プレイレポート
 
大規模対人戦に特化したMMORPG『Warhammer Online - Age of Reckoning』

2008.10.20

関連URL:『Warhammer Online - Age of Reckoning』公式サイト
 
 祝・『Warhammer Online - Age of Reckoning(以下、WAR)』正式サービス開始! なのである。といっても、あまり耳慣れない読者も多いと思う。
 本作は、長い歴史を持つファンタジー・ウォーゲーム『Warhammer』シリーズをベースにしたMMORPG。開発会社はEA Mythic、大規模対人戦"RvR(Realm vs Realm)"がメインコンテンツの名作MMORPG『Darkage of Camelot(以下、DAoC)』を生み出した実力派集団だ。

 『WAR』も『DAoC』と同じくRvRを主眼に置いたシステムで、海外のネットゲームのなかでも特にその登場が待たれていたタイトル。そんな『WAR』が、去る9月18日(木)の発売から3週間で75万アカウントの登録者数を突破した。世界中のファンの期待度が伺える出来事なんだけど、こと日本ではあまり知られていない。

 残念ながら『WAR』のサービス地域は北米、ヨーロッパ、オセアニアのみ。言語は英語環境で日本でのサービスは未定なのだ。
 ただ、言語の壁に躊躇して、おもしろいゲームを遊ばないのはもったいない。実際にプレイすればわかることだけど、英語版とはいえ数時間触って慣れれば問題なく遊んでいけるレベルなのだ。本稿は日本でのサービス開始を期待しつつ、『WAR』の魅力をお伝えしていくレポート連載。第1回は基本システムや世界観、序盤の対人戦について紹介していく。

※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。

"Order(秩序)"と"Destrucition(破壊)"が対立する世界
 『WAR』の世界では、プレイヤーは対立するふたつの陣営のいずれかに所属する。
 "Order(秩序)"陣営は、"Empire(人類の国家)"、"Dwarf(ドワーフ)"、"High Elf(ハイエルフ)"たちによる連合軍。
 対する"Destrucion(破壊)"陣営は、"Chaos(闇の神を崇拝する北方民族)"、"Greenskin(オークとゴブリン)"、"Dark Elf(ダークエルフ)"の同盟だ。以上の計6種族が登場し、各種族ごとに3〜4種類の職業が用意されている。

 所属陣営を決める前に各サーバーの人口比率を調べたら、どのサーバーでもDestrucitionに属するプレイヤー人口が多い傾向が見られた。対人戦がメインの『WAR』にとって、人口問題は深刻。それならば、ということで本レポートでの所属陣営はOrderに決定! Empireの"Witch Hunter"に決めた。片手にレイピア、片手にピストルで戦うダメージディーラーだ。

↑キャラ作成画面。Dest陣営も魅力だけど、ここはあえてOrderに ↑ヒゲがイカすWitch Hunter。う〜ん、マンダム

■Order軍
Empire――『WAR』の世界でもっとも強大な人類の国家。北から侵略してきたChaosの軍勢に対抗するため、ハイエルフとドワーフに救援を求める。
〜Empireの職業〜
"Blight Wizard" "Witch Hunter" "Warrior Priest"

炎を専門とする魔法使い。
魔力の暴発というリスクを負いながら強力な魔法を放つ

邪教や妖術などを狩る異端審問官のような存在。
素早く、遠〜近距離両面の攻撃手段を持つ

"シグマー"神を信仰する僧侶。 強力なハンマーを振り回し、神聖な力で味方を強化する近接職


Dwarf――数世紀に渡ってオークとゴブリンとの戦いを続けている誇り高い民。テクノロジーに長け、精巧な工芸品から近代兵器を作る技術を持つ。
〜Dwarfの職業〜
"Ironbreaker" "Rune Priest" "Engineer"

重装備のタンク職。ダメージを受けるたびにより強力なアビリティーを使用できる。

神秘的な力"Rune"を使うサポート職。味方の強化と回復、一方で強力な攻撃手段を持つ。

工業技術に長け、ライフルや爆弾を使うレンジ職。前線に小型の砲塔を設置できる。

High Elf――古の時代から独自の文化を持ち、調和や均衡を重んじる種族。魔法の研鑽と精神修行で負のパワーを排除する。
〜High Elfの職業〜
"Swordmaster" "White Lion"
並はずれた俊敏さで剣を振るうクラス。巨大な剣を優雅に操るほか、風の魔術を行使可能。 ホワイトライオンを使役するペット職。相棒であるライオンとの連携で敵を翻弄するぞ。
"Archmage" "Shadow Warrior"
至高魔術を操る魔法使い。回復と攻撃の組み合わせバランスで、攻守共に長けた魔法を使用できる。 偵察、遊撃、襲撃を得意とするレンジ職。遠距離からの攻撃はロングボウで、近距離ではソードを用いる。

■Destruction軍
Chaos――蛮族の神"ティーンチ"を信仰する民族。流血と征服を生きがいとし、北方からEmpireを目指して南進する。
〜Chaosの職業〜
"Chosen" "Marauder"
ヘヴィ・アーマーを着る重装タンク職。"ティーンチ"神の力を借り、自らの戦闘能力を向上する 肉体の一部を変異させる能力を得た戦士。自らの腕を変異させて3パターンの戦い方を持つ。
"Zealot" "Mugus"
呪いを駆使するサポート職。烙印の力を使って味方を強化・回復し、敵には状態異常をもらたす。 Chaosの力で変異した円盤に乗って戦うレンジ職。魔法陣から悪魔を召喚することも可能。
Greenskin――オークとゴブリンで構成された集団。"グァーグ!(Waaagh!)"と呼ばれる大軍勢で、Dwarfと長年の抗争を続けている。
〜Greenskinの職業〜
"Black Orc" "Shaman" "Squig Herder"

オークの中でも屈強な民族によるタンク職。粗末な装備ながら、その身体能力で敵を圧倒する。

ゴブリンによるサポート職。"ゴルク"神と"モルク"神の力を借り、味方の回復と敵の攻撃を行なう。

凶暴なモンスター"Squig"を使役するペット職。個性豊かなSquigを操り、自らは弓と槍で戦う。


Dark Elf――"殺戮の神"に仕え、利己主義や自尊心を重んじる種族。かつて追い出されたエルフの地"ウルサーン"奪回をもくろむ。
〜Dark Elfの職業〜
"Witch Elf" "Discipe of Khaine" "Sorceress"

残忍で血に飢えた女戦士。攻撃を重ねるほど血への渇望が増し、一時的に自らの攻撃力を強化できる。

暗黒の秘術を用いるサポート職。近接戦で敵の魂を狩り、味方を強化する力を得る。

暗黒魔術を用いるレンジ職。Blight Wizardと同じく、魔力の暴発というリスクを負いながら強力な魔法を放つ。


バリエーション豊かなクエストをこなしてキャラを育てよう
 Witch Hunterのキャラを作成すると、Empireの初期村である"Grimmenhagen Village"からスタートする。
↑初期村のGrimmenhagen Village。種族ごとに世界観の表現が秀逸
↑頭上の緑アイコンがクエストを持っているNPCだ
 『WAR』の基本的なキャラ育成手段はクエストを遂行して経験値と装備を揃えていくこと。クエストホルダーNPCは、頭上に緑のアイコンが表示されている。
 依頼内容は、モンスターを規定数倒す狩り系やクエストアイテムを届けるデリバリー系のほか、攻城兵器など特殊なオブジェクトでターゲットを破壊したり、素材を調達するなど様々。条件を満たして指定のNPCに報告すれば、報酬として経験値や消費アイテム、装備品をもらえる。趣向を凝らしたクエストが満載なので、積極的に受けてレベリングに励もう。
 Witch Hunterが属するEmpireのクエストは、Chaosとの確執を描いたものが多い。このほかにもDwarfにはGreenskin、High ElfにはDark Elfというように、種族レベルで対立構造が存在する。クエストを通じて冒険が進むにつれ、種族間での対立からOrder対Destrucitonという大局の戦争を描いていくのだ。

 『WAR』では、通常のクエストのほかに"Public Quest"というものがある。Public Questは、特定のゾーンに入ったすべてのプレイヤーが参加可能なクエスト。
 複数のステージに分かれていて、各ステージの目標を達成すると次の段階に進める。最後に通常より強い"Hero"属性のボスを倒すと達成になる仕組み。ゾーンに入ってしまえば参加できるため、気軽にほかのプレイヤーと共闘できる。Public Questを達成すると、報酬として上位のプレイヤー数名は宝箱からレアアイテムの入ったバッグをゲットできる。上位ランクは、クエスト遂行で高い成績を残したプレイヤー順から、さらにランダムに振られた数値を加算して選ばれる。つまり成績の高いプレイヤーは上位に残る確率が高くなり、低いプレイヤーでも運さえ良ければバッグ獲得のチャンスがあるというシステム。ここで得られるレアアイテムは、通常クエストで得られるものより高性能の装備が多い。また、Public Questに参加すると"Influence"というポイントが加算されていく。これはPublic Questにおける貢献度を表わす数値で、一定まで貯めると"Rally Master"NPCから報酬アイテムを受け取れる。つまり、達成時のバッグ獲得とInfluenceの報酬のふたつのチャンスがあるのだ。Public Questは複数のゾーンに設定されている。積極的に参加して装備を揃えよう!

↑ChaosのMarauderを倒す狩り系クエスト ↑クエスト報酬によっては、複数アイテムから好きなモノを選択可能
↑マップ画面。クエスト目標の場所が赤枠で表示されるので便利! ↑レベルアップの瞬間。派手なエフェクトが表示されるぞ
↑レベルが上がったら、"Career Trainer"NPCからスキルを習得しよう ↑Public Quest。条件を満たすと次のステージに進める
↑ステージ2。味方と協力してChaos軍勢を排除するのだ ↑無事にクリアーできれば、上位ランク順に報酬を受け取れる

↑Influenceの報酬でもらえる装備は、高性能のものが多いぞ

バリエーション豊かなクエストをこなしてキャラを育てよう
 プレイヤーの生き様を記す知識の書"Tome of Knowege"
 『WAR』のプレイヤーキャラは、"Tome of Knowledge"という知識の書を持っている。プレイ開始初期は白紙の状態で、冒険を進めていくことで該当箇所がアンロックされ、書き込まれていくシステム。特定の項目がアンロックされると、経験値や称号も得られるという、コレクション要素も備えている。
 カテゴリーはモンスターや行動エリアなど、全7種類。
↑Tome of Knowege。プレイするほどに多彩な項目がアンロックされる
 初めて倒したモンスターは"Bestiary"項目に記され、新しいエリアに到達するとそのエリアが書き込まれる。ファンタジー・ウォーゲームとして長い歴史を持つ『WAR』は、大量のサブテキストから重厚な世界観に触れることができる。冒険を進めるほどに新しい項目がアンロックされ、バックストーリーが徐々に紐解かれていく仕組みだ。ただ、ボリューム満点のTome of Knowegeに関しては、英語表記がツライところ。日本でのサービス開始を熱望する、大きな理由のひとつだ。

 序盤のキャラ育成は、クエストをやりながらレベルを上げ、Public Questに参加して良質の装備を揃えるのが基本スタイル。筆者のWitch Hunterも、短時間のプレイでさして苦もなくレベルを上げられた。次回はいよいよメインコンテンツであるRvRに初参戦! 低レベルのプレイヤーでも参加できる対戦システムについて紹介するぞ。

■『Warhammer Online - Age of Reckoning』関連リンク
『Warhammer Online - Age of Reckoning』公式サイト
 

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