セガより、2009年12月3日(木)に発売される予定のプレイステーション・ポータブル向け新作ソフト『ファンタシースターポータブル2』。本作は、同じくPSP向けとして2008年に発売された『ファンタシースターポータブル』の続編にあたるRPG作品だ。
発売までおよそ1ヵ月と迫った11月1日(日)0時には、本作の体験版が配布されており、さらに11月9日(月)からは、当選者発表の時点で既に5万人以上のユーザーから応募があったという、「インターネットマルチモード」の公開も行われる。
そんな注目を集める体験版を筆者も現在絶賛プレイ中。PS3で利用可能な『アドホックパーティー』を使用して、マルチプレイを楽しんでいる。
現在『アドホックパーティー』では、平日19時から21時で、20から30の『ファンタシースターポータブル2』をプレイする部屋が建つほどの人気ぶりだ。
ちなみに筆者のプレイ環境は、体験版の配布同日に発売となったプレイステーション・ポータブルの新モデル「PSP go」を使用し、TVモニターへ映像を出力。さらに、PSP goのBluetooth機能を活かし、PS3のコントローラーを使ってプレイしている。
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| 筆者のプレイ環境。TVモニターにPSP goの映像を出力し、PCモニターにはPS3側映像を出力して使用中。PSP goにはBluetooth機能が搭載されているので、PS3のコントローラーを使用してのプレイが可能だ |
ここでは「ストーリーモード」に加え、最大4人で楽しめる「マルチモード」で遊べる「フリーミッション」「エクストラミッション」「バトルミッション」など、体験版で楽しむことができる要素に触れてきた模様をお届けしていこう。
※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます
| 新要素を知りたいなら、とりあえず「ストーリーモード」 |
本作の「ストーリーモード」では、『ファンタシースターユニバース』で描かれた「エピソード3」から3年後の「グラール太陽系」に存在するコロニー「クラッド6」が舞台だ。プレイヤーは民間軍事会社「リトルウィング」のメンバーとなって冒険していくことになる。
体験版では、製品版にも収録される物語の“第1章”部分をプレイすることが可能。
第1章では、敵との戦闘における基本操作や、ルームグッズなどを置いてコーディネイトが楽しめる「マイルーム」など、チュートリアルを中心とした内容で構成されている。もちろん、ストーリーパートでは、「エミリア」「クラウチ」といった主要キャラクタも登場する。
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| キャラクタ同士のやりとりが楽しめるのも「ストーリーモード」ならではの要素。イベントパートではもちろん、フルボイスで物語が展開していく |
戦闘のチュートリアルでは、武器を使っての攻撃だけではなく、本作から追加された「緊急回避」や「防御」といった新要素も体験できる。つまり、シリーズ初心者だけではなく、新要素を知りたいというユーザーにもオススメのモードとなっている。
「緊急回避」と「防御」は、ニンテンドーDS向けソフト『ファンタシースターZERO』にも登場していたが、挙動や発動するタイミングなど多少使い勝手は異なるので、同作経験者も一度は練習しておくことをお勧めする。
| 「マルチモード」では、他プレイヤーとの協力が“カギ” |
『ファンタシースターポータブル2』の最大のウリともいえる最大4人のプレイヤーと同時にゲームを楽しめる「マルチモード」。
本作では、前作で好評だったこのモードに、インターネットを介して遠方のプレイヤーとのプレイが可能な「インターネットマルチモード」も収録されている。
残念ながら体験版では、抽選に当たったユーザーのみが「インターネットマルチモード」を利用することができるのだが、抽選に外れたユーザーでも、PS3とネットワーク環境さえあれば、『アドホックパーティー』を利用して「マルチモード」をプレイすることが可能だ。
「マルチモード」では、出現する敵が「ストーリーモード」よりも強いものに設定されているため、他プレイヤーと協力することが重要となっている。
以下では、実際にプレイした「フリーミッション」「エクストラミッション」「バトルミッション」について気になった要素をお届けしていこう。
「フリーミッション」は、クリア条件に従って進んでいく「マルチモード」の軸ともいえる内容で、体験版では計4つのミッションが収録されている。
前作にも収録されていた大型のボス「ディ・ラガン」を討伐する「草原の支配者」のほか、「マルチモード」でのみプレイできる「多脚兵器破壊指令」がラインナップされている。
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| 「多脚兵器破壊指令」で出現する新ボス「レオル・バディア」との戦闘シーン。このほかにも体験版では、竜の様な見た目をした「ディ・ラガン」を戦えるミッションも収録されている |
筆者が実際に他プレイヤーと一緒にプレイして、感じたのは“協力”することの重要性。
前作では、敵に対してひたすら攻撃するだけという、いわゆる“連打ゲー”というゲーム性をどうしても拭いきれなかったが、本作では『ファンタシースターZERO』で採用されていた「チェインコンボ」システムが導入されたことで、ひとつの攻撃をとっても、意味づけがなされた。
『ファンタシースターZERO』との違いとしては、1人でも通常攻撃を一定時間内に当て続けることで「チェインコンボ」となる点だ。
「チェインコンボ」は、コンボが重なっていくことで攻撃受付時間が短くなっていき、「フォトンアーツ(PA)」「チャージショット」「△ボタンにアサインされたテクニック」を当てることで、「コンボフィニッシュ」が発動し、コンボの数に応じて「コンボフィニッシュ」の威力が増大する。
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| チェインコンボは一人でもある程度行うことができる。チェンを多く繋げることで、「コンボフィニッシュ」のダメージが増加。マルチプレイの際は、仲間と協力してチェインを繋げて敵に大ダメージを与える爽快感を味わってみてほしい |
「チェインコンボ」が採用されたことで、他のプレイヤーと声を掛け合ってチェインを稼ぎ、最後に攻撃力の高い武器を装備したプレイヤーがPAを発動して敵に大ダメージを与えるといった、マルチプレイならではの協力プレイの醍醐味を、さらに深く味わえるようになった。
いわゆる“協力ミッション”にあたるのが、この「エクストラミッション」。基本的にソロでプレイすることが不可能なミッションとなっており、「フリーミッション」以上に他プレイヤーと“協力”することが重要となっている。
体験版では、本シリーズを『ファンタシースターユニバース』の初期からプレイしていた筆者にとっては懐かしいミッション「ブルース・ダンジョン」がプレイできる。このミッションは先ほど触れたとおり、他プレイヤーとの協力なくしてはクリアできないステージ構成が特徴だ。
その中には、色に連動してフェンスが開いていく仕掛けなどがあり、スイッチを踏む側からは次に何色を踏めばいいか分からないといったものがあり、その際にテキストチャットや、予め登録しておいた定型文を使用して次に踏むスイッチの指示を出すといった、他のプレイヤーとの連係を味わえる。
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| 画面写真は体験版では、遊べなかった「チャレンジミッション」のプレイ画面。「エクストラミッション」でもスイッチを押すといった同様のギミックがプレイヤーたちの行く手を阻む |
しかし、その際に重要と言えるテキストチャットがプレイ画面と共用のため、若干使いづらいといった印象も受けた。筆者のおすすめとして、ミッションに挑む際に予め必要と思われる文章を定型文に設定しておく、といった方法を挙げさせていただく。
「バトルミッション」は、色々なルールのもとプレイヤー同士が対戦できるミッションで、「マルチモード」「インターネットマルチモード」のみで選択可能となっている。
他プレイヤーとの協力が味わえる「フリーミッション」や「エクストラミッション」とは違い、このミッションではいわゆる対人戦を楽しめるのだ。
複数あるルールには、フィールドに設置されたカタパルトを駆使し、2人vs2人で行うチーム戦の「カタパルトジャンプ」が用意されている。制限時間5分以内に、フィールド内のエナジーポールを占拠し、チャンスがあれば、敵軍のベース装置を破壊して相手チームよりも多くポイントを獲得すると勝利となる。
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| 協力もいいけど、他のプレイヤーと対戦もしたい!というプイレヤーには、まさに「バトルミッション」がオススメ。通常のミッションとは違った対人戦のスリルを体験できる |
そんな「カタパルトジャンプ」を、体験版ではプレイすることができる。種族のステータス差はあれど、プレイヤーのレベルは一定に制限されるので、戦略こそが勝利のカギのミッションと言えるだろう。
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| 「カタパルトジャンプ」ではその名の通り、フィールドの各所に“カタパルト”が設置されている。また、敵プレイヤーと遭遇したらエナジーポールを賭けたバトルも展開される |
筆者は、体験版の時点で既に20時間以上のプレイをするほど、『ファンタシースターポータブル2』にのめり込んでいるのだが、その大きな理由は、やはり前作で物足りなかった要素をしっかりと補っている点。
『ファンタシースターユニバース』からプレイしている筆者にとっては、防御や緊急回避、ヒューマン・ニューマンへの固有技追加などは、大げさではなく涙が出るほど嬉しい要素なのだ。
さらには、アドホック機能を使った「マルチモード」に加え、インターネットを介して遠方のプレイヤーと遊べる「インターネットマルチモード」も採用され、より複数のプレイヤーと気軽に遊べるようになっている点も好印象。
兎にも角にも、本作のことが少しでも気になっている方は、まず体験版をプレイしてみてほしい。プレイ後、気付いたら『ファンタシースターポータブル2』を予約しているかもしれない。……筆者のように!