新作紹介
 
召還獣カードバトルの深淵が見えた!?『ポップアップデュエルオンライン』プレイレポ
2009.01.16
関連URL:『ポップアップデュエルオンライン』公式サイト
関連URL:スクウェア・エニックス メンバーズ
 
 『ファイナルファンタジー』シリーズに登場する召還獣が描かれたカードを使用する対戦ゲーム『ポップアップデュエル』。ニンテンドーDS用ソフト『チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と5人の勇者』などに収録されている本作品のオンライン版が、現在スクウェア・エニックスの会員制サイト「スクウェア・エニックス メンバーズ」でテスト公開されている。


 このオンライン版も、原作とルールは基本的に同じ。1対1のターン制バトルで、相手のHP20を0まで減らしたほうが勝利だ。基本のルールはこのようにシンプルだが、5つの属性に分かれた133枚(βテスト時に使用できるのは126枚)のカードごとに異なる特性、そして相手との駆け引きなどで、奥深いカードゲームに仕上がっている。
 ゲームのルール、流れを紹介した前回に引き続き、今回はこのテストに参加した模様、そして運営元へのインタビューをお伝えしよう。

※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます

ゼロから始める『ポップアップデュエルオンライン』
ガチンコ15番勝負に挑戦!
 2008年末から行なわれている『ポップアップデュエルオンライン』のβテスト。会員登録さえすれば無料でプレイできる(しかもカードが最初から126枚も使用可能!)とあって、毎日熱いバトルが繰り広げられている。
 そこで、この冬休み中に一般プレイヤーに混じって、彼、彼女たちと15回戦ってみた。ちなみに筆者は『ポップアップデュエル』初体験。試行錯誤しながら自分なりのデッキを作ってみた。

1〜5回戦:クリスタルアビリティでバリバリ……戦えない!
 プレイ当初はデッキがないため、自分で編集することに。デッキは15枚までなので赤、青、緑、黄、無の5つの属性から3枚ずつまんべんなく選んでみた。そしてロビールームに入ってさっそく対戦相手を探し、いよいよ15番勝負スタート!

▲最初なので軽い気持ちで強そうなカードをバンバン入れてみた。126枚もある手持ちのカードから好きなものを探し、選ぶのは結構時間がかかるも、かなり楽しい
▲1回戦では手筋を読まれて、カーバンクルのクリスタルアビリティ(以下アビリティ)「ルビーの光・改(相手の攻撃力を2倍にして跳ね返す)」で大ダメージ! 敗北となった

 最初に対戦した相手はかなり上級者だったようで、相手の体力を12も残したまま、なすすべもなく惨敗。これはダメだと思い、つねにロビーで対戦できるNPC扱いのヒーローXを相手にしばらく練習することに。

▲カードを使うことで溜まるクリスタルポイント(以下CP)が多数必要なカードばかりが手元に揃うことが頻発。結局何もできないまま、ターンが過ぎることが多かった
▲せっかく強力なアビリティを使えたのに、思い切りガードされてしまった! ヒーローXが出すカードはいつも同じ順番で決まっているのに、学習しない筆者である
★★★☆★…ここまでの通算成績:1勝4敗

6〜10回戦:一見弱そうなカードも入れて、より使いやすいデッキに
 ヒーローXとの連戦で感じたのが、よほどCPをうまく溜めないと、強力なアビリティを持つカードはほとんど使用する機会がないこと。それなのにとりあえず各属性から強力そうなものをデッキに入れていたため、手出しできないことが多かったのだ。
 これを改善するために、

・アビリティを使わない、ただ攻撃するだけのカードを入れて手数を増やす
・CPとして残らない無属性のカードを外し、できるだけCPを溜まりやすく

 という方針でデッキを再編集してみた。

▲無属性のカードは高めの攻撃力を持つが、CPとして残らないため、相手とのCP数に差がつきやすい
▲アビリティはないが、地道に攻撃できるカードを集めた。このアダマンタイマイ(のろい呪い)は、2属性からの攻撃を防御できるためか使用プレイヤーは多いようだ

 無属性のカードを減らし、その分、赤&緑属性のカードを増やしてデッキを編集し、ふたたびロビーで一般プレイヤーに挑戦してみた。
 するとこれまでよりは、順調に相手のHPを減らすことができ、多くの対戦で接戦まで持ち込めるように。ただしあくまで接戦で、よほどうまくカードを出せたときに勝利できるくらいで、まだまだ常勝には程遠い。
 そして10回戦で衝撃的な対戦をして、筆者のデッキ編成は大きく変わることに……。

▲シヴァの「氷の息吹」という、とても地味な技でコツコツダメージを与えているところ。こういった地道な攻撃でクリスタルを溜め、強力なカードが出せれば勝つことができた
▲このころお世話になったカードが、ユニコーン(疾風突き・改)。相手のガードアイコン数×4の大ダメージを与えられ、相手がガードしそうなときによく使っていた
▲もう1枚よく使っていたのがラミア(乙女のキッス)。アビリティに必要なのは赤と青のCPひとつずつだけで、攻撃を成功させればHPが4も回復する
▲10回戦目に戦った相手が強烈! おそらく10枚くらいが赤属性のカードで、「自分のクリスタルをすべて赤にする」、「赤カードの攻撃力を倍にする」、といったアビリティを使われまくって、あっさり負けた
★★★☆★☆☆★☆★…ここまでの通算成績:3勝7敗

11〜15回戦:黄色属性中心のデッキでとにかく攻め倒す!
 これまでに戦った相手から学んだことは、同じ属性で固めたほうがメリットが多いこと。具体的には、

・赤属性のカードなら赤のCPが必要なアビリティが多く、必要なCPが溜まりやすい
・「特定の属性カードの攻撃力を倍にする」というアビリティを有効に使える

 という2点だ。そこで筆者も真似をして、特定の属性に偏らせたデッキに編集し直してみた。

▲筆者の場合、相手をしびれさせる(次ターンの黄属性のダメージが倍になる)バハムート(メガフレア・改)が当てやすかった。そこで、このカードを基点に黄属性で揃えてみた
▲黄属性を中心に揃えると、自分のCPにある黄の数×2のダメージを与えるテュポーン(ボディープレス)などがかなり強力になる。ウハウハしながら早速対戦してみた

 このデッキ編集が功を奏して、以降の5回戦では4勝1敗と好成績。黄属性以外のカードはガードや回復のカードで揃えて耐えしのぎ、15枚中7枚を占める黄属性のカードで、攻撃力を倍にしつつ一気呵成に攻めるという作戦が大ハマリした!

▲黄色のCPがふたつ必要なラムウ(裁きの雷)も、黄属性のカードで固めているとCPが溜まりやすく、かなり使い勝手がよくなった
▲相手をしびれさせたうえで、相手が黄のガード出すと読んで槍によるガードブレイクで攻撃! というコンボも考えていたが、今回は不発に終わった。考え過ぎだったか
★★★☆★☆☆★☆★☆☆☆★☆…最終成績:8勝7敗

 結局15回戦って、8勝7敗となんとか白星が先行。後半は追い上げたものの、相手の手持ちカードを読んで的確にガードする、相手の邪魔をするアビリティを活用するなど、まだまだ改良の余地がありそうだ。もちろんこれはあくまで筆者の事例。対戦を重ねて、自分なりのデッキを編集してほしい。

今後のアップデートは
「デュエルが盛り上がる機能や企画を」!
 このように、『ポップアップデュエルオンライン』はキャッチーな見た目からは意外なほどに、やりこみがいのあるゲームとなっている。この作品がどのように制作されたのか、スクウェア・エニックス メンバーズ事務局の池田氏に話を伺った。

――数あるミニゲームのなかから、『ポップアップデュエル』をオンライン化することになった経緯を教えてください。

池田氏:
 『ポップアップデュエル』は2006年12月に発売されたニンテンドーDS『チョコボと魔法の絵本』で登場して以来、ファンのなかでは人気のあるミニゲームでした。
 おなじみの召喚獣たちとアビリティを使ったカードゲームで、ルールがわかりやすいため初めてのユーザーでもすぐに参加できること。そしてWi-Fi通信対戦でほかのユーザーとデュエルをする、という形式がオンライン化するときに親和性が高いと感じたので、オンライン化することが決定しました。

――オンライン化する際に、ルールに最新のものを採用されていませんが、なぜでしょうか?

池田氏:
 開発自体が以前から行なわれていたのと、『ポップアップデュエルオンライン』としては始まったばかりだからです。初めて体験するユーザーさんにも徐々に慣れていってもらいたい、と考えているので現在は最初のものを採用していますが、最新ルールの導入は今後の展開として考えてはいます。

――オンライン化の際に、各カードステータスの改変は検討されましたか?

池田氏:
 ゲームでの『ポップアップデュエル』に慣れているかたもいらっしゃるので、あえてそのままのバランスにしました。

――オンライン化にあたって、特に配慮された点、苦労された点を教えてください。

池田氏:
 まず、対戦相手とのマッチングのしやすさを第一に考え、『ポップアップデュエルオンライン』ではロビーを作りました。これによってチャットで話をしながら相手を探せたり、募集時には「スクウェア・エニックス メンバーズ」で作成できるアバターアイテムで個性を出せたりと、安心して相手を探すことができるようになっています。
 苦労したのは、ゲームとは違いWebでのエフェクトの表現に限界があるため、カードのアビリティエフェクトの表現方法を変えざるを得なかったところです。ゲームの面白さの肝でもある部分なので、なるべく再現できるように調整をしました。

――「スクウェア・エニックス メンバーズ」における『ポップアップデュエルオンライン』の位置づけはどのようなものですか?

池田氏:
 
チョコボシリーズのファンの方はもちろん、「スクウェア・エニックス メンバーズ」に登録されている多くのかたに参加をしていただけるようになればと思っています。
 コミュニケーションの一環として、友達同士で遊ぶ場として日常的に利用して頂くのはもちろん、友達を探す場にして頂けるとうれしいです。

――各属性ごとに特徴があれば教えてください。

池田氏:
 赤は火、緑は地、青は水、黄色は雷という特徴を持ったカードが多く、属性ごとの相性があります。無属性のカードは与えるダメージは大きいですが、属性を持たないぶんカードを使用してもクリスタルが溜まらないので、クリスタルアビリティが発動しづらくなってしまいます。
 属性の相性や自分のプレイスタイルなどは、色々なデッキを組みながら探って頂けると面白いと思います。

――始まって半月程度ですが、βテストの手ごたえ、ユーザーの反応はいかがですか?

池田氏:
 とても楽しんで頂いております。初めてのかたに対しても会員のかた同士で教え合っているなど、オンラインならではの楽しみかたをして頂いているようで大変ありがたいです。

――今後予定されているアップデート内容を可能な範囲で教えてください。

池田氏:
 今春を予定している正式版では、他のプレイヤーのデュエルを観戦できる機能や、ポイント制、レーティングなどの個人成績の導入など、より会員同士でデュエルが盛り上がる機能や企画を考えています。

――最後に、ユーザーにひと言コメントをお願いします。

池田氏:
 
オンラインゲームは会員の皆さんと一緒に盛り上げて作っていくゲームだと思っています。まだβ版ですので、みなさんからのご意見をお待ちしています!

▲雷や風、炎など、豊富に用意された派手なエフェクトがデュエルを盛り上げる

 インタビューからは、本作品の制作時におもに初心者にも気を配りつつ、今後さらにシステムが追加されることも語られた。βテストが行なわれるのは今月一杯の予定。正式サービス時にいち早く活躍できるよう、今のうちにたっぷりプレイしてみよう!


■スクウェア・エニックス メンバーズ関連コンテンツ
■『チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と5人の勇者』関連コンテンツ
■関連リンク

『ポップアップデュエルオンライン』
ハード: PC
メーカー: スクウェア・エニックス
ジャンル: オンラインカードゲーム
βテスト期間: 2008年12月24日(水)〜2009年1月末日
価格: 無料

『ポップアップデュエルオンライン』
(C) 2009 SQUARE ENIX CO.,LTD.All Rights Reserved.
『チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と5人の勇者』
(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
Package illustration/Toshiyuki Itahana

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