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| 泥棒の最初の難関は、やっぱり建物の鍵を開けられるかどうか。うまいこと開いてくれよ |
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| 地下室の棚には、水晶玉やダイヤモンドが! 店に並べないのは、キズ有り商品だからだろう |
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| 難易度が「Very Hard」の鍵。開錠ピックが一気に減っていく。もったいないなあ |
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| 開錠ピックを使い切ってなくなってしまった。おとなしく降参します。ハイ |
帝都に夜の帳が落ち、いよいよ仕事としての泥棒をはじめるときが来た。宝石店の前で隠密モードに変更し、誰にも目撃されていないことを確認。そして入口にかかっている鍵に手をかける。鍵の難易度は「Normal」だ。開錠のオート機能を使うと、最初は失敗したが、2回目でめでたくオープン。店の中に入り、辺りを見回したが店長はいない。2階でぐっすり寝ているのだろう。よしよし。順調な滑り出しだ。
ゆっくりと歩きながら、まずは部屋の奥の鍵がかかった扉へ向かう。ここの鍵も難易度は「Normal」で、2回目に開錠成功。進んだ先は地下室だった。地下には樽や戸棚がいくつかあり、そこには金目のものが並んでいた。残念ながら、置いてあったダイヤモンドは“キズ有り”って品物だったけど、まあいい。“腐っても鯛”という格言があるように、高価なものには違いないだろう。
地下室であらかた盗み終えた僕は、今回の目玉である1階に並ぶショーケースへと向かう。よ~し金銀財宝をかっぱらうぜ、と意気込んでショーケースを調べると、なんと鍵の難易度には「Very Hard」という表示が! ……そうか。大事なものにはしっかり鍵をかける。考えてみれば当たり前の話だよなあ。それを調べるのを忘れて泥棒に入るとは、僕はなんてアンポンタンな泥棒なんだ。しかし。侵入してしまったものはしょうがない。せっかくだから、高等難易度の鍵に挑戦しようじゃないか。
僕はこれまで、オートでしか鍵を開けたことがないという初心者泥棒。しかし、挑戦する気持ちが大事なのだ。南無さん! と気合を込めて、僕は×ボタン(オート開錠)を連打した。すると、20個以上あった開錠ピックがみるみる減っていく。頼む、開いてくれ、という願いは神にも仏にも通じず、結局ショーケースをひとつも開けられないまま、開錠ピックがなくなってしまった。 あまりにも無残。しかし悔しがっても、ショーケースを開けられなかった事実は変わらない。自分の稚拙さに腹を立てながら、僕はこっそりと宝石店から逃げ出した。 |