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1930年の英国。大飛行船時代の幕開けが感じられる年。 ある町の子供たちの間で、不思議な噂話が広まっていた。 「夕暮れの公園は危ないよ。ノライヌに食べられてしまうんだ! 食べられた人たちは空飛ぶ飛行船に閉じ込められて、 一生出られないんだ!」
月明かりが辺りをほの暗く照らしている、ある夜。 ジェニファーは田舎道を走るバスの中で不思議な少年に出会う。 少年は「リトルプリンセス」という絵本をジェニファーに手渡すと、 足早にバスを降りてしまった。 あわてて少年を追いかけるジェニファー。 しかし、そこはまったく見知らぬ場所だった。 そして、その夜からジェニファーは行方不明となる。
気がつくとジェニファーは見知らぬ倉庫に閉じ込められていた。 そこで自由を奪われている彼女は、少年の声を聞く。
ジェニファー、君って悪い子なんでしょ? 悪い子には、お仕置きしたほうが良いよね? じゃあ、さっそく命令するから、よく聞いて。 君はこれから毎月、社交界に貢物を持ってきてください。 持ってこないと殺すよ。 僕は王子様。だから僕は君に命令する。理由なんかない。 世の中には命令する側とされる側しかいないんだ。
身動きが取れない彼女は、姿の見えない少年の言うことに 従うしかなかった。 目覚めた先は、「赤いクレヨンの貴族」と呼ばれる少女たちが 支配している世界。そして彼女たちは、 ジェニファーに次々と難問を突きつける。 そこには独自の階級制度と「薔薇の掟」があった。 謎の少年、そして少女たちの命令に従いながらもジェニファーは、 この世界から抜け出すための出口を探して前へ進む。 自分に向けられる悪意は、一体なぜなのか? ここはどこなのか? そして、私は……誰なのか。
ジェニファー
突如、不可思議な少女たちの世界に紛れ込んでしまったジェニファー。彼女は「赤いクレヨンの貴族」の要求を受け止め、元の世界に帰れるのだろうか。 なお、本作の企画は『MOON』『UFO』などを手掛けた元ラブデリックのメンバーが集まった制作会社パンチラインが担当。そして、グラフィックは『鬼武者』『GENJI』などに携わった白組が手掛けている。『RULE of ROSE』は、こうした独創的な作品を生み出すクリエイター陣によって作り出されているのである。