ガンホー・オンライン・エンターテイメントの運営するMMORPG『ラグナロクオンライン(以下、RO)』では、2009年11月17日(火)において新規アップデート「Episode8.1:into the unknown 【イグドラシル】」を実装する。
公式サイトや、11月1日(日)に行われた
RWC2009&ガンホーフェスティバル2009の会場で発表も行われたのでご存知の方も多いだろう。
今回は、ガンホー社内のテストサーバにおいて、いち早くアップデート内容を体験させていただいたので、その様子をレポートしていこう。
なお、NPCのセリフやアイテム名称などの細かい内容については調整段階ということもあり、実装されるものがレポートと異なる可能性があることをご了承願いたい。
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| ゲーム内部の案内と解説をしてくれた方々。右から第一マーケティング部 第一企画課の中村聡伸氏、ゲームサービス部一課主任の千葉亮一氏、同じくゲームサービス部一課の長澤誠吾氏 |
※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます
今回の「Episode8.1:into the unknown 【イグドラシル】」アップデートでは、マップやクエストの追加となる通常のアップデートと、エクストラアップデートと呼ばれる2つの軸がある。まずはマップやクエストの追加に関して説明していこう。
今回の新マップは、前回(2009年7月)の「Episode8.0:Ash Vacuum【アッシュ・バキューム】」アップデートで追加された“異世界編”の続きとも言える場所。異世界の拠点である「連合軍駐屯地」の西に広がるスプレンディッドフィールドと、東に広がるマヌクフィールドの奥に、新たなマップと街が追加される。
これらは『RO』としては珍しい“異種族”の街であり、当然ながら、そのまま行くだけでは会話もままならない。また、今までのスプレンディッドフィールドの北のマップに追加された新たなダンジョン「イグドラシル中心部」および「ニーズヘッグの巣」に入るためには、この2つの種族のクエストをこなしている必要がある。
異種族の言葉を理解するためには「知恵の王の指輪」というアクセサリが必要で、これを装備している間のみ、異種族と通常会話を行うことができる。「知恵の王の指輪」を入手するには、連合軍駐屯地中央付近にいる機械工学者ドランスからクエストを受ける必要がある。しかし、ドランスからクエストを受けるためには、「三ヶ国への報告書」クエストを開始している必要がある。……と、なかなか手順が複雑(いずれもAlt+Uのクエストウィンドウで詳細説明が表示される)。
やや前提条件が厳しいが、中村氏によれば、クエスト進行のためのキャンペーンも行われるとのこと。クエストを進めていくことで回答がわかるクイズが出題され、先着でプレゼントがもらえるのだ(詳しくはリリースをご覧いただきたい)。今までクエストを放置していた人も、この機会に異世界クエストを進めておくといいのではないだろうか。
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| 連合軍駐屯地にいる機械工学者ドランス。「知恵の王の指輪」クエストの起点となるNPCだ |
クエストをクリアすると入手できる知恵の王の指輪。アクセサリ欄に装備することができ、装備中のみ、異種族の言葉を理解できる |
| 異世界「アッシュ・バキューム」の奥地に謎の種族の影を見た! |
スプレンディッドフィールドを西に抜けると、新たな街、ラフィネ族の前線基地「スプレンディッド」に入ることができる。スプレンディッドフィールドと同様に自然豊かな情景が広がっており、巨大な葉っぱの上を歩くこともできる。ラフィネ族は妖精のような愛らしい姿をしたものが多いが、実際にはやや気位が高く、人間を見下す傾向がある者もいるようだ。
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| 「知恵の王の指輪」を装備していないと何を言っているのかはわからない。ちなみにすでに実装されている「小さな妖精」クエスト、「木の巨人」クエストのNPCも、この指輪を装備して話し掛けると何を言っているのかわかるようになるらしい |
指輪を装備して話し掛けるとちゃんとしたセリフになる。「言語クエストをやる前のウンバラみたいな感じだと思いますよ」とは中村氏の言葉 |
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| 周囲は巨大な葉に覆われており、その上に登って街を見下ろすこともできる。ニブルヘイムの魔女の城付近を思い出した |
葉っぱの上にある「ヤイ」と呼ばれる建物(?)の内部。巨大な植物の種子のような外見で、ラフィネ族の家に当たる言葉らしい |
街の中央の建物の奥にいるラフィネ族の司令官、レビオルディル。もちろんクエスト関連でお世話になる |
注目したいのは商店で販売している「ピンギキュラの実のジャム」(10分間、スプレンディッドフィールドのモンスターに対する物理攻撃ダメージ+10%)、「ルシオラヴェスパのハチ蜜」(10分間、スプレンディッドフィールドのモンスターからのダメージ-10%)、「コルヌスの涙」(10分間、スプレンディッドフィールドのモンスターに対する魔法攻撃ダメージ+10%)の3アイテム。
異世界フィールドの敵は非常に強く、戦うのも一苦労だが、これらのアイテムを使えばその苦労もかなり緩和されるはずだ。マヌク側のフィールド用には鉱山の街マヌクの商店で同様の効果を持つ「マヌクの豪気」「マヌクの意思」「マヌクの信念」というアイテムが販売されている。
なお、これらのアイテムは通常のZenyで買うことはできない。専用の通貨であるスプレンディッドコイン(およびマヌクコイン)での取引となる。コインはどのように入手するかというと、基本的にはクエストの報酬として入手できる。このクエストは繰り返し行うことが可能だが、やや難度が高いらしい。しかし、すでに実装されている“釣り”や“謎の鉱石採掘”時に発見できることもあるとのこと。
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| ラフィネ族の商店では特別なアイテムを販売している。これらは通常のZenyでは買うことはできず、スプレンディッドコインと交換になる |
商品の説明はブック形式で表示される。なお、解説文は修正前のもので、実装時には一部内容が変更される予定だ |
マヌクフィールド側に住む異種族は、木のような姿をした巨人、サファ族。彼らの街、「鉱山村マヌク」へ行くには連合軍駐屯地から東に2マップ経由せねばならず、なかなか大変だ。この街ではブラディウムという鉱石が採掘されており、これはサファ族が生きていくために必須な鉱物とのこと。彼らがなぜ木のような姿になったのか、なぜブラディウムが必須なのかといった謎も、徐々にクエスト中で語られるらしい。
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| やはり「知恵の王の指輪」を装備していないと会話が行えない。ラフィネ族とは使用されている文字が異なるのが細かい |
異世界ではそれぞれの種族ごとに様々な専門用語が使われている。このような会話からも、世界が違うということを感じられるかもしれない |
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| ブラディウムを扱っている工員。機械を使って作業しているところをみるとかなり高度な文明のようだが……? |
サファ族の始祖と言われるベルゲルミルの石像。北欧神話ではユミルの孫にあたる巨人族で、すべてのヨツン(巨人)の始祖とされる |
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| 鉱山村マヌクの中心部にある建物の中には囚われているラフィネ族がいた。どうやらプレイヤーもクエストで関わることになるらしい |
鉱山村マヌクの代表、ニトエトル。ラフィネ族とサファ族は敵対しており、クエスト中ではプレイヤーがどちら側につくか選択を迫られる場面もあるとか |
| 新たな強敵と魅惑のアイテムを内包する2つのダンジョン |
スプレンディッドフィールドの北に追加されたマップの南東に新ダンジョン「イグドラシル中心部」への入口がある。ここは通常のワープリンクではなく、オブジェクトをクリックして進むタイプ。知恵の王の指輪を入手後、「2つの種族」クエストを進めていくとこのダンジョンに誘導され、引き続き内部でもクエストが進行するとのこと。
内部には可愛いドラゴンタイプのノンアクティブモンスター、ドラコや、そのドラコが生まれてくるドラコの卵、アクアエレメンタル、ダークピンギキュラといったモンスターが棲息している。たしかに強敵ではあるのだが、異世界フィールドのモンスターに比べると攻撃力は若干低めで、こちらのほうが戦いやすいかもしれない。
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| ワープリンクがないので一見行き止まりのように見えるが、クリックで内部に入れる。なお、入口のグラフィックが見やすいように画面を東向きに回転しているのでご注意を |
癒し系モンスターのドラコ。HPこそ高いものの、レベルも82とやや低め。小型に見えるが中型モンスターのようだ |
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| どう見てもドラゴンの卵に見えるが実は別扱いのモンスター、ドラコの卵。卵系モンスターの例に漏れず、スキルによってドラコに変身(?)する |
アクアエレメンタルとダークピンギキュラ。なお、中村氏のプロフェッサーと長澤氏のハイプリーストは案内用の特殊キャラクタなので攻撃力や防御力が通常とは異なっている。ご注意願いたい |
イグドラシル中心部を進んでいくと、「守護者の門」に行き着く。ここから先は「ニーズヘッグの巣」というメモリアルダンジョンになっている。このメモリアルダンジョンに入場するには前述した「三ヶ国への報告書」クエストをクリアしていることが条件になる(入場しようとするパーティメンバー各人全員がクリアしていること)。
また、「ニーズヘッグの巣」クリアまでの制限時間は4時間。再入場が可能になるまでの時間は72時間とのことだ。マップが表示されない内部では複雑な迷路が待っているので、慣れないうちは手間取りそうな雰囲気だ。このメモリアルダンジョン内でもクエストは進行し、最終的にはニーズヘッグの影と戦うことになる。クリアするためには相応のパーティーで挑まなければならないだろう。
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| 「イグドラシル中心部」の2層目にある「守護者の門」。ここがメモリアルダンジョン「ニーズヘッグの巣」への入口になっている。入場には条件が課せられている |
アクアエレメンタルと同じ水の精霊のようなリンコ。このダンジョンでは弱めのモンスターだが、幻覚攻撃を行ってくるため油断は禁物 |
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| やはり水の精霊のようなフィラと、巨大な植物モンスター、エンシェントツリー。エンシェントツリーの攻撃力は高めなので前衛系職を抱えたい |
安全なところまで引き返して、ほかのモンスターを見せていただいた(実際は出現する場所が異なるので注意)。千葉氏が「走る姿に注目してほしい」と言うラタトスク。ボスモンスターではないが高い攻撃力とメテオアサルトなどの様々なスキルを使う強敵。苦労して倒してドロップアイテムがどんぐり1個だったときにはちょっとガッカリ |
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| ボス属性モンスターのドゥネイール。強さ的にはラタトスクとそれほど変わらない。ラタトスクと同様にソニックブローをよく使ってきた。ユピテルサンダーで吹き飛ばされたり、スパイダーウェブで足止めをしてくるなど、戦いにくい印象があった |
ニーズヘッグの影の取り巻きとして登場したダークシャドー。外見に似合わず、ニーズヘッグの影に次いでレベルの高い強敵モンスターで、まとめて抱えるだけでもかなり大変 |
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| ニーズヘッグの巣のMVPボスモンスター、ニーズヘッグの影。毎度恒例ではあるが、スクリーンショットを撮影するのがやっとという状態の強敵。メテオストーム程度なら安心していられるが…… |
最後に新マヌクフィールドに登場するブラディウムゴーレムを見せていただいた。ゴーレムだからなのか、ノンアクティブだったが、いったん攻撃を受けると大ダメージは必至 |
「Episode8.1:into the unknown 【イグドラシル】」が「Episode8.0:Ash Vacuum【アッシュ・バキューム】」の直接の続きといった感じのアップデート内容だったのに対し、同時に実装される「エクストラアップデート」としては、システム的な追加が行われる。その最たるものが「ヒドゥンスロットエンチャント(以下HSE)」だ。
ガンホーフェスティバル2009での発表にもあったが、HSEは、特定の鎧に能力値ボーナスを付与するシステム。スロットなし、スロットあり、高級鎧の3つのカテゴリーによって価格と成功率がそれぞれ異なる(どの鎧が対象となっているかは
RWC2009の記事におけるカンファレンスの項目を参照していただきたい)。
今回はスロットなし鎧としてメントル[0]、スロットあり鎧としてセイントローブ[1]、高級鎧としてオルレアンの制服[1]を5つずつ用意していただいて、“HSEノック”を行わせてもらった。HSEは、プロンテラ南西(7時方向)に実装されるNPC、細工職人の三姉妹が担当してくれる(余談だが、他の街にはHSEを行ってくれるNPCはいないそうだ)。
まずはメントル[0]のHSEに挑戦してみた。スロットなし鎧のHSEは細工職人の三女に話し掛けることで行え、費用は300,000Zeny。結果から言うと、成功4、失敗1。成功の内訳はAgi+2が2つ、Str+1が2つだった。
続いてセイントローブ[1]。スロットありの鎧のHSEは細工職人の次女に話し掛けることで行え、費用は500,000Zeny。結果は成功2、失敗3。成功の内訳はStr+2が1つ、Vit+2が1つだった。
最後はオルレアンの制服[1]。高級鎧のHSEは細工職人の長女に話し掛けることで行え、費用はなんと1,000,000Zeny。ちょっと勇気のいる金額だ。結果は成功2、失敗3。成功の内訳はStr+1が1つ、Int+2が1つだった。ちなみに成功した瞬間、千葉氏が「おっ、かなり運が良いですね……」と言う程度の確率のようだ。
本来、スロットにカードを挿さねばアップできないハズの能力値が付与できるHSE。スロットなしの鎧に関して言えば、比較的安価なうえに高確率で成功するため、低レベル時の能力値調整にはありがたい。スロットあり鎧からは比較的ギャンブル要素が強くなるが、レアな能力の高い数値がつけば、かけた費用分の回収はできそうだ。
ただ、HSE成功後には、今度はどこまで精錬を行うかという悩みが発生する。注意しなければならないのは、もともと精錬してあったものは精錬数値が0に戻り、カードが挿してあった鎧からはカードが消えるという点。後者は、いわゆる“やっちゃった系”装備のリセットを狙うこともできるが、HSE失敗により装備そのものが消える場合もあるので気をつけたい。
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| プロンテラに実装される三姉妹の細工職人。HSEはこの3人が行ってくれる。カテゴリ別にNPCに話し掛け、リストからアイテムを選択する。なお、アイテム欄の上にあるものからHSEを行うので、すでにHSEを行ったものを持っている場合には注意しよう(HSEした鎧でも上書きできてしまうため) |
要は別のアイテムに変更を行うという仕組みなので、成功時でも、元のアイテムの精錬値や刺さっているカードは無視されてしまう。重要なカードを挿した鎧を間違えてHSEしてしまわないように気をつけたい |
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| HSEを開始するとキャラの頭上に光の柱が立ち、成功/失敗は製薬と同様のグラフィックで表現される。ちなみにこれらのエフェクトは他人からでも見えるようになっている |
HSEのシステムの追加により、スロットのない鎧でもカードスロットが黒く表示されるようになる。HSE自体の付与能力は最右スロット上に表示される |
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| スロットあり鎧のHSE費用は500,000Zeny。やや高いが、成功すればそのぶん強力な装備になることは間違いない |
高級鎧のHSE費用は1,000,000Zeny。成功率も低くなるので、まさに運次第。高級とは言え、あくまでNPC側がそう思い込んでいるという話なので、市場価格としては安価なものもある。ただ、費用が費用だけに成功したアイテムは高値で取引されそうだ |
今回の最良品と呼べるのはInt+2の付与されたオルレアンの制服[1]だろうか。名もなき島の修道院あたりで活躍が見込めそうだ |
新規に実装されるアイテムは防具が11種類、武器が21種類となっている。「Episode8.1:into the unknown 【イグドラシル】」による新アイテムと「エクストラアップデート」のドロップアイテム変更による新アイテムがそれぞれ用意されており、前者は主に転生したキャラクタ向けの高性能武具、後者は様々な職業向けのバラエティに富んだ武具になっている。
さらに、後者は主にMVPボスがドロップするようになるので、定期的にボスと戦えるエンドレスタワーなどでの産出が期待される。
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| どう見てもニーズヘッグの影がドロップしそうな超高性能防具(肩にかけるもの)。転生専用装備で要求レベル90と装備条件も厳しい |
回復効果を高める靴。やはり転生限定の装備で要求レベルは60。異世界でのドロップは主に転生キャラクタ用の装備になる様子 |
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| 鉱山村マヌクで産出されている鉱石の名がつけられたハンマー。同じ名前のついたモンスターがいたが……。ホワイトスミス専用武器だ |
クエストで入手できるようになるという新頭装備。全職業が装備でき、装備可能レベルも特に設定されていないようだ |
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| 以前のカンファレンスでも紹介された、猫のようなNPCからのクエストをこなすことで獲得できるヘアピン。上のハイプリーストが装備中 |
色違いで4色用意されたヘアバンド。頭装備は主にクエストのクリアによって獲得できるようになっているらしい |
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| 製造スキルをマスターしていると攻撃力が増加するという、主に製造ブラックスミス向けの斧(一応マーチャント系であれば装備可能)。ただし要求レベルが80と高め |
「エクストラアップデート」による新アイテムは、公式の職業イラストなどに描かれている武器を元にしたものが多い。ベチェルアックスも公式イラストのホワイトスミスが持っている武器だ |
| 配置変更&モンスターの経験値調整により育成の幅が広がる!? |
今回の「エクストラアップデート」ではモンスターの配置変更や経験値調整などが行われる。詳細は当日までのお楽しみということだったが、千葉氏によれば配置変更のマップ数は4マップ、またそれとは別にモンスター討伐時の獲得経験値の調整が20種類程度のモンスターに対して行われるらしい。
モンスターの経験値調整に関しては「モンスターの強さに応じて配置変更を何度か行ってきましたが、モンスターの強さだけを見て出現地域を変えると、世界観に合わないモンスターが出現するということになりがちなんです。今回は主にモンスターそのものの経験値を調整するという方向になりました」と千葉氏。
たしかに、前回の配置変更によってゲフェンダンジョンの3Fにアルナベルツ教国にいるはずのホドレムリンが徘徊していたりと、一部プレイヤーからは世界観を疑問視する声も上がっていた。今回の調整はそういったことも踏まえた変更になっているようだ。
ちなみに高効率で有名な敵の経験値が下方修正されるような調整があるのかとたずねてみたところ、「効率が出すぎるので下げる、という方向の修正は今回は基本的にはありません。強さに対して経験値がわりにあわなかったり、訪れる人が減ってしまったマップのモンスターへのテコ入れとなります」と千葉氏。
また、異世界フィールドにいるモンスターの高攻撃力に関して、低下の予定があるかどうかという質問に、千葉氏は「今回、それはありません。『RO』は様々な国でサービスされていますが、日本独自の調整を行う場合でも開発元に了解を得て行っています。開発されたばかりのコンテンツに対しての調整は開発元の今後の開発プランにも影響してしまいますからね。もちろん例外もあるので、物によるのですが、今回のような調整に関しては、日本のプレイヤーに忘れ去られているような場所やモンスターに光を当てるという方向で行っています」と回答。中村氏は「異世界フィールドの敵に対しては、今回実装される6種のアイテムを使うことによりだいぶ狩りやすくなると思います」と語ってくれた。
| 次期アップデート「ブラジリス」はリニューアル前に!? |
最後に今回のアップデートに際して気になる点をいくつか質問してみた。次期アップデート「ブラジリス」に関しての情報もあるので、ミニインタビュー形式でお届けしよう。
――今回のようにアップデートでダンジョンが追加されるのは嬉しいのですが、何重にも前提クエストがあると、たとえば復帰してきた人を気軽に誘えないというネックな部分もあります。そのあたりはどうお考えですか?
★中村氏
たしかにそういった面もありますが、今回の異世界のダンジョンなどは高レベル向けで、クエストを自力でクリアできない方が入ったとしても何もできずにやられてしまうということもありえます。そういう点では前提クエストには適正レベルに達している人に限定する意味も含まれています。
逆に、中レベル帯向けのアップデートに関しては次期アップデート「ブラジリス」などのような新規コンテンツも用意していきますので、そういったマップなどを楽しんでいただければと思います。
ただ、今回は異世界の街を楽しむにも前提クエストが必要になっていますので、クエストの後押しをするキャンペーンを行おうかなと思っています。いわゆるクエスト早解きキャンペーンです(笑)。(
詳細はこちら)
キャンペーン自体は「知恵の王の指輪」クエストを対象にしているんですが、それも前提クエストが必要になりますので、アップデート前から前提となっているクエストを楽しんでいただき、「知恵の王の指輪」クエスト実装と同時に一斉に進めていただければな、と思っています。
――『RO』では今までにないタイプのキャンペーンですね。たしかにクエストが実装されても「で、何をすればいいの?」という人も多いですからね。
★中村氏
スタートのヒントは公式Blogのほうへ掲載していきたいと思っています。公式Blog自体、RWC2009のリアルタイム更新でかなりの閲覧をしていただき、以後チェックしていただいている方も増えているようです。そのあたりも絡めたキャンペーンをしていければな、と。アップデート後はすぐに7thアニバーサリーキャンペーンになりますし。
――アニバーサリーイベント自体はいつから始まるのでしょうか。
★中村氏
キャンペーン自体は11月下旬から開始したいと思っています。また、今年はちょうどアニバーサリーデーにあたる12月1日が火曜日(定期メンテナンス曜日)なので、メンテナンスを挟んで一気に盛り上げたいと考えています。
★千葉氏
今回のゲーム内イベントは龍之城が舞台となっています。最近は育成テンプレート的な道筋ができあがってしまっていて、新しくゲームを始められた方でも、その道筋から外れたマップには行ったことすらないという場合が少なからずあると思われます。
冒険者アカデミーなどのクエストを作ったときもそうだったのですが、お祭り系のイベントは、あまり人が来なくなってしまったマップで再発見を楽しんでもらえたら、ということを念頭に実施しています。
★中村氏
お祭りイベントで訪れたプレイヤーさんが、もともと存在していたクエストNPCに話しかけて「あ、こんなところにクエストあったんだ」ということもよくありますね(笑)。
★千葉氏
最近イベントが多かったアマツでも「モモタロ体験館」がイベントの一種だと思われる方もいらっしゃったようです。
――たしかあれはアマツ実装時からありましたね(笑)。ところで、さきほど「ブラジリス」の話が出ましたが、2010年第1クォーターの実装予定と発表されていますよね。韓国では「ブラジリス」はリニューアル後のアップデートになっていますが、日本でも「ブラジリス」実装はリニューアルが行われるのと同じタイミングになるのでしょうか。
★千葉氏
韓国ではたしかにリニューアル後のアップデートなんですが、実はリニューアル前に対応したデータも用意されているんです。そのため、モチーフとなったブラジルではリニューアルは行われていませんが、韓国に次いでブラジルでは実装されています。リニューアル関連のインタビューなどで弊社の廣瀬や飯野が2010年第1クォーターを節目として挙げていますが、「ブラジリス」とは単に時期が被っているだけの話なんですね。
――なるほど。リニューアルのプラン自体と「ブラジリス」はあまり関連性はないと?
★千葉氏
そうですね。リニューアルをしてからでないと「ブラジリス」を実装できない、ということではありません。比較的高レベル向けアップデートが続く中で、久々の中~高レベル向けのコンテンツということで、出し惜しみせず、あまりお待たせしないでお届けできればと考えています。調整内容によっては時期がずれてしまう可能性もあるのですが、できればリニューアルの話が動く前には実装したいな、と。
――わかりました。本日はありがとうございました。
RWC2009の熱も冷めやらぬ中、優勝の“賞品”である経験値&ドロップ率増加期間、そして今回のアップデート、さらに7thアニバーサリーイベント&キャンペーンと、年末まで怒涛の勢いで突き進む『RO』。リニューアルの問題も残ってはいるものの、少なくとも次期アップデート「ブラジリス」までは順調に進みそうな勢いを感じた。細かいことはいったん忘れて、まずはこのイベント&アップデート攻勢を楽しんでいこう。