プレイレポート
 
パーティープレイの手軽さを実感『タルタロス』先行体験レポート

2009.11.13

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 シーアンドシーメディアが今後運営を予定している、新作オンラインアクションRPG『TARTAROS-タルタロス-』(以下、『タルタロス』)。
 近日実施予定のユーザー向けクローズドβテストに向けて開発が進められている。今回は、そんなクローズドβテストに先んじて、一足早くその内容をプレイをすることができた。

 『タルタロス』は韓国・INTIVSOFTが開発を担当したタイトルで、韓国国内ではWemade社が運営元となっている。
 そのストーリーは、かつて人間たちに命令を下していた神族が住む「神界」と、人間たちが住む「人間界」との間に張り巡らされた結界「タルタロス」を中心として描かれる。ある者は野望を果たすために、ある者は神族にかつて人間たちを操っていた理由を問いただすために、タルタロスを超えるアイテム「オボロス」を探す冒険を繰り広げていくのだ。


 プレイヤーはストーリーを進めつつ、用意されている複数のプレイキャラクタをパーティーに加えていく。仲間キャラクタとパーティーを組んで、AI操作によって動く仲間がプレイヤーをサポートするなど、ソロプレイに特化したコンシューマー作品に近いプレイが可能となっている。
 また、ソロプレイに特化した「シナリオモード」に加えて、他のプレイヤーと一緒に楽しめる「ミッションモード」「対戦モード」「チャレンジモード」という、多くのゲームモードが用意されているのも特徴的だ。

 今回は本作に関して、ソロプレイに特化した「シナリオモード」や、他のプレイヤーと楽しめる「ミッションモード」「対戦モード」「チャレンジモード」の内容を体験したので、その模様をお届けしていく。

※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます

パーティーを組んで各クエストに挑む「シナリオモード」
 本作ではあらかじめ名前や容姿、プロフィールが決められたキャラクタが用意されており、ストーリーを進行させるごとに新たな仲間キャラクタを入手していくという形式。プレイヤーはゲーム開始時に、各キャラクタに名前を付ける代わりに、キャラクタたちのチーム名に当たる「遠征隊名」を付けることになる。

 ゲームスタート直後には「ソーマ」と「シュバルマン」という2体の男性キャラクタがパーティーにいる状態。移動方法や戦闘方法などを学ぶチュートリアルクエストをこなすことで、女性キャラクタの「イリシア」と「ピンコ」も仲間に加わる。

ストーリー仕立てでキャラクタが仲間に加わっていく

ソーマ シュバルマン
イリシア ピンコ

 街中で発生する「シナリオクエスト」を受けることで、「シナリオモード」へと移行し、所持しているキャラクタから最大5人までを選択してパーティーを作成する。パーティー5人中3人が戦闘に参加し、残り2人は誰かが戦闘不能になった時に加わる補充要員となる。
 なお、シナリオモードでは他のプレイヤーと一緒に冒険をすることができないため、ソロプレイ専用となる。

シナリオクエストを受けられるキャラクタの頭上には星型のマークが表示される 最初のシナリオクエストは、モンスターを倒しつつ「ピンドス村」へと向かうというもの

 クエストは、モンスターが徘徊するバトルフィールドに移動して挑戦することになる。バトルフィールドは範囲が小さいエリアが連続していくつか連なっており、エリア内のモンスターを一定数倒すなど、特定条件を満たすことで次のエリアへと進める。
 クエストクリア条件は、フィールド中に特定のモンスターを倒したり、指定されたアイテムを集めるなどの条件を満たすというものが用意されている。

今回受けた最初のシナリオクエストは、低レベルのモンスターが登場する。木々やキノコに囲まれた森のフィールドが舞台 エリアごとに設定条件をクリアすることで、光の柱が出現。この中に移動すると、次のエリアへ進むことができる

 戦闘については、プレイヤーは通常攻撃やスキル攻撃を組み合わせてモンスターを倒していくことになる。敵をクリックしてターゲットを設定し、自動的に近寄って攻撃するという方式とは異なり、攻撃キーを押したその場で攻撃が発動するという、アクション性の強いシステムになっている。

 押しっぱなしでコンボが発動する通常攻撃や、攻撃/補助などのスキルは、3つのキーに登録される。その中の2つのキーを同時押しすることで発動するスキルを変化させたり、「溜め」行動を行うことで強力なスキルを発動できる。使用するキーの数が少ないため、操作がシンプルで覚えやすいという印象だ。

イリシアなら素早い剣さばき、ピンコなら一緒に行動している「ロボ」によるパンチやミサイルなど、キャラクタごとに攻撃方法は異なる

 プレイヤーはパーティー内キャラクタの中から、実際に自分が操作するキャラクタを自由に切り換えることができ、残り2人のキャラクタはAIによる自動戦闘でプレイヤーをフォローする。
 例えばソーマなら攻守のバランスに優れており、イリシアなら体力が低い代わりに回避能力が高いなど、キャラクタごとにその特性は異なる。
 また、プレイヤーキャラクタとCPU操作キャラクタの立ち位置は、陣形によって変更可能。プレイヤーを常に前衛にすることも、逆に後衛にすることもできるのだ。

補助系のキャラクタを操作する場合などは、他の2人のキャラクタに守ってもらい、後列に下がるのが有効

 今回体験した最初のシナリオクエストをクリアした後、次の目的地である「ピンドス村」に到達することができた。今後、自分が所持しているキャラクタの中で、最も高いキャラクタのレベルに合わせて、行くことができる場所が増えていくことになる。

新たな村である「ピンドス村」。最初の町にも存在する施設を利用可能だ。各施設の詳細についてはこの後紹介しよう こちらは全体的なマップ画面。次の目的地に向かうためのレベルも確認できる

 村や街を巡っていくうちに、各キャラクタがあらかじめ持っていた目標を達成することで、それぞれに用意されている「エンディング」を迎えることになる。
 なお、エンディングを迎えた後も各キャラクタは仲間として付いてきて、さらに続きとなるストーリーに発展していくとのことだ。


武器・防具のグレードアップ、代理商店など、各施設に迫る
 ここでは、ゲーム中に登場するそれぞれの街や村に用意されている施設について詳しく見ていこう。

鍛冶屋
 各キャラクタごとに用意された武器や防具を購入することが可能。鍛冶屋以外にも、アクセサリーを買える「アクセサリー屋」も存在する。
 
 また鍛冶屋では、購入した武器や防具を鍛えて、パラメータを上昇させることもできる。装備品を鍛える際には素材アイテムが必要で、強力になるほど成功率も低くなる武器は6段階目の強化以降、防具は4段階目の強化以降になると、強化しようとしていた武器や防具が一定確率で消滅してしまう危険性がある。
 ちなみに、専用の素材を追加し、消滅の危険がない「安全昇級」を行うこともできる。

購入した武具を強化し、よりキャラクタの能力を上昇させられる

錬金術店
 鍛冶屋で鍛えた武具は5レベルごとに、最大3つまで「スロット」が解放される(防具の場合は鍛冶屋で、任意にスロット開放可能)。このスロットには、「強化石」というアイテムをはめ込み、さらに強化できる。

 強化石は1度に3つはめ込む必要がある。各強化石には「知力+1」や「体力+2」などのパラメータが設定されており、上昇する能力値、および上昇するパラメータの種類が同じでなければならない。
 もしも、同じ種類の強化石を3つ集めるのが難しい場合は、代用として同じ種類のパラメータを持つ「魔力石」を加えて補うこともできる。ただしその場合、強化が成功する確率は低下してしまうのだ。

こちらは5段階目まで強化され、スロットの1つ目が解放された状態の武器 これが「強化石」。知力や体力など、種類ごとに上昇するパラメータが異なる 「魔力石」。魔力石2個と強化石1個という組み合わせでも強化可能だが、成功率はより落ちる

オークション
 「オークション」と名前が付いているが、実際は各プレイヤーのアイテムを自動的に販売してくれる「代理商店」のような施設で、金額を他のプレイヤーと競り合ったりはしない。
 自分の持つアイテムの値段と、販売時間を決めて預ければ、NPCが自動的に販売を行ってくれる。自分がアイテムを探す場合も、アイテムの種類から装備可能レベルまで、条件を絞り込んで検索が可能だ。

ほしかったアイテムを気軽に探すことができて、かなり便利

銀行
 所持しているアイテムを預かってもらうことができる施設。利用料金はかからないが、課金アイテムを購入すれば、より預かってもらえる数を増やせる。

画面上の「?」の部分は、課金アイテムを購入することで増やすことができる領域。課金を重ねれば、かなりの数のアイテムを収納しておける

 ちなみに、これら以外にも、アイテムの製作や、アイテムを解体して素材に換えてくれる「職人」や、アクセサリーを購入することができる「アクセサリー屋」も、ゲーム中に登場する各町で利用することが可能だ。

パーティーマッチングで、他プレイヤーと気軽に「狩猟場」を探索
 今回、本作の運営者の方に協力いただき、最大4人までのユーザーが参加可能な「ミッションモード」を体験することもできた。

 「ミッションモード」は、シナリオクエスト以外のクエストを岡の人と一緒にプレイするか、あるいは画面左下にある「パーティーマッチング」を選択して他のプレイヤーとパーティーを組むことで楽しめる。
 なお、「ミッションモード」では自分が所持しているキャラクタの中から1人を自分のキャラクタとして選択でき、他のキャラクタにチェンジすることはできない。

 今回は、パーティーマッチングによってパーティーを結成。他のプレイヤーとパーティーを組んだ状態だと、「狩猟場」と呼ばれる、モンスターレベルなどが異なる様々なフィールドの中から1つを選択し、一緒に冒険に向かうことができる。
 シナリオクエストではお金やアイテムを得られないので、「狩猟場」では主にアイテム、経験値を主に入手する場として活用することになりそうだ。

左下の「パーティーマッチング」ボタンを押すだけで、一瞬でパーティー募集を開始できるので、面倒な操作は不要だ 狩猟場は、パーティーを募集した村や街の種類によって変化する。ピンドス村では、「キノコ農場」などに向かうことが可能だった

 狩猟場ではシナリオクエストと同様、フィールド上に居るモンスターを倒しながら先へ進んでいくことになる。ただし、レアアイテムが入手できる、敵が数多く登場するなど、ルートには複数あり、どのルートを通るかは毎回ランダムで選ばれる。

 道中にはボスモンスターも登場するなど、シナリオクエストよりもより難易度はさらに増している印象。実際に、運営者の方に支援効果のある補助魔法や回復などを行ってもらいつつ、何とかボスを撃破することができたぐらいなので、手ごたえも十分であった。

ストーリー上仲間になるキャラには近接タイプから支援タイプまで幅広く存在するので、各プレイヤーが前衛役も後衛役も演じられるというのが特徴だ キノコの姿をしたボスモンスターが登場。通常のモンスターとは比較できないほどタフで、攻撃力も高かった

 「狩猟場」や「ミッションモード」でのミッションをクリアすると、パーティー人数に応じた「パーティーボーナス」、倒したモンスターに応じた「キルボーナス」、クリアステージに応じた「ステージボーナス」が追加経験値として手に入る。「パーティー経験値」のみは、シナリオクエストでも入手可能だ。
 さらに、「ミッションモード」で得たアイテムは、パーティーメンバーに「あみだくじ」によって均等に分担されることになる。

条件に応じて、より多くの経験値を獲得可能。早くレベルアップしたければ、よりボーナスを得られる「ミッションモード」がオススメだ ボスを倒したりすることで得られるレアアイテムは、パーティーメンバーに公平に分けられることになる


PvP「対戦モード」に、強敵わんさかの「チャレンジモード」
 今回の体験プレイではさらに、本作に用意されている「対戦モード」と「チャレンジモード」についても触れることができたので、まとめてその様子を紹介する。

対戦モード
 他のプレイヤーと対戦を行うPvP(対人戦)モード。最大4人対4人までの同時対戦が可能だ。街中に居るNPC「対戦担当官 マル」に話しかけることで、専用のフィールドを舞台に戦える。持ちキャラクタの中から3人までを選択し、1人倒されるごとに他のキャラクタに交代していく。

 なお、対戦するキャラクタ全員のレベルは、対戦中は一時的に同じものに調整されるので、レベル差のあるプレイヤー同士でも純粋なテクニックを競うプレイが楽しめそうだ。

対戦に出すキャラクタを3人まで選択して、バトルスタート。範囲の狭いフィールドを舞台に、相手プレイヤーと対決

 実際に今回、運営者と「対戦モード」で対決してみたのだが、フィールドを歩くモンスターと違って、プレイヤーが操作する相手キャラクタは素早く、ノンターゲッッティングシステムということもあってなかなか攻撃を当てられなかった。
 だが、雷属性のスキルで相手をシビレさせるなど、スキルを駆使して動きを止め、一気に攻撃を加えて畳みかけるといった戦法もあり、通常攻撃とスキルの組み合わせ方次第で、奥深い対戦が実現するだろう。

攻撃スキルはもちろんのこと、補助系スキルを駆使して相手よりも素早く攻撃していくことも重要だと感じた

チャレンジモード
 「チャレンジモード」は、簡単に言ってしまうと“超高難易度モード”。他のプレイヤーとパーティーを組んで、チャレンジモード専用のダンジョンへと挑んでいくことになるのだが、パーティーメンバー全員が常に全力で攻撃、あるいはサポートを行わないと、あっという間に全滅しかねないほどの難易度だという。

チャレンジモードは、街中に居るNPC「チャレンジミッション担当官 ウェスティ」に話しかけることで参加可能。多数あるダンジョンの中から、今回は「氷龍の巣」に向かった

 その理由としてはまず、押し寄せてくるモンスターの数が通常のクエストの比ではなく、画面を覆い尽くさんばかりの数が襲来するという点が挙げられる。しかも各モンスターの能力も非常に高いので、苦戦は必至だ。
 それに加えて、一定フロアごとに強力なボスモンスターも登場。ボスの攻撃力はかなり強力で、一瞬で瀕死状態にされてしまうほどだった。そのためボスとの戦いでは、回復アイテムや補助キャラクタによる回復スキルを一瞬の隙もなく使用し続け、わずかな合間に攻撃を加えていくという惨状が繰り広げられることになる。

 事実今回のプレイで、補助系キャラクタを操作する運営者の方と2人でチャレンジモードに挑んだものの、スタートから数フロア進んだ先に出現したボスキャラクタにボコボコにされてしまった。

 だがこのモードでは、得られる経験値が多いことはもちろん、貴重なレアアイテムを入手することも可能だ。

 チャレンジモードに挑戦するには、ミッションモードや対戦モードで手に入る「コンテンツポイント」を消費する必要があり、最大で1日に3回しか挑戦できない。
 参加するパーティーメンバーのキャラクタ全員は、ダンジョンのモンスターレベルと同じになるように一時的に調整されるので、高レベルになってから敵の弱いダンジョンに挑戦する、ということはできない。

無数の敵がプレイヤー目がけて襲いかかる。ちなみにこのシーンでは、橋の向こうからどんどんモンスターが出現してきた 多数のザコモンスターを引き連れたボスモンスターも出現。下手に攻撃を食らうと、一気にダメージを受ける

 今回のプレイを通して感じたのは、他のプレイヤーと気軽にパーティープレイを楽しめるという点。パーティーマッチング用の募集は、ボタンをワンクリックするだけで行えるし、アイテムやお金、ボーナス経験値の入手など、一緒に冒険を行う際のメリットも大きい。そのため、ユーザー同士の交流はかなり深まるのではないかと思われる。

 「シナリオモード」などソロプレイに特化した部分では、コンシューマゲームのようにCPU操作キャラクタとともにゲームを楽しめるので、家庭用ゲームしかプレイしたことがない人にも、オンラインゲーム入門編としてお勧めしたい。

 なお、近日実施予定のクローズドβテストでは、今回の体験プレイで触れた「ソーマ」「シュバルマン」「イリシア」「ピンコ」に加えて、マジックナイトの「アエルロト」、ヒーラーの「ナギ」が使用できるようになるとのことだ。


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