新作紹介  
日本人だけに描ける恐怖。その最新形― PS3『SIREN: New Translation』
2008.05.07
関連URL『SIREN: New Translation』公式サイト
 
 ソニー・コンピュータエンタテインメントが2008年4月18日(金)に発表したプレイステーション3専用ソフト『SIREN NEW TRANSRATION』。 
 本作は、日本の集落や離島を舞台に、原因不明の怪奇現象に巻き込まれてしまった人々の物語を描くホラーゲーム『SIREN』シリーズの最新作。今回はシリーズの原点である『SIREN』を、新たな視点から描く。


 舞台はオリジナルの『SIREN』と同じく、日本の山間部にある村落「羽生蛇村」(はにゅうだむら)。だが、スポットライトが当てられるのは日本人ではなく、米国ケーブルテレビのクルーや、それに同行した文化人類学者といった欧米人たち。日本独特の恐怖を、異文化に属する人間たちの視線を通して表現するという試みだ。 
 『SIREN』シリーズが追求してきた「日本人にしか描けない恐怖」を、ハリウッド的な欧米人の視点で見たとしたら、果たしてそこにはどんな物語が、どんな恐怖が描かれるのだろうか? 

 本格的なゲーム紹介としては初報となる今回は、本作の概要をキーワードごとにお伝えしていこう。新訳によって大きく生まれ変わる『SIREN』の胎動を感じて欲しい。

※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。

存在するはずのない村落で、密かに行われる 「儀式」
 

 内陸に位置し、三方を山々に囲まれた羽生蛇村(はにゅうだむら)。1976年に村全土を襲った土砂災害により、泥土に飲まれ消えた村。

 かつてこの村では独特の信仰と土着の伝承が根付き、外界との接触を拒むかのように、ひっそりと村人の営みが行われていた。

 2007年、かつて村があった地を取材に訪れた米国のテレビクルー一行は、消えたはずの村人達によって、失われたはずの「人間を贄とする儀式」が遂行されるのを目撃する。

 恐怖と混乱の中、聞いてはならない呼び声のようでもあるサイレンが鳴り響く。

 「0:00 赤い海からサイレンが響き、消えた村が蘇る。」

 サイレンに呼び覚まされた村人達は、
やがて人では無い「屍人」となって起き上がる――


人のように振舞う、人ではない存在 「屍人」


 シリーズを象徴するキャラクタ「屍人(しびと)」。人でなくなった彼らがまるで人間のように共同生活を営む有り様は、それだけで本能的な恐怖と嫌悪を呼び起こすだろう。加えて本作では、その風貌や行動に更なる怪奇的表現が施され、死から解放された屍人にしか持ち得ない凍りついた生命感が表現されている。また、これまで登場しなかった型の屍人も登場するという。




最も重要な恐怖の舞台装置 「空間」


 最も重要な恐怖の舞台装置は、空間そのもの。臨場感のある「闇」はそれだけで人間の恐怖心を煽り立て、人は「闇」の中に焦燥感や不安感を投影し、自らの「心の闇」までも呼び起こす。


 プレイステーション3のマシンパワーを得ることで、本作では精細な影を絡めた光と闇の表現が可能になり、山から降る霧や霞、揺れる視界、風に合わせて蠢く木々、ほの暗く揺れる水面…といった、環境表現を実現している。


 陰鬱に湿った日本土着の、本能的な恐怖を掻き立てる舞台がプレイヤーを待つ……


様々な登場人物たちが織り成す 「恐怖群像劇」


 本作には米国ケーブルテレビのクルーや、同行した文化人類学者、村を訪ねた米国人の少年など日本人とは異なった背景を持つ人間が複数登場する。また、舞台となる「羽生蛇村」では様々な境遇の人物(日本人)が登場する。
 それぞれがそれぞれの背景を持ち、それぞれの物語をプレイしていくことで、やがてこの村の謎が徐々に解き明かされていくのだ。 
 まるで連続ドラマのように紡がれる12のエピソードがプレイヤーをどんどん物語に引き込み、複雑に絡み合う登場人物たちの物語がプレイヤーを無限の思考へと誘う。



4月25日(金)より 「体験版」 配信スタート!


 4月25日(金)より、PLAYSTATION Storeにて本作の体験版が配信されている。体験版で描かれるエピソードは、ゲーム序盤、屍人に支配されつつある鉱山からの脱出劇。
  テレビクルーに同行していた民族学者「サム・モンロー」を操り、基本操作や戦闘のチュートリアルに加えて、よりアグレッシブになった屍人との戦いを中心に据えたシナリオが体験できる。「意外な人物」との出会いもあるそうなので、ぜひプレイしてみてほしい。

 


ひとが……しんだ

見知らぬ土地で
見知らぬ風景の中で
恐怖だけが確かな現実の中で

赤い海に閉ざされた村で
運命の輪が回りはじめる

運命の輪が回りはじめる

生きたくても、生きられない
死にたくても、死にきれない

絶望の只中で―――
人はただ、人として生きることだけを渇望して―――


『SIREN: New Translation』
ハード: プレイステーション3
メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
ジャンル: ホラーアドベンチャー
発売日: 2008年7月24日(木)予定
価格: 未定
CERO審査: D (17歳以上対象)

(C)Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved.

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