。
 もちろん、周りの同級生も同じ目標を持って入ってきている。
 でも福島GameJamはもとより、GameJamというイベントすら知らない。
 そこで彼女は、ポスターを学校で張るなどして、友人たちに告知。今回スケジュールの都合で友人たちは参加できなかったようだが、来年は絶対連れてくると目を輝かせている。
 「一歩踏み出す勇気がないみたいです。自分はまだ何もできないから、邪魔になるのでは。ちょっと参加するのが怖いとか…。何も分からない高校生のときに私は参加しているのにです(笑)。」と同世代にちょっと不満もあるようだ。

 現在バリバリプログラム言語の勉強中で、今回運営スタッフが少なかったということもあり、運営側で参加した彼女。
 もっとプログラムを打てるようになり、来年こそは開発者として参加したいとのこと。
 彼女の今の目標は、ゲーム制作ができる学校の先生だ。

〈あっぽすぎ〉

[福島GameJam]完成そして発表会へ・・・ イベントを通じて参加者が思うこと
▲福島ゲームジャム2015のポスターを背景にパシャリ。写真左から眞田仁美さん、芝崎瑞穂さん
 

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