なぜ、辛い目に遭わされるの?恐怖と嫌悪感のADV『RULE of ROSE』
2006/01/16

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 少女たちが集い、織り成す社交界。貴族のみが参加できる、優雅なステージだ。ソニー・コンピュータエンタテインメントから1月19日(木)に発売が予定されているアドベンチャーゲーム『RULE of ROSE(ルール オブ ローズ)』は、そんなイメージが浮かびがちな社交界が題材となったタイトルである。
 しかし、本作における社交界は、決して華やかとは言えない“色”で彩られている。その“色”とは、恐怖と嫌悪感。プレイヤーは、半ば強制的にこの社交界へ参加することになったジェニファーとなり、不条理が支配する世界を体験するのである。

※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。
■ジェニファーにまとわりつく“陰湿な行為”と“懐旧の念”の意味とは?!
 本作の世界は1930年の英国。子供たちが独自の“掟”を形成している館が、主な舞台である。
 あるとき、この屋敷を訪れたジェニファーは、捕らえられ、水をかけられ、箱に閉じ込められてしまう。しかしジェニファーには、こうした陰湿な行為を受ける理由がわからない。しかも、相手はすべて子供。なぜ、自分がこんな目に遭わなければならないのか。理不尽な気持ちを秘めながら、ジェニファーは暗い雰囲気に包まれた館内を彷徨う。だが、同時にジェニファーは恐怖と嫌悪感だけでなく、懐かしさも感じる。
 プレイヤーはジェニファーを通して、多くの“なぜ?”を脳裏に浮かべる。そして、その理由はゲームを進めていくうえで、徐々に明かされていく。真実を知ったとき、はたしてジェニファーはどのような感情を抱くのだろうか。
『RULE of ROSE』プロローグ

1930年の英国。大飛行船時代の幕開けが感じられる年。
ある町の子供たちの間で、不思議な噂話が広まっていた。
「夕暮れの公園は危ないよ。ノライヌに食べられてしまうんだ!
食べられた人たちは空飛ぶ飛行船に閉じ込められて、
一生出られないんだ!」

月明かりが辺りをほの暗く照らしている、ある夜。
ジェニファーは田舎道を走るバスの中で不思議な少年に出会う。
少年は「リトルプリンセス」という絵本をジェニファーに手渡すと、
足早にバスを降りてしまった。
あわてて少年を追いかけるジェニファー。
しかし、そこはまったく見知らぬ場所だった。
そして、その夜からジェニファーは行方不明となる。

気がつくとジェニファーは見知らぬ倉庫に閉じ込められていた。
そこで自由を奪われている彼女は、少年の声を聞く。

ジェニファー、君って悪い子なんでしょ?
悪い子には、お仕置きしたほうが良いよね?
じゃあ、さっそく命令するから、よく聞いて。
君はこれから毎月、社交界に貢物を持ってきてください。
持ってこないと殺すよ。
僕は王子様。だから僕は君に命令する。理由なんかない。
世の中には命令する側とされる側しかいないんだ。

身動きが取れない彼女は、姿の見えない少年の言うことに
従うしかなかった。
目覚めた先は、「赤いクレヨンの貴族」と呼ばれる少女たちが
支配している世界。そして彼女たちは、
ジェニファーに次々と難問を突きつける。
そこには独自の階級制度と「薔薇の掟」があった。
謎の少年、そして少女たちの命令に従いながらもジェニファーは、
この世界から抜け出すための出口を探して前へ進む。
自分に向けられる悪意は、一体なぜなのか? ここはどこなのか?
そして、私は……誰なのか。


■無垢であるがゆえに残酷―薔薇に誓いを立てた少女たちは何を想う?
 前述のプロローグにあるとおり、ジェニファーは「赤いクレヨンの貴族」の支配する世界に入り込む。「赤いクレヨンの貴族」は数人の少女たちで構成され、その誰もがジェニファーのことを知っている。ジェニファーに対する口調は穏やかでもあり、キツくもある。その理由も、ゲームが進むに連れて明らかになる。
なお、「赤いクレヨンの貴族」のメンバーには、それぞれ階級が付けられている。そしてジェニファーもこの社交界の一員となるのだが、その地位は最下層。このままでは、いつまでたっても不条理な命令を出されてしまう。なんとかして上位に登りつめなければ…。

ジェニファー

ダイアナ メグ
エレノア ウェンディ アマンダ

■障害を乗り越えて貢物を届け、階級を上げることが解明につながる
 「赤いクレヨンの貴族」で構成される社交界には、「毎月、ひとつだけ貢物を出さなければならない」というルールが存在する。そこで、社交界の最下層に位置するジェニファーも、指定された貢物を差し出すことになる。これが、本作の主な目的である。
しかし、貢物が簡単に見つかるはずはない。様々な場所を探索し、仕掛けや謎を解いていかなければならない。さらに、「妖精さん」「山羊さん」「うさぎさん」といった妖しい者たちとの戦闘もある。非力で気弱なジェニファーには、とても困難な問題だ。だが、そんな彼女にも味方がいる。
その名はブラウン。聡明そうな顔つきと美しい毛並みが凛々しさを醸し出す犬である。ジェニファーが別の場所で拾った首輪の持ち主だと推測され、その首輪に「BROWN」と記されていたことから、ブラウンと名付けられた。
ブラウンは得意の嗅覚で、ジェニファーが指定したアイテムを見つけ出してくれるのだ。この異界の中で、唯一の友人と言えるブラウン。彼の協力なくして、貢物の発見はあり得ない。
(1)ドアを開けたいが、カギが掛かっている。 そのカギはどこ? (2)かつて見つけた手がかりをブラウンに「FIND」指定
 
(3)「GO」と指示を出すと、ブラウンが動き出す (4)ジェニファーも共に移動し、見事カギをゲット

 突如、不可思議な少女たちの世界に紛れ込んでしまったジェニファー。彼女は「赤いクレヨンの貴族」の要求を受け止め、元の世界に帰れるのだろうか。
なお、本作の企画は『MOON』『UFO』などを手掛けた元ラブデリックのメンバーが集まった制作会社パンチラインが担当。そして、グラフィックは『鬼武者』『GENJI』などに携わった白組が手掛けている。『RULE of ROSE』は、こうした独創的な作品を生み出すクリエイター陣によって作り出されているのである。

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