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Last Update:2003/03/17
週に1回ゲームクリエイターにお話を聞いて、お友達まで紹介してもらっちゃうスペシャル企画だ!

(C)2002,2003 Nintendo
>>第106回
カプコン 第一開発部
藤林 秀麿さん
今回のクリエイターは、カプコン第一開発部所属にして、カプコン内『ゼルダ』チームの長、藤林秀麿さん。近年のGB版『ゼルダ』の数々は、この方の手から生まれてきているのです。

まず最初に、藤林さんはカプコン内の「ゼルダ」チームというお話をお伺いしておりますが、カプコンではどんなタイトルを手がけてこられたのでしょうか?

  藤林氏
 1995年にカプコンに入社して、『井出洋介の実戦マージャン』『マジカルテトリス チャレンジ featuring ミッキー』『テトリスアドベンチャー すすめミッキーとなかまたち』などに、プランナー、ディレクターとして携わりました。その後、任天堂さんのGBタイトル『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章/時空の章』(GB)でディレクターを担当しました。最も新しい作品は、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』が3月14日に出たばかりです。
 


ディズニーにゼルダ…大御所キャラクターが勢ぞろいですね!では、藤林さんがゲーム業界に入ろうと思ったのは、どんなことがきっかけだったのでしょうか?


  藤林氏
 当時、遊園地のお化け屋敷の設計・レイアウトとか・テーマパークのアトラクション企画とか…なにかモノを作り出す職業につきたいと考えてました。そんなときに某社(カプコンではない)の募集をみつけ、世の中には『ゲームをつくっている会社』があることを知ります。もちろん突然ゲームが生まれてくるわけはなく、それを製作している人たちがいるということを知識では知っていたのですが、具体的に意識したのがこの募集ページでした。さっそく資料請求して、送られてきた資料をみるとそこには、夢のようにたのしそうな世界が! ゲーム製作に勝手な妄想をしつつ、深夜に応募用の企画書を書き始めました。
 


テーマパークのアトラクションとはまた楽しそうですね!携わられたタイトルにも関連しているような気がします。では、前回ご登場の任天堂・手塚卓治さんとはどんなきっかけで知り合ったのでしょうか?

  藤林氏
 前回の『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』でいっしょにお仕事をさせていただきました。自分が子供のころよく遊んでいたゲームの担当者であることに興奮して、「手塚さんはなんと『デビルワールド』の生みの親!」とチームの下の子に話してもピンとこない様子。 「『どうぶつの森』の生みの親でもある」と言うと納得の様子…世代のギャップを感じました。
 『ふしぎの木の実』開発の時には製作を通じていろんな方と出会えました。自分があたためてきた、様々なモノを結実させられた作品でもあります
 


…そのギャップは確かにありすぎな気もします(笑)。では、藤林さんが心の中であたためている、とっておきのゲームを1本挙げるとすれば何でしょうか?

  藤林氏
 『ゼルダの伝説』(ディスクシステム)ですね。出た当時、すごく新鮮で画期的に思えました。ゲーム自体もディスクシステム自体も。 まあ、なによりゲームが単純に面白かったです。あとBGMが印象的でした。『マリオブラザーズ』もBGMが好きだったのですが、業界に入ってから同一人物(近藤浩治氏)の作曲であることを知って納得。
 


『ゼルダ』に関わることになったのも、運命かもしれないですね。それでは最後に、ゲーム開発で一番大切にしている事を教えていただけますでしょうか。

  藤林氏
  "じゃんけん"をしっかりハッキリ作ること。すなわちゲームのルール。核となるあそびの部分を最初に完成させることでしょうか。一見あたりまえのことなんですが、これが結構難しいです。あとは、自分自身が楽しんで作れているか?を心がけてますね。
 


なるほど。今後も楽しい作品を期待しております!残念ながらお時間になってしまいました。それでは次のお友達を紹介していただけますか?

  藤林氏
 同じ社内なんですけど…『デビルメイクライ』シリーズのディレクター、第四開発部の神谷英樹を紹介します。
 

神谷さんといえば『バイオハザード2』のディレクションも手がけていらっしゃいますよね。次回も楽しいお話がお伺いできそうです。今回はどうもありがとうございました!