Last Update:2002/11/05
週に1回ゲームクリエイターにお話を聞いて、お友達まで紹介してもらっちゃうスペシャル企画だ!
>>第90回
崎元 仁さん
今回は、『オウガバトル』シリーズの作曲で有名な崎元 仁さん。他にも数々のシューティングゲームや、最近では『ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター』など、ジャンル、ハードを問わず、幅広い作品でご活躍されているサウンドクリエイターさんです。

まず最初に、崎元さんの関わってきた作品、在籍していた会社などを教えていただけますでしょうか?

  崎元氏
 学生時代から今と似たような形態で仕事を始めて、卒業後フリーとなりましたが、『ベイグラントストーリー』の開発の時期にスクウェアへ入社し、その後またフリーでの活動を再開しました。
 今後の作品は、メディアへ発表されているタイトルを発売日順で言うと、『ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター』(PS2/カプコン)、『パーフェクト プリンス』(PC/Rit's)、『ファイナルファンタジー タクティクス アドバンス』(GBA/スクウェア)です。最近のゲームのタイトル名は長いっす。
 


確かに…最近はややこしい名前のものが多いかもしれませんね。さて、前回ご登場いただいた光田さんとはどういったご関係なのでしょうか?

 

崎元氏
 とても気が合うし、公私ともに色々な事を話せる数少ない友人であると同時に、希有な才能を持った作曲家として尊敬しています。普段は音源や音楽の話をしてゲヘゲヘ笑っている程度の関係でしょうか。(笑)
 一緒に飲みに行って朝日が昇っても正気を保っているのは彼くらいなので、ちょっと小憎らしいです。最近一緒に呑みに行ってないですねー。年末はアフロヅラでも買ってきてフィーバーしますか!

 


アフロですか!想像するのがちょっと恐いような(笑)。話題を変えまして…。崎元さんの人生の転機となったのはどんなことでしたか? また、周囲の方から影響を受けたエピソードなどはありますでしょうか?

 

崎元氏
 学生時代に友達と同人ゲームを作ったことがあり、それが発端でゲームの仕事を受けるようになったので、大きな転機と言えると思います。また、オーケストラ風の曲を書くようになったのは、実は『伝説のオウガバトル』(SFC/クエスト)が初めてで、その仕事もまたターニングポイントだったように思います。
 特に誰というわけではありませんが、私の周りにいる人々はみんな個性的で普段はどうしようも無い事を言っていますが、極々希に心に響くような事を言って私の価値観に影響を与えるような事がありますね。

 


それでは、崎元さんにとっての名作ゲームを1本挙げるとすれば何でしょうか。 また、今興味をお持ちのゲームや映像作品などはありますか?

  崎元氏
 『Team Fortress Classic』(※PCゲーム『Harf Life』の拡張ファイル)です。それ以前にも、トロトロと動くMMORPGを遊んだことはありましたが、シビアなタイミングと精度を要求されるFPSゲームが、ネットワーク対戦ゲームとしてモデムでも遊べることに相当な衝撃を受けました。元々私が対戦ゲーム派だったのも影響していると思います。『Team Fortress Classic』のチームで練習試合をするため、ネット上で友達と待ち合わせをしている時に、「ああ、これがバーチャルリアリティなのね」って思いました(笑)。その当時は試合後の祝杯をチャット上でやらざるを得なかったので盛り上がりに欠けましたが、ネット会議のシステムがもっと普及発展すれば、全員家に居ながら勝利の美酒を分かち合えるのではないかと期待しています。
 これから流行るものは、漠然とはしていますがネットゲーであることは間違いないと思います。最近ではMMORPGの『EVE ONLINE』や、『STARWARS GARAXIES』などに興味がありますね。

 とっておきの映像作品は、誰がなんと言おうと「Starship Troopers」(映画)です。古典SFの壮大で淡々とした雰囲気がなんとも良く出ていて私は大好きです。虫や惨殺シーンに惑わされてはいけません。もう一つ挙げるとすれば「DUNE」(映画)でしょうか。虫が好きってわけではありません。
 


ネットワークは、今後コンシューマーゲームにとっても重要な鍵になってくるかもしれませんね。では最後に、崎元さんがいつも作品を作る際に心がけていることを教えていただけますでしょうか。

  崎元氏
 ゲームの曲の場合、BGMとしての機能と、曲としての面白さを両立できるように心がけていますが、それと同時に、全ての曲を使ってゲームの表には出てこないバックボーンや真のテーマが感じ取れるように試行錯誤を続けています。
 


これからも、素敵な楽曲期待しております!それでは、次のお友達をご紹介していただけますでしょうか?

 

崎元氏
 (株)エインシャントの、古代祐三さんをお願いします。

 

古代さんも、古くからゲームミュージックコンポーザーとしてご活躍されていらっしゃる方ですね。また楽しいお話が期待できそうです。本日はどうもありがとうございました。