Last Update:2002/04/26
週に1回ゲームクリエイターにお話を聞いて、お友達まで紹介してもらっちゃうスペシャル企画だ!
>>第67回
桜庭統さん
今週のメールdeショッキングは、『スターオーシャン』シリーズ、『黄金の太陽』、『マリオテニス』ほか数多くのゲーム音楽に関わっているミュージシャンの桜庭統さんです。ゲーム音楽について語っていただきました。
(C)2001 Nintendo / CAMELOT
前回登場の五反田さんとはどういう関係なのですか?
桜庭氏:
五反田君とは某社の緋王伝やテイルズ.オブ.ファンタジアが最初の仕事だと思いますが、定かではありません。彼も音楽好きで、自分で作曲をしてCDを出しています。なので五反田君とは共通の話題で話せることが多く、且つ、自分も勉強になることが多いです。最近、私が封印していたオ-ディオの趣味をまた始めようとしていたところ、彼はすでにオ-ディオのハイ.エンドの機器を購入していました。音楽や機材に関して考えていることやその時期がシンクロしている事が多々あるので、共通の趣味を持つ音楽仲間だと思います。
では、現在携わっているお仕事を教えてください。
桜庭氏:
今は、ゲ-ムでは『スタ-オ-シャン3』、『黄金の太陽』の続編、某社の某RPGの続編をやっています。アニメはBSのキッズステ-ションで放送予定のヴァイスクロイツ.グリ-エンというものをやっています。中でもスタ-オ-シャン3はオ-ケストラとバンドの生演奏を使った非常に贅沢なものになっています。さすがに全曲ではありませんが、20曲以上あります。その他の曲も、ダンスミュ-ジック風なものからプログレッシヴなものまで、色々な曲調で表現してあります。サントラも製作する予定なので、楽しみにしていて下さい。
新作目白押しですね!楽しみにしています。さて、ゲーム音楽の他にアニメやドラマの音楽の仕事もしている桜庭さんですが、「ゲーム音楽」と他の音楽を作るときに違うことはなんですか?
桜庭氏:
一番の違いはセリフです。アニメやドラマの音楽はセリフの邪魔をしないような作りにしなければなりません。ゲーム音楽は、あまりそのことを考える必要がありません。つまり、激しいリズムを入れても大丈夫だということです。あと内蔵の音源ドライバ-を使用する場合、使える音の数に制限があるので、少ない音数でもちゃんと聞こえるようにしなければなりません。しかし、音楽性の根本的な部分は、他の音楽を作るときと変わりません。
なるほど。それでは、根本的な部分で、音楽を作る際影響を受けたものを教えてください。
桜庭氏:
1970年から1978年ぐらいのハ-ドロック、プログレッシヴロックなどから影響を受けていると思いますが、曲というよりも、その精神性から影響を受けていると思います。
昔のゲーム音楽と今のゲーム音楽の違いはありますか?変わっているとすれば、今後ゲーム音楽はどのように変わっていくと思いますか?
桜庭氏:
昔のゲーム音楽はいわゆるピコピコした音でした。パ-トの数も3音とリズム1音、というものでした。PC9801や8801、X-68000はそれにFMを加えたものでしたが「いかにもゲーム音楽」というイメ-ジは払拭出来ないものでした。PSが出始めてからピコピコした音、というイメ-ジは少なくなりましたが、内蔵の音源ドライバ-を使用する場合には制限があって、音がいい、という程にはなっていないと思います。今後は音色が良くなって、『スタ-オ-シャン3』の様に生の演奏を使ったものが多くなると思います。
普段は聞くことができないゲーム音楽のお話がうかがえて、とてもおもしろかったです。さて、残念ながら時間がきてしまいました。次のお友達を教えていただけますか?
桜庭氏:
トライクレッシェンドの
初芝弘也さん
をお願いします。
次週はどのようなお話がうかがえるでしょうか。本日はどうもありがとうございました。