ドリームエンターテイメントが2008年9月26日(金)よりオープンβサービスをスタートさせたMMORPG『神説セオス』。
本作の舞台は、多数の神々が人界を見守るギリシャ神話の世界。プレイヤーが守護精霊となり、SON(サン)と呼ばれる神の子らを導くストーリーを軸としている。
剣、弓、魔法の3種類の攻撃を軸にしたバトルや、気軽に楽しめる豊富なクエストなど、基本システムはオーソドックス。そこに、物語の進行に応じて発生するキャラの成長イベントや疲労システムなどの独自要素を盛り込み、誰もが気軽にプレイできるタイトルに仕上がっている。
また、オンラインゲームでありながら家庭用ゲームソフトなどに見られるオフラインRPG的な要素が含まれており親しみやすいタイトルだ。非常に多くの時間を要する他のMMORPGと違い、短い時間で物語もどんどん進めることができ、気軽に楽しみたいプレイヤーにもマッチする。
そんな『神説セオス』だが、2008年9月5日(金)から23日(火)までクローズドβテストが開催された。
今回はクローズドβテストに参加した際の冒険の様子をサンプルに、ゲームの流れと基本システムを紹介していこう。
※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。
ゲームを開始して参加するワールド(サーバ)を選択したら、まず行なうのは守護精霊であるプレイヤーの登録。
『神説セオス』では、プレイヤーは天界から遣わされた精霊という立場で、キャラクタであるSONとは別の存在という扱い。最初に作成できるSONはひとりだが、1番目のSONのレベルが上がると複数のSONを作成できるようになるのだ。
世界を冒険するSONの外見は、性別、髪の色、髪型、服装、顔の形の5種類の組み合わせで決定する。加えて、身長、体格、顔の大きさなど体形のバランスも4つのスライダーで自由に変更可能だ。なお、このキャラクタの外見を決められるのは、この場面一度きりではない。
ゲーム開始時のSONは8歳だが、イベントによる成長で12歳、18歳となったときに年齢に応じてふたたび外見の変更が行なえる。
SONの作成が終わったら、いよいよギリシャ神話の世界へ。オープニングムービーを見終わったら、着のみ着のままミレトス村の海岸に打ち上げられたSONを操作して、世界の情報を集めることから始めよう。キャラクタの移動は、マップ上の行きたい場所を左クリックして実行。話したいNPCを左クリックすると会話になり、情報を集めたりクエストを受けたりできる。
受けられるクエストをひと通り受けてみたところ、村では序盤らしいチュートリアル的なものがメイン。会話やアイテムの装備、使用法などについておおまかに解説が行なわれるので、コンシューマ機のRPGをプレイしているような感覚だ。このあたりは、MMORPG初心者にもとっつきやすそうで好印象。
人々との会話を進めているうちに、スケトリアというおばさん神官からポセイドンに捧げるトリ肉を集めてくるよう頼まれる。こうしてミレトス狩猟場に行けるようになったので、さっそく向かってみることにした。
村や町にいるNPCのうち、頭上に羊皮紙のマークが出ている人物はクエスト依頼者だ。話しかけて会話ウィンドウの「クエスト」マークを押すと、クエストを受けることができる。
頼まれたクエストを既に終えていた場合は、頭上のアイコンが「!」マークで表示され、これまた非常にわかりやすい。
なおクエストの目印以外に、NPCの頭上アイコンにはショップの店員や、町の出入口となる広場の管理人など、人々の職業を示すものもある。全体マップを確認し、用事がある人物の位置にあたりをつけておくと、効率よく行動できる。
NPCから受けられるクエストは、シナリオクエストとフリークエストの2種類。
どちらのクエストも、クリア時には報酬や経験値が手に入り、さらにシナリオクエスト時には行動範囲が広がることもある。
受けたクエストの詳細は、いつでもクエストリストで読み返し確認することができる。リストにはやるべきことや報酬が詳しく記録されているので、クエストの目的を忘れしてしまったときも大丈夫。
またシナリオクエストにおいては、その度にストーリームービーが用意されている。
この辺りも、オンラインゲームとしては珍しいストーリー重視型の作品と言える。
| プレイヤー同士が師弟関係を結ぶ「メントリングシステム」とは? |
本作では、自分のSONよりレベルが高いほかのプレイヤーのSONと契約を行なうことで、メンター(師匠)とメンティ(弟子)という関係になれる「メントリングシステム」が導入されている。
契約を行なうと、メンティ側はモンスターを倒したときに得られる経験値が10%増え、メンター側はメンティが一定レベルに上がるたびにアイテムなどの報酬をもらえる。双方まったく損をしないお得なシステムだけに、利用しない手はない。
なお、メンター募集などに用いるチャットは、「ENTER」キーで文字入力ウィンドウを出して行なう。特定の相手に対するささやき、パーティメンバーが対象のチーム、ギルドメンバーが対象のギルド、プレイヤー全体に向けたメガホンの4種類のチャット形式が選択可能だ。
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ミレトス村で採取や狩猟などのクエストを受けると、頭上に門のアイコンが表示された広場の管理人と会話して、最初のフィールドマップであるミレトス狩猟場に出られるようになる。
フィールドにはさまざまな動物やモンスターがいるほか、貝など対応クエストを受けることで採取ができるオブジェクトも存在する。
なお、フィールド内には小さな集落などがあり、町では会えないNPCがいることも。彼らから新しいクエストを依頼されることも珍しくない。
ミレトス狩猟場にいる敵は、ニワトリ、ウサギ、イノシシ、シカ、オオカミと、動物がメイン。まずはスケトリアから受けた依頼をこなすために、素手でニワトリ系の敵を倒しているとすぐにレベルアップし、レベル5くらいまではあまり時間を要さずに成長する。
ユニークだったのは、狩猟場にある村で受けたクエスト。「黄金のウサギの皮を取ってこい」というクエストなのだが、黄金のウサギは直接攻撃ができないので、アイテムの「ウサギの罠」を地面に仕掛け、そこにウサギをうまく追い込まなければならないのだ。
また、この狩猟場には剣や弓、魔法のスキルブックが手に入るクエストを依頼してくる人々も。ミレトス村のクエストでは報酬として武器や防具がもらえるものがあり、合わせてクリアしておくと序盤は回復アイテム以外はほぼ買わずに済ませられる。
これからプレイを始める人は、装備アイテムを買い揃える前に、受けられるクエストと報酬をチェックしておくといいだろう。
| フィールドマップはMMOタイプとMOタイプの2種類 |
『神説セオス』のフィールドマップは、村や町と同じように不特定多数のプレイヤーが行動しているMMOタイプと、町での行き先選択のときにルームを作成し、パーティを組んで探索するMOタイプの2種類存在する。ミレトス狩猟場は前者のタイプで、村から狩猟場に入り、そこで最大4人までのパーティを組むことができる。
モンスターとのバトルは、目標を「左クリック」するだけの簡単操作。一番近い敵をターゲットする「TAB」キーや「右クリック」でモンスターを選択し、「左クリック」や「A」キーで攻撃を仕掛ける。攻撃や回避、ブロックなどの行動は自動判定で行われるオート形式で、状況に合わせてスキルやアイテムを使用する。
攻撃手段は、剣やこん棒を使った近距離の物理攻撃、弓矢を使った遠距離の物理攻撃、魔法による遠距離攻撃の3種類。
敵を倒すと祝福ポイントと経験値が入り、その死体からアイテムやお金が入手できる。
祝福ポイントは、SONが倒されてしまったときに復活するときをはじめ、装備の強化やアイテムの調合など、あらゆるシーンで消費する重要なもの。なるべく温存しておこう。
なおモンスターとの戦いでは、このゲーム独特のパラメータである「疲労度」が大きく関わる。疲労度は画面の一番下にある黄色いゲージで表示され、戦闘で経験値を得るごとに溜まっていく。そしてこのゲージが一杯になると、敵を倒しても経験値が入らなくなるのだ。
疲労度は現実の時間で1日に1度クリアされるほか、ワインなどの消費アイテムでも回復が可能。
休日など、まとめてプレイしてレベルアップしたいときに備えて、疲労度回復用のアイテムを貯めておくといいだろう。
SONが入手したスキルやアイテムは、スキルリストやアイテムリストを呼び出し、画面下のショートカットスロットや、アイテムアスロットにドラッグ&ドロップで登録。
そのスロットに表示されたアイコンをクリックするか、ショートカットキーを押すことで使用できる。なお、スキルやアイテムは、一度使用すると、次の同じアクションを採る場合しばらく時間が必要だ。
クエストのクリアで行動範囲が広がっていくと、MOタイプのフィールドに入る機会も増える。こうしたマップにはその地域のボスにあたる強力な敵がおり、シナリオクエストをクリアするために倒さなければならないケースが多い。
ちなみに、MOタイプのフィールドに入るためのルーム作成時には、難易度を初、中、高の3レベルから選択可能。人数に応じて敵の強さが自動的に調整される機能もあり、ソロプレイでもパーティでも、適度な緊張感を持ってクエストに挑める。これも『神説セオス』の大きな特徴だ。
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『神説セオス』では、キャラクタの装備が、いくつかのパーツを組み合わせた「装備セット」という単位で扱われる。
装備セットには武器、防具、マント、装身具の4種類があり、それぞれ必要なパーツを組み合わせて装備セットを作成できる。
たとえば剣を装備したい場合は、剣と楯を「組み合わせ」ボタンで合体させて剣の武器セットを作り、それを装備するという具合。
組み合わせのパターンは固定されており、ひとつの武器セットを構成するためのパーツをすべて集めないと、新しい武器セットは作成できないので注意が必要だ。なお武器セットは同時にふたつまで装備可能。装備選択アイコンか、「X」キーを押せば、いつでも装備済みの武器セットを切り替えられる。
序盤のミレトス狩猟場では、敵が動物メインなので装備アイテムの類はなかなか手に入らない。
しかし、村のスケトリアのクエストをこなし、次にディクテ山に入れるようになると、ケンタウルスから装備のパーツが色々手に入るようになる。なかにはパラメータ補正を備えた装備も混じっていて、今までのものと入れ替えていくと、モンスターとの戦いが断然ラクになる。
ただ、装備のパーツはアイテムボックスの場所を取るので、セットにできるものが揃ったらとりあえず組み合わせてしまい、村できちんと整理したり、売ったりするとよさそうだ。
前述の祝福ポイントを直接消費するか、ゲーム中に手に入るさまざまな宝石をスロットに装着するかどちらかの方法で武器セットを強化できる。どちらの方法も成功すれば装備したSONのパラメータが上昇するので、積極的に行なっていきたい。
また、装備アイテムのなかには補助効果などの特殊な力を秘めたものがあり、こちらも祝福ポイントを消費することで力を引き出すことができる。
得られる補助効果は、一定の確率で毒を無効化したり、敵の物理攻撃を防いだりと幅広く、いずれも戦いに役立つものばかり。ただしこの方法では力を引き出しておける時間が限られており、一定の時間が過ぎるとふたたび祝福ポイントを使って効果を復活させる必要がある。
武器のパーツ以外にも、ゲーム中にはさまざまなアイテムが手に入る。
このうちクエストアイテムでない麦の粒などは、調合を行なうことで回復用の食べ物などの消費アイテムを作成可能だ。
調合は祝福ポイントを消費するが、店で買うのと違ってお金が必要ないので、お財布の中身が寂しい時にはかなり重宝する。祝福ポイントに余裕があるときに活用したい。
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経験値が十分に溜まるとSONはレベルアップ! 序盤はレベルアップに必要な経験値が低く、レベル10ぐらいまでは簡単に成長する。
レベルアップ時はHPやMPの増加に加えて、基礎パラメータを上げられる成長ポイントが1ポイント手に入る。これを力、敏捷、知能、体力の4つのステータスに振り分け、プレイヤーの好みに応じてSONを成長させられるのだ。
ミレトス村の狩人のタキスが依頼してくる「ディクテ山のケンタウルス先発隊長を倒す」クエストでは、クエストを受けるためにレベル10以上になる必要があり、これが序盤のひとつの区切りになっている。隊長はかなり強いので、実際に倒すにはレベル13以上は欲しいところ。何度かマップを往復して、レベルアップに励むといいだろう。
| 装備アイテムやスキルを使うには一定のパラメータが必要 |
装備アイテムやスキルは、力、敏捷、知能、体力の4つのパラメータとレベルが決められた数値に達していないと利用できない。逆に条件さえ満たしていれば、剣と弓、剣と魔法など、攻撃方法の選択肢を増やすこともできるが、序盤は割り振れる成長ポイントが少ないので、使いたい装備やスキルに応じて重点的にポイントを振り分けていくのがセオリーだ。
SONが8歳のうちは町の神官に一定のお金を払って成長ポイントの振り直しができるので、色々な装備やスキルを試してみるのも手だ。
シナリオイベントを順調に進めていくと、SONの外見が変化する「成長の試練」イベントが発生する。
8歳から12歳への成長イベントでは、人間界に到着したときに失われたSONの記憶を追体験するストーリーが展開。イベントが終了すると、ゼウス、アポロン、アテナ、ポセイドンの4人の神々から主神を選択し、それぞれに対応した強力なスキルが習得できるようになる。
ちなみに成長イベントに挑戦するためには、レベルが19以上で、「豊穣の角」と呼ばれるアイテムを持っている必要がある。
成長イベントはひとりでしか挑戦できないうえ、ボスにはケルベロスという強敵が出現するので、レベル19になりたてのSONでクリアするのはちょっと厳しい感じ。
幸い、ミレトス村に続くふたつ目の拠点となるクノッソス城には数多くのNPCがおり、色々なクエストを受けることができる。いくつかのクエストをクリアしてレベルを上げ、手に入れた宝石などで装備を強化してから挑むようにしたい。
| 選んだ主神でSONの成長の方向性はほぼ決定される! |
4人の主神はそれぞれ、ゼウスが力、アポロンが敏捷、アテナが知能、ポセイドンが体力のパラメータに対応。さらに覚えられるスキルも近接攻撃、弓攻撃、魔法、防御とそれぞれのパラメータを活かすよう、特化したものが増えていく。
SONの冒険はまだまだ続くが、それ以降のSONの戦いかたを実質決定づけてしまうのだ。SONをどう育てたいのか、よく考えてからイベントに挑もう。
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以上、駆け足で『神説セオス』のシステムを紹介したが、上記以外にもMMORPGでは基本といえる要素はほぼカバーしている印象。ほかのMMORPGを経験済みのプレイヤーなら違和感なくゲームに入り込めるはずだ。
ちなみに、今回プレイした成長イベント以降、ストーリーはギリシャ神話色がかなり強くなっていく。神々とその眷族にまつわるエピソードや、牛頭の巨人・ミノタウルスとの対決など、さまざまな伝説をベースにしたクエストも増え、さらに神話の世界に踏み込んだ物語を体験できるはずだ。
初心者から上級者まで、自分のペースでゲームが楽しめる『神説セオス』。誰でも参加できるオープンβテストも開始されているので、そのプレイ感覚を自分の手で確かめてみてはいかがだろうか。
| その他『神説セオス』のプレイよりスクリーンショット |
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