Last Update:2004/08/09

週に1回ゲームクリエイターにお話を聞いて、お友達まで紹介してもらっちゃうスペシャル企画だ!
>>第154回
ミストウォーカー
坂口 博信 さん
今回のゲストは、開発スタジオ「ミストウォーカー」を率いる坂口博信さん。『ファイナルファンタジー』シリーズを生み出したクリエイターです。仕事に行き詰った時の息抜き方法なども交えて、お話を聞かせてもらいましょう。
 

まず最初に、坂口さんがこれまでに携わられてきたお仕事、そして現在の状況について、お聞かせください。

  坂口氏
 大学時代のアルバイトから始まったのですが、スクウェアにそのまま18年間ほど在籍していました。
  2004年4月から完全にフリーな状態になったのに合わせ、自身のスタジオであるミストウォーカーを中心に新しいプ ロジェクトを動かしています。2年半ほどクリエイティブ的には休止状態だったので、ひさびさの再始動という 感じです。
 


前回ご登場いただいた田中さんは、そのミストウォーカーで活動を共にする仲間というととになりますが、坂口さんにとって田中さんとはどのような方なのでしょうか?


  坂口氏
 優しいやつです。でも仕事はかなりデキます。というわけでかなり信頼しています。
  ミストウォーカーは小さなスタジオなのですが、ピリリと辛いスタッフで構成されつつあり、私としてはゲームのプロデュース部分や初期 コンセプト段階、それと後半によく問題になるワークフローの確立・調整などに対してうまく機能していけるのではと感じています。彼はその中でキーマンですね。
 


なるほど。いなくてはならない大事なパートナーなのですね。
では、坂口さんの お仕事中の息抜き方法やアイディアを産み出す方法を教えてください。

 

坂口氏
シャワーを浴びている時がなぜか一番アイデアが浮かびます。リラックスしているのかもしれません。お風呂で はダメなんですが・・・(^^;
 他にはオーディオでしょうか。レイラ・ハザウェイとかのジャズボーカルを よく聴きます。いい音で聴くと骨が痺れるというか全身に何かエネルギーを吹き付けられたような気がします。 オーディオシステムはオフィスの自分の部屋に設置してあるのですが、5分ほど(1曲)でかなり効果が得られるので重宝しています。
  シナリオを書いている時の電話一本で集中が途切れてしまうようなことがよくあるので すが、それも音楽に没頭することでまた取り戻すことができます。

 


さて、これから作ろうとしているゲームについて、そしてこれから作り上げたいものについて教えてもらえますか?

  坂口氏
 2つほど本格的にプロジェクトを始動させました。両方ともRPGです。 自分の20年間の経験や知識を総動員 して自己ベストのゲームに仕上げようと奮闘中です。
  過去のゲームのいい部分を取り入れることはもちろんなのですが、それ以外にも、小説や映画でしか流れないような涙が、このゲームをプレイした人におとずれることを願いつつ、限界まで自身に鞭打ってがんばっています。
 


『ファイナルファンタジー』シリーズを産んだ坂口さんが、20年間の集大成として“自己ベスト”を目指すと言うRPG!これはワクワクしないわけにはいきません。日本中のファンと一緒に、新しい伝説が誕生する瞬間を楽しみに待っています。
まだまだお伺いしたいことはたくさんありますが、残念ながら今回はここまで。お友達をご紹介いただけますか?


  坂口氏
 天野さんを紹介ということで。ファイナルファンタジーで17年間いっしょに仕事をやってきた、私にとっては とても大切な戦友とでもいうところでしょうか。またぜひいっしょに、新しい未開の地を切り開くような斬新な ものを作り出したいと思っています。
 

多くの人に愛され続けるRPG『ファイナルファンタジー』シリーズ。そののイメージを築き上げた天野喜孝さんに、次回のゲストとしてご登場いただきます。はたして、どんなお話をお聞かせいただけるのでしょうか。次回もお楽しみに! それでは坂口さん、本日は本当にありがとうございました!