プレイレポート  
1,000人規模で戦う合戦に参加!『三國志 Online』レポート後編
2007.11.14
関連URL:『三國志 Online』公式サイト
関連リンク:『三國志 Online』メインページ
 
 『三國志 Online』は、コーエーが開発している新作MMORPG。コーエーの誇る『三國志』シリーズの世界観を踏襲したタイトルで、往年のコーエーファンやオンラインゲーマーなど、多くのプレイヤーたちの期待を受けている。
  そんな本作は2007年11月7日(水)現在、プレオープンサービス終了後、2008年2月の第二次プレオープンサービスを控えている状態だ。
  本稿は、プレオープンサービスのレポートを前後編でお届けしているコーナー。前編では序盤のチュートリアル、依頼、戦闘システムなどについて紹介した。今回は所属勢力から受けられる「軍略」、大規模対人戦を楽しめる「合戦」など、協力プレイが楽しめるシステムをレポートするぞ。

※写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。
■大陸中のプレイヤーたちが集結! 大都市長安で己を磨くべし
宮城前の広場。区画整理が行き届き、当時の栄華を象徴している
 
長安の大通りでもっともドキッとした光景。かなり目立っていたぞ
 旅立ちの地である水鏡村でひととおりの基礎を身につけたら、レベル10前後になっているハズ。次は荊州エリアを卒業して長安を目指そう。
  長安は漢王朝の首都として機能した大都市。初めて訪れるとその規模の大きさ、行き交うプレイヤーの多さに驚く。特に街の中央を縦断するメインストリートでは、生産アイテムを売り出したプレイヤーたちが集まり、一大マーケットを形成している。武器ごとの技能を使い分ける本作では、装備品の性能が大きな意味を持つ。ここではあらゆる装備品が出品されているので、資金に余裕ができたら装備を充実させておこう。
  長安では適性レベル10以降の依頼が用意されている。かくれんぼで街内に隠れているNPCを探し出したり、迷子になった小イノシシを連れ戻すなど、趣向を凝らした依頼も多い。多彩な依頼をこなしながらキャラを育成していくのである。
  そして、キャラ育成と同様に長安ですべきことは仲間集め。長安には魏、呉、蜀、3大勢力の所属プレイヤーが一同に会している。大声チャンネルでメンバーを募っている「部曲(ギルドのような存在)」も多い。「部曲」に所属すれば、わからないことを先輩プレイヤーに聞いたり、集団の中での自分の立ち位置を確認して今後の育成プランを建てる、なんてこともできる。なにより、メンバー同士で冒険に出たり、合戦に参加するなど、協力プレイの醍醐味を実感しやすくなる。メンバー募集中で気になるところがあったら、積極的に対話して自分に合った「部曲」を探してみよう。
多彩な生産アイテムが売りに出されている。装備はマメに揃えていこう
長安の依頼では、女性の幽霊を成仏させるために奔走するものもある。泣ける話だ

■勢力ごとの任務! 志を同じくする輩と共に「軍略」を達成すべし
軍略への参加は、連合に加わってから軍略担当官に話しかける
 長安では「部曲」メンバー募集のほかに、「軍略」のためのメンバーを募集しているチャットが多く見られる。「軍略」とは、プレイヤーが所属する勢力から受けられ、制限時間内に定められた目標を達成する任務。シナリオ内容は、対抗勢力の武将を討伐したり、自勢力の武将を守るなど、多彩な目標が用意されている。なお、「軍略」は「連合」単位で参加しなければならない。ちなみに、最大5人まで組めるグループが「徒党」で、さらに最大5つの「徒党」で構成されるのが「連合」。つまり、「連合」は最大25人の大集団なのである。
  「軍略」は、「連合」を組んだ状態で街にいるNPC「軍略担当官」から参加できる。担当官の周囲には、参加プレイヤーたちが多く集結しているので、筆者もさっそく混ぜてもらった。
行く手を阻む歩兵たちを全員で葬りながら進んでいく
  筆者が参加した「軍略」は難易度の低いもので、5人で始められる任務。制限時間10分以内に蜀の守備将軍を倒すことが勝利条件だ。「軍略」がスタートしたら、守備将軍のいる砦を目指しながら進軍する。道程には蜀の歩兵たちが行く手を阻んでいるので、各個撃破しながら攻めていく。ちなみに歩兵のレベルは21もあるので、メンバー総動員でかからないと危険だぞ。残り時間5分を切る頃、守備将軍のいる場所まで到達。守備将軍はレベル22、しかもふたりの歩兵を従えているので無策に突っ込むと全滅必至だ。メンバー同士で相談した結果、歩兵を足止めさせておいて全員で守備将軍を倒すプランになった。さすがにボスだけあって防御力が高く、被ダメージも痛い。メンバーでもっとも低レベルの筆者は何度か死亡してしまった。ちなみに軍略中に死亡すると、スタート地点に戻されてそこから復活可能。急いで戦闘地点に走って戻って、戦線復帰しなければならない。そんなこんなで数分間の戦いの末、ほかのメンバーたちの奮闘でなんとか将軍を倒すことに成功! 軍略達成になった。
軍略中のマップ。緑の旗のアイコンが目指す蜀の砦だ
 「軍略」を達成すると結果画面が表示され、評価に応じた勲功、報酬金、経験値を得られる。ちなみに勲功は勢力への貢献度のこと。今回の筆者の評価は死亡も影響したのか「C」。メンバーの皆さんスイマセン!
  今回参加した「軍略」は制限時間が10分ということもあり、手軽にチャレンジできる。場合によっては難易度の高い「軍略」より、手頃な「軍略」をコンスタントにこなす方が経験値をより多く得られるようだ。
  また、実は「軍略」には勝利条件とは別に副目標が設定されており、勝利条件達成の前に副目標をクリアーしておくと評価がより高くなる。今回の軍略では蜀の臣・李恢(りかい)の討伐が目標だった。通常受けられる依頼では、なかなか三国志に関連した事象に触れることはないけれど、軍略では敵や味方に有名武将が登場するため、達成意欲もグッと上がるハズ。積極的に参加していこう!
ボスの守備将軍はレベル22。固いので少しずつ体力を削っていこう
守備将軍を倒すと軍略達成。戦績画面が表示されるぞ

■勇名轟かせる一大イベント! 合戦で所属勢力を勝利に導くべし
合戦前の準備時間には、合戦管理官の周囲にプレイヤーたちが大集結
 
戦場マップ。赤い旗が呉、青い旗のアイコンが魏の城だ
 最大1,000人のプレイヤーたちがひとつの戦場で相まみえる機会、それが合戦だ。合戦は事前に日時を告知して開催される大規模RvRイベント。それぞれ魏VS蜀、蜀VS呉、呉VS魏の合戦場が提示され、戦場は1日に2~3回開かれる。プレオープンサービス期間中には、全4日間の機会が設けられた。三国志を題材にした本作において、言うまでもなく合戦はひとつのクライマックスであることには間違いない。自分が所属する勢力のため、一騎当千の武名を上げるため、各々の野望を内に秘めたプレイヤーたちが戦場に結集し、激突する。筆者にとっても合戦に参加することは、プレオープンサービス最大の目的のひとつである。
  筆者が所属する勢力は呉。当日は「魏VS呉」の合戦が行なわれる日だった。合戦へは、長安にいるNPC「合戦管理官」から参戦可能。合戦開始前30分間が準備期間にあてられ、参戦登録を行なえる。そして、参戦登録を行なうと、開戦前の戦場に移動できる。するとその先の自陣営の城内には、開戦を待つかつてない数のプレイヤーたちが! なお、筆者はソロで参戦していたため、この待ち時間に空きのある連合に混ぜてもらうことに。ソロで戦うより「徒党」や「連合」に身を置いた方が協力プレイの恩恵を受けやすいからだ。ひとりで参戦する場合は、チャットで積極的に呼びかけて連合に加えてもらおう。
戦闘開始前に連合に入ろう。検索機能で連合の空きを探すと便利
 
両軍の先陣同士が激突。そのまま乱戦に突入した
 
死亡後の復活待ち風景。徐々に戦線が移動していく……
 
ゆっくりと進む投石車。岩を投げての範囲攻撃が可能なのだ

 そして待つこと十数分。いよいよ開戦となり、城門が開かれてプレイヤーたちが進軍を始める。戦場には東端に呉の城、西端に魏の城があり、中間に小拠点が配置されていた。まずは道程の拠点制圧が必要だ。先陣がマップ中央にさしかかった頃、前方に赤ネームの魏プレイヤー集団が現われた。鉢合わせになった両軍はそのまま遭遇戦になだれ込む。両軍の後衛からは弓矢と妖術が飛び交って弾幕が作られ、その中を剣や槍を携えたプレイヤーたちが斬り込んでいく。筆者は深追いしてきた軽装備の魏プレイヤーを捕らえては、足止めしたり、防御力を下げる両手具スキルを浴びせる作戦にした。しかし、いかんせんレベル16。絶え間なく飛んでくる遠距離攻撃や強力な近距離攻撃スキルを2~3回食らうとスグに死んでしまう。プレオープンでは、レベル制限により練丹具の復活技能が使えなかった。そのため、合戦で死亡すると自陣営の城で復活可能とはいえ、復活までの数分は、実質なにもできない。指をくわえて待っているしかなかったのだ。
  死亡時のタイムロスと城から戦線に走っている間に、呉軍の主力は小拠点を制圧。さらに魏の城に向けて攻め上がっていた。ちなみに合戦中は、画面に戦闘状況ウインドウが表示され、両勢力の総合的な戦況がゲージでリアルタイムに推移する。この時点の戦況ゲージは8割程度で呉が優勢。機先を制した趨勢になった。一方、焦って前線復帰のために走っていた筆者は、途中でゆっくり進軍する呉の投石車の姿を確認。城攻めに人海戦術では歯が立たないハズ、大型兵器の登場に百人力の心強さを感じた。
  そして、ようやく主力軍に合流した頃には、戦線は魏の城の眼前に移行。この時点の戦況ゲージは呉が6割程度の割合で優勢。このままの勢いを保てば勝てそうな状況だ。しかし、城壁からの遠距離攻撃、ヒットアンドアウェイの遊撃プレイヤーたちに翻弄されて、味方は次々と倒れていく。
  乱戦の中、「徒党」のリーダーから集合命令が出た。「徒党」を組んでいると、陣形ごとに特殊な効果を発動する陣形技能「戦法」を使えるのだ。リーダーが技能を行使すると、全員が魔法陣のような派手なエフェクトに包まれて効果が生まれる。陣形によって多彩な効能があるので、戦況に応じて切り替えると重宝しそうだ。
  膠着状態が長くなるにつれ、全体の趨勢は一変。敵の本陣を目の当たりにしながら、形勢は逆転して呉の敗色が濃厚になってきたのだ。これは、序盤の勢いのまま攻めてきた呉軍を、城から大量に返り討ちにしてきた魏の戦績が上回ったため。筆者も城門の手前で何度も死亡してしまった。激しい戦いの中での復活待ち時間の長いことといったら、それはもうなかったぞ。また、遅れて到着してきた投石車も、本来の実力を発揮するに至らない様子。そうこうするうちに制限時間となり、合戦終了。この戦いで結果的に呉は敗北を喫した。

 合戦に参加してみてまず思ったのは、あれだけ大規模の対人戦が繰り広げられたのに、あまりストレスを感じなかったこと。RvRを実装したタイトルでは一番大事な部分だと思う。一方、バランスに関しては調整の余地があると思った。死亡時の待ち時間の長さや、スキル、大型兵器の能力など、違和感を感じる箇所もある。個人的に心残りだったのは、有名武将を見られなかったこと。合戦が終盤になってくると両軍の有名武将が戦場に現われて戦いに加わる仕組みで、今回は魏からは曹操や夏侯惇が、我が呉からは孫権や周瑜が登場した。しかし、筆者は死亡しているか、復活して自陣営から走っている最中の出来事で、そのことごとくを見逃し、その勇姿を見られなかったのだ。「どんだけ運が悪いんだろうか」と落ち込んだけれど、どうも有名武将たちは戦場から姿を消すのがとても早かったらしい。高い能力で戦いに参加しなくてもいい。例えば前線を移動しながら、味方を鼓舞するような指揮を執るとかの形で、その勇姿をできるだけ長く見せてほしい、と思った。

大勢のプレイヤーが入り乱れる混戦でも、ストレスなく戦えたぞ
連合盟主プレイヤーが「戦法」を発動。エフェクトが派手!
   
投石車の岩が城壁の魏軍を直撃。500もの大ダメージを与えるのだ
合戦終了。残念ながら我が呉軍の敗北に終わった

合戦の熱気やオモシロさは体験するのが一番。正式サービス開始を心して待とう
 前述のとおり、現在の『三國志 Online』は、第二次プレオープンサービスを控えている状態。各種システムの改良点なども含め、公式サイトに掲載されている。
  プレオープンサービスで各要素を体験した結果、いくつかのブラッシュアップは必要だとは思うが、期待して次のサービスを待ちたいタイトルに違いはない。待機中のプレイヤー、これから遊ぼうと思っている人は、来るべきその日に備えて鋭気を養っておこう!
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