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Last Update:2004/09/07
週に1回ゲームクリエイターにお話を聞いて、お友達まで紹介してもらっちゃうスペシャル企画だ!
>>第157回
スクウェア・エニックス
河津 秋敏さん
今週のゲストは『サガ』シリーズを生み出したスクウェア・エニックスの河津秋敏さんです。人気シリーズとなった『サガ』は、何か特別な思いを持たれて開発されたのでしょうか?早速お話をお伺いしましょう。
(C) SQUARE CO.,LTD.All Rights Reserved
CHARACTER DESIGN/Yusuke Naora
IMAGE ILLUSTRATION/(C)2002 Tomomi Kobayashi

最初に、これまでの職歴や携わられたお仕事、そして最新作や製作中のタイトルなどについて、お聞かせください。また、河津さんが現在のお仕事に就く決心をしたのはいつ頃、どんなことがきっかけでしたか?

 

河津氏:
 スクウェア・エニックスとはFC用ソフト『FINAL FANTASY』に係わってからの付き合いになりますね。同作以降は、『サガ』シリーズをずっと手掛けています。
今後について詳しいことは言えませんが、「東京ゲームショウ2004」に向けて準備をしています。ご期待ください。

 今の仕事に就いたきっかけですが、実は特別な決心というのはしていないのです。求人情報誌に募集広告が出ていまして、それに応募してスクウェアに入社したんです。

 


前回ご登場いただいた、石井さんと出会った時の第一印象はどのようなものでしたか?また、石井さんとのお付き合いの中で、面白いエピソードなどがありましたらお聞かせ下さい。


  河津氏:
 あんまり話すと石井さんに怒られそうなのですが…。
 初めて石井さんにお会いした時の感想は「なんで六本木の黒服がここにいるんだろう?」というものでした。それというのも、石井さんは黒い上下の服を着て、金色の鎖をジャラジャラと付けていたからなんです。でも、その格好でかわいらしい絵を描くのには本当に驚きました。
 人を見かけだけで判断してはいけないという実例ですね。
 


河津さんは『サガ』シリーズの生みの親として有名ですが、同シリーズを開発するきっかけになったことはなんですか?今だから話せる誕生秘話などございましたらお教えください。また、これまで河津さんが携わってきた作品の中で、特に思い入れが深い作品を挙げてください。

  河津氏:
 『魔界塔士 Sa・Ga』を作ったきっかけですが、当時スクウェアの社長だった宮本雅史さんから「任天堂から携帯ゲーム機“ゲームボーイ”が新しく出る」という極秘情報を伝えられた後、「そのハードで何かゲームを作るように」と言われたことです。
 当時、『テトリス』が大ブームだったころですから、宮本さんはそういったゲームを僕たちに期待していたようですね。しかし、僕や石井さんの意見はパズルゲームではなくRPGを作ろうというものでした。なぜなら、「ユーザーはRPGを望んでいる」と考えていたからです。そこで作ったのが『魔界塔士 Sa・Ga』です。

 その後、多くのタイトルに携わりましたが、全作品それなりに苦労をして作っているので、全てのゲームに強い思い入れがあります。

 


それでは、自分がプレイしたことのあるゲームの中で、「名作」と呼ぶべきソフトを1タイトル挙げるとすれば何ですか?また、今後作ってみたいタイトルはどのようなものですか?

  河津氏:
 名作といえば1986年にコンパイルからファミコンのディスクシステム用ソフトとして発売されたシューティングゲーム『ザナック』ですね。「何か1つ名作を」と質問された際には必ずこの作品を挙げています。

 これからはハードなシミュレーションゲームを遊びたいです。でも遊びたいだけでなく、自分でも作りたいのですが…。

 


作品を世に送り出すにあたって心がけていることや今後挑戦してみたいことはどんなことですか?お聞かせ下さい。

  河津氏:
 ゲームを作るうえで一番必要な事は「最後の最後には他人をあてにしないで、自分の力で何とかするという覚悟を持っている事」です。1つの作品を作り出すためには、いろいろなものを犠牲にしていかなくてはいけませんからね。
また、“これは良い”では無く“これで良い”にするのが僕たちの仕事だと思います。アイディアは瞬間で生まれてくるものでは無いと思います。

 挑戦してみたいことですか。最近結婚したので「子作り」と答えておきますか、とりあえず。

 


 河津さんは周囲の意向とは別に「ユーザーはRPGを望んでいる」と考え、『魔界塔士 Sa・Ga』を開発されました。同作はまさに、河津さんの“信念”が生んだ作品だと言えるでしょう。しかし、もしもパズルゲームを開発されていたらどうなっていたのかも少し気になりますね。もっとたくさんのお話を聞かせていただきたいところですが、今回はここまで。それでは次のお友達を紹介していただきましょう。

  河津氏:
 アリカの三原一郎さんです。最近会っていないので、「元気かな?」という意味を込めて紹介します。三原さんが大阪のスクウェアにいらした頃から、随分お世話になっています。
 

 三原一郎さんはPS2『ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ 不思議のダンジョン』をリリースしたアリカの取締役でいらっしゃる方ですね。一体どんなお話をお聞かせいただけるでしょうか?次回もお楽しみに。それでは河津さん、今回は本当にありがとうございました。