プレイレポート
 
継承される“人との絆”:新作MMORPG『イースオンライン』を先行体験

2009.03.23

関連URL:「CJインターネットジャパン」
 
 先日もお伝えしたように、MMORPG『Ys Online ~The Call of Solum~』(以下、『イースオンライン』)のサービスが、2009年春から始まる。


 『イースオンライン』は、日本ファルコムが手がける人気RPG『イース』シリーズを原作とし、日本ファルコムとCJインターネットが共同開発した作品。韓国ではすでに、2007年11月から正式サービスを開始している。
 2009年3月18日(水)、日本での運営会社のCJインターネットジャパンは、同社内で、メディア向けの先行体験会を行なった。そこに参加して、実際に『イースオンライン』をプレイしてきたので、ゲームに関する詳細をお伝えしたい。

※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。

グラフィックが美しい! 水の映り込みに注目
 ゲーム開始後、まず目を見張ったのがグラフィックの美しさ。とりわけ、水の表現に着目したい。水面には背景だけでなく、キャラクタがリアルタイムに映り込み、プレイヤーは臨場感溢れる豊かな映像を鑑賞できる。海、川、湖などを冒険するときには、ゲームであることを忘れて、思わず風景に見入ってしまいそうだ。

背景と人物が水辺に映り込んでいる。写真ではわかりにくいのが残念だが、水が微妙にゆらめき波打っていた

 グラフィックを重視するあまり読み込みが重くなり、特定の場所への移動やスキルの使用をプレイヤーが控えてしまう、というのでは本末転倒だ。しかし、派手なエフェクトの魔法を使用しても、特に重くならずスムーズに動作している。もちろん、プレイヤーのPC環境によるだろうが、少なくとも今回の体験プレイでは、待たされるストレスをあまり感じなかった。

広範囲を一度に攻撃できる、強力な魔法スキルも用意されている。アニメーションもスムーズ

親切なチュートリアルで初心者も安心
 ゲームをプレイするには、まず操作するキャラクタを作成する必要があるが、種族と職業の画面が非常に凝っている。
 石像のようなキャラクタを一体選択すると、選んだ瞬間、生身になって動き出す。どうやら選択画面はモンスターに襲われていた一場面という設定だったらしい。動き出したキャラクタは、迫り来るギロチンや閉まろうとする鉄柵を間一髪でくぐり抜け、崩れる足場から大ジャンプ! そして、作成したキャラクタを選択する画面にスタッと着地した。ハリウッド映画のワンシーンのような導入で、標準的なMMORPGとはひと味違う表現だ。

石像のように固まっているキャラクタ。しかし、選択を終えると……

ギロチンを抜け大ジャンプする、映画ばりの怒濤のアクション。これは想定の範囲外!

 キャラクタ選択で選べる「エレシア人」や「キーモ人」などの種族は、「港町ルディーノ」、「風の村ウォールデン」といった集落を拠点にしており、ゲームスタート地点が異なるようだ。また、今回キャラクタ作成時に選択可能な職業は、「ファイター」と「メイジ」のふたつだったが、選べる職業は増えてゆく予定とのこと。体験会では、「アーチャー」の存在も確認できた。
 なお、本作品では「フリーアイテムシステム」となっており、性別や種族、職業によって装備は固定されない。たとえば、メイジでも斧を持たせられるというように、プレイヤーの好みで自由に装備を変えられるのだ。


 キャラクタ作成後には、チュートリアルが用意されており、初心者はゲームの基本的なシステムをひと通り学ぶことができる。
 このパートではプレイヤーが道を進むごとに、アイテムの装備方法や習得できるスキルの種類などが画面上に表示される。基本的なシステムは、対象をクリックして攻撃するなど、標準的なMMORPGのシステムに近いので、MMOに慣れたプレイヤーなら、すんなり習得できるだろう。


 チュートリアル中、「アデル村」の住人が盗賊に襲撃されるムービーが挿入される。このムービー後、NPCの警備兵とモンスターの盗賊が戦っているところに出くわすことになる。そしてプレイヤーはこのバトルに参加し、警備兵を助けて盗賊とバトルして村人を救うのだ。
 このバトルを終えると、瞬間移動する「ポータル」が出現し、チュートリアルのステージはクリアとなる。


ファンタジー世界を演出するNPCやペット
 チュートリアルの最後で、ポータルから移動した先で「グランドマスター」に会える、というメッセージが表示された。このグランドマスターは、地域のキーパーソンのような人物らしい。移動先で出会った比較的人間に近い種族・エレシア人のグランドマスターからはクエストを依頼された。
 なお、エレシアのほかに種族は複数あり、小柄なキーモ人や大柄なアフロカ人などのプレイヤーが選択できるもののほかにも、幻獣なども街で暮らしていて、クエストを請けられたりする。
 また体験会では、課金アイテムのほか、一般のアイテムでも入手できる予定のペットに乗ることができた。移動速度が速めてくれるペットだが、今回乗ったペットは恐竜のような外見。このように、本作品の世界にはさまざまな種族が住んでおり、『イース』シリーズらしいファンタジー世界で冒険していることを強く感じられた。


単なるアイテム以上の効果を持つカードシステム
 『イースオンライン』では、戦闘を支援するカードや、魔法の効果を持つスペルカード、ペット召喚カード、単発クエストを遂行するクエストカード、アイテムを強化するカードなど、多彩なカードアイテムが登場する。
 このカードは本作品のさまざまな機能に連動していて、たとえば、モンスターを倒すと「アクションポイント」というポイントが、ゲージに蓄積されてゆく。このゲージが最大になると「AL」と呼ばれる玉になり、その玉を消費することで、スキルやカードと連動して、全体攻撃で敵を一掃したり、詠唱速度や移動速度を高めたりと、さまざまな効果を生み出すのだ。
 ちなみに、このカードにはイラストが描かれており、武器強化なら剣の絵、防具強化なら鎧の絵と、効果が直感的にわかるようになっている。


 今回のプレイを通じて、このカードシステムが特にプレイヤー間のコミュニケーションへの寄与が大きくなりそうだと感じた。
 武器の強化といった個々の効果を見るだけなら、ほかのMMORPGにもよくあり別に珍しくはない。しかしそれらをカードというものに共通させることで、レアカードを集めてコンプリートしたり、余ったカードを交換したりと、収集やコミュニケーションなどの楽しさが生まれそうだ。

これは俺たちの庭のようなものだ!? インスタントダンジョン
 今回の体験会では、同社のプロダクトマネージャーとふたりで、「インスタントダンジョン」をパーティでプレイする機会があった。このインスタントダンジョンは、特定のパーティ専用にダンジョンが生成され、そこで独自のマップやモンスターが作られる。いわば、そのパーティの庭のようなダンジョンなので、仲間内で遊び尽くしたいところだ。
 ダンジョン内には、スタート地点の地下1階からすでに、索敵範囲が広い敵や、プロダクトマネージャーでもアイテムを消費してやっと倒せる敵が待ち受けていた。このように、複数人のパーティ攻略が前提になっているため、登場する敵が手強い。仲間との連携に磨きをかけて挑もう。


 先に進むと現れる「ゲートキーパー」を倒し、手に入れた鍵のアイテムで扉を開いて、地下2階へ降りることができる。この先に何が待ち受けているかは、一般に公開されてから、プレイヤー自身の手で、パーティ専用のダンジョンで、ご覧頂きたい。


原作のコンセプトを受け継ぎ、MMORPGとして独自要素を昇華
 『イースオンライン』では原作のアクションRPGからMMORPGに生まれ変わり、また『イース』シリーズの主人公アドルの冒険から100年以上が経った、新しい世界で物語が展開する。
 しかしその一方で、“人との絆”という原作のコンセプトを受け継ぎ、MMORPGとしての独自の要素に昇華させているようだ。最後に、体験会の資料による、今後の方針や予定を記しておく。本作品のこれからの動向に、ぜひ注目して頂きたい。

1. クローズドβテスト、オープンβテストなどの“テスト”は実施せず、開始当初から“サービス”として運用。
2. ユーザーの皆様をお待たせしないために、発表からプレオープンサービス開始までの期間は可能な限り短く。
3. プレオープンサービスからオープンサービスはワイプしない方針。
4. 1次アップデート以降より、日本側の企画を導入予定。



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[プレスリリース]
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■関連リンク

『Ys Online ~The Call of Solum~』
ハード: PC
メーカー: CJインターネット、日本ファルコム
ジャンル: MMORPG
サービス開始日: 2009年春予定

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