『ウルティマ』と並ぶ最古のコンピュータRPGのひとつとして知られ、今なお多くのファンに支持される『ウィザードリィ』。そして、2005年3月25日(金)に発売されたPC版『ウィザードリィ・外伝 ~戦闘の監獄~』が、この夏ついにPS2で登場する。
本作のキーワードは「原点回帰」。ポリゴンやCGによる“今風”の演出は避け、『ウィザードリィ』本来の面白さである「シンプルなのに面白いダンジョン探索」を徹底的に追求しているのが特徴だ。このためプレイヤーは最高の環境で、心ゆくまでダンジョン探索やキャラクタ育成のみに没頭することが可能。初代『ウィザードリィ』~『ウィザードリィV』あたりのファンにとっては、きっとたまらない作品となるはずだ。
■~STORY~ 冒険者たちの欲望渦巻く迷宮で何が待っているのか?
ハルシュタインは懊悩に身をやつしていた。
彼が軍警察長を務め、その治安を預かるトランブル王国は建国されたばかりの新生国家であり、それが故、兵力の強化は国家存亡に関わる急務であった。
経験浅い傭兵や若者たちを一人前の兵士に仕立て上げるため、自ら軍事指導を行うハルシュタイン。その忙しくも充実した日々に、ハルシュタインは若き国家を鍛え上げる喜びを感じていた。だが、領土内で発見された鉱脈が、辺境の一小国に過ぎないトランブル王国の価値を一変させる。次々に掘り出される貴重な鉱物資源。その富に沸き返る国内。渦巻く陰謀。周辺諸国からの侵略の危機……。その危急の事態に、国を守るべき軍はあまりに脆弱だった。
一刻も早く、一人でも多くの屈強な兵士を育て上げなければ……。思い悩むハルシュタイン。
しかし、ハルシュタインには嬉しい誤算もあった。新興国であるトランブル王国の活気は、列強諸国の老獪な視線にさらされると同時に、各国をさすらう冒険者や傭兵たちの目にも魅力的に映っていたのだ。さらに、魔物が多く徘徊する領土周辺は他国からの侵略を容易ならざるものとし、また、かつて国家建立のためにハルシュタイン自身も戦い、魔物たちを追い込めた洞窟は、兵士たちの格好の訓練場となっていた。
かくして、トランブル城下の酒場には多数の冒険者たちが集うこととなった。酌み交わされる酒杯に、ある者は再会を祝し、ある者は多額の報償金に想いを馳せ、またある者は、これから始まる冒険の日々に胸高鳴らせ……。だが、その未来に待ち受ける過酷な運命を予測できた者は、その場には誰一人としていなかった……。
■冒険者を待ち受ける、4つのダンジョン
プレイヤーが挑むこととなるダンジョンは一つだけではない。最初は「カラムの洞窟」「デュエルの洞窟」の2つのダンジョンに挑戦することになるが、ある条件を満たすことで、「リュードの迷宮」「テッドの迷宮」が解放されるようになっている。中でも、「テッドの迷宮」は追加ダンジョンとなっており、難易度、広さともに他の3つとは桁違いのスケールを誇る。すべてのダンジョン、シナリオを制覇するには、膨大な時間が必要となるはずだ。
■転職により、さらに広がる育成のバリエーション
『ウィザードリィ』シリーズではおなじみの「転職」システムももちろん健在。転職によりプレイヤーは、HPの最大値や魔法などすでに覚えた能力は引き継ぎつつ、さらに新たな力を身につけていくことができる。転職を重ねることで、世界にひとりだけの、かけがえのないキャラクタを生み出すことが可能なのも『ウィザードリィ』シリーズの大きな楽しみだ。
■冒険者に忍び寄る、モンスターの「恐怖」
本作に登場するモンスターは200体以上。どれだけレベルを上げ、強力な装備を手に入れたとしても、少しの油断が死に直結するのが『ウィザードリィ』シリーズの戦闘だ。
一撃で強靭な冒険者の首を刎ねるモンスター、冒険者から経験値を吸い取り、キャラクタのレベルを下げるモンスターなど、『ウィザードリィ』に登場する全てのモンスター
一歩奧へ進むたびに「死」や、永遠にキャラクタが失われてしまう「ロスト(消失)」の恐怖がからみついてくる感覚は、まさに『ウィザードリィ』でしか味わえない醍醐味と言えるだろう。
■収集意欲をかき立てる、250種類のアイテム群
本作に登場するアイテムは全250種類だが、新たに追加されたシステム「魔法効果」により、個々のアイテムに様々な追加効果を付加できるようになっているのが特徴。このため同じアイテムでも、魔法との組み合わせにより無数のバリエーションを生み出すことが可能になっている。アイテムコレクターにとっては、悩ましくも嬉しい追加要素となりそうだ。
また、もちろん歴代シリーズに登場している「むらまさ」「手裏剣」「聖なる鎧」の「三種の神器」も登場。シリーズファンも安心してほしい。
■
豪華スタッフが手がける、究極の『ウィザードリィ』
モンスターのデザインには、過去の『ウィザードリィ』シリーズや『フロントミッション2』『ジルオール』などの作品で原画を手がけている末弥純氏。サウンドは崎元仁氏らが率いるベイシスケイプが担当している。美しくも不気味なモンスターのグラフィックや、冒険者の恐怖を誘うBGMは『ウィザードリィ』の奥深い世界観をさらに盛り上げてくれるはずだ。
また、シナリオ、ディレクションはシリーズの中でも特に評価の高かったゲームボーイ版『ウィザードリィ・外伝』シリーズのスタッフが担当。シナリオは『ウィザードリィ・外伝3、4』や『ディンギル』の徳永剛氏、ディレクションは『ウィザードリィ・外伝 1~4』『ディンギル』を手がけた金田剛氏がそれぞれ行う。いずれも実績あるスタッフの手により、新しくも懐かしい、究極の『ウィザードリィ』が描かれていく。
|