プレイレポート  
投獄&馬泥棒!自由に生きるぜ!『オブリビオン』プレイ日記
2007.08.28
関連URL:『The Elder Scrolls IV:オブリビオン』公式サイト
 
■じーぼー編:第1回「夢に破れた転落人生の始まり」
キャラ名:じーぼー
種族:カジート
特技:無意識での盗み
好きな言葉:スキル再設定

※写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。
■僕、泥棒ですか?~カチカチのゲーム脳への洗礼~
門のあたりにほぼ必ずいる兵士たち。いろんなことを教えてくれる
 
こいつが悪者その1。こういう小者どもを倒して名を上げるのだ
 
スキルを再確認。まさに戦士になるために生まれてきたような僕
  ということで、はじめまして。カジートのじーぼーです。僕は今、帝都と呼ばれる大きな街にいて、「何をしても自由」というはなはだフワフワした状態です。しかしながら、あまりに自由を与えられすぎて、何をしていいのかわからないというのが本音。これは困ったぞ。う~ん、やっぱりRPGといえば、正義の英雄として生きるのが常道か? ということで皆に尊敬されて街を練り歩く姿を、僕は想像してみた。

  「あなたのおかげでこの世界が平和になりました」

  こんな言葉をかけられたら、むず痒くも悪い気はしないものだ。じゃ、これいってみようか!
  とはいえ、 英雄の姿をアピールするには、どんなことをすればいいのか。まずは英雄になるための情報を集めてみよう。
  帝都にいる住人たちにかたっぱしから話しかけたり、張り紙を調べたりした結果、わかったことがふたつ。

(1)グレイ・フォックスという盗賊がいる
(2)監視隊長ヒロエニムス・レックスがグレイ・フォックスを追いかけている

  ふむふむ、数多くいるNPCのなかには、悪い奴もいるということだな。このグレイ・フォックスをとっつかまえることが、英雄への近道になるかもしれない。というわけでこの悪党との対決を夢見つつ、さらにプレイを進めることに。
  ちなみに僕はカジートという機敏な動きが得意な種族で、戦士座の星座を持っている。クラスはカスタムで、格闘系のスキルに重きを置いている。いわゆる戦士として生きていくのが理想というわけ。まさに好都合。盗賊なぞ、軽くひねってやるワイ。
 『オブリビオン』では、キャラクタ設定時にクラスと呼ばれる職業を選択できる。各クラスには「格闘」や「防御」「召喚」などのさまざまなメジャースキルが設定されており、このメジャースキルの熟練度を上げることによってレベルアップするというシステムだ。また、デフォルトで選択できるクラスだけでなく、自分でメジャースキルを設定して新規のクラスを作るというカスタムクラスもある。スキルのなかには「商才」や「話術」といったものもあり、クラスによっては必ずしも戦闘をしなければレベルが上がらないというわけではないのだ。
  星座は、各パラメータに付加価値をもたらすもの。星座を設定すると、初期段階のステータスを底上げしたり、特定のパラメータが上がりやすくなる。どんな行動を中心に生活するかを考えて設定するといいだろう。
樽の中には野菜。樽は大きいくせに、中身はしょぼい。ちっ
 
コソ泥ぉ~? 勇者が家の中を漁って何が悪い! RPGの“常識”だろうが!
 
うげげ。兵士がやってきやがった。家の中に通信手段は見当たらなかったが、どうやって呼んだんだ?
  グレイ・フォックスをどう捕まえればいいのか考えつつ、帝都の城壁の外へ出たタロス広場地区にある家の中へ。ここで早くも『オブリビオン』からの洗礼を受けることになってしまう。
  家の住人に話を聞いたあと、何気なく家の中にある木樽を調べ、中に入っている物を入手すると、突然住人が怒り出した。えっ?「コソ泥だ!」だって? それってやっぱり僕のことですよね? チョット待った待った。たしかにアンタの家のものを僕の持ち物にしたけど、普通のRPGならそういうのってスルーしてくれるところじゃないの!?
  あまりの驚きにオロオロしていると、今度はひとりの兵隊が家の中に入ってきて、切ない選択をせまってきた。
  「牢屋に入るか、それとも抵抗するか」
  いきなり牢屋!? あるいはバトルってことか? うまいことオンビンにやり過ごすっていう選択肢はないのか? 弁護士が出てきて示談とか……そんなのないよな、やっぱり。
  状況を打破するために、勇敢な男は決断せねばならない。今がそのときだ! もちろん僕の選んだ道は、必死の抵抗。牢屋に入るなんてきっとペナルティがあるだろうし、ここを切り抜ければ新しい道が開けるはず。僕は自身の決断を信じて兵隊に切りかかった。
  そして相手が切りかかってくるまで防御し続け、その攻撃を受け流したらすぐに攻撃! この行程を何度か繰り返しているうちに、相手の兵士がバタリと倒れた。やった!……と思う間もなく、今度は家の住人がハンマーを振り回しているではないか。英雄に向かってなんだその態度は! 頭に血が上ってしまった僕は、返す刀で住人も殺してしまった。家の中が大量の鮮血で染まる。
  結局、家の中に置いてある物を取っただけで泥棒扱いとなり、あげくNPCを殺すハメになってしまった。今までのゲームのなかでは当たり前だと思っていたプレイが通用しないとは、恐るべし『オブリビオン』。はぁ、行く末が心配になるな。
抵抗を選んだ途端に始まった、兵士との斬り合い。正直、斬っていいものかどうか…。でも、やらなきゃやられる!
見事、兵士を撃退。重そうな鎧を着ている割には、たいしたことないな。けけけ。ここから僕のサクセスストーリーが始まる!

■あきらめの決断~投獄生活は意外と楽チン?~
家の外に出たら、別の兵士が走ってきた。外に居たのに、なんで知っているんだ!?
 
たぶん、勝てるとは思うが泥沼にハマるのを恐れ、ここはおとなしく投降
 一心地ついて殺戮の家を出ると、ひとりの兵隊が僕に向かって駆け寄ってくる。そう、さきほどの僕の犯罪が、警報によってあたりの兵隊にも知らされてしまったのだ。つまり、僕はれっきとした犯罪者として、この世界で知名度を持つことになったのだった。
  まさか、この兵隊を倒してもつぎつぎと兵隊たちに追い込まれ、こそこそ隠れながら生きていくことになるのか……? ものすごい形相を作り、またも牢屋と抵抗の選択を迫る兵隊。これからの逃亡生活を想像してしまった僕に、抵抗する力が残っているはずもない。
  勇敢な男でも、時として悲しい決断をすることもある。僕は観念して「牢屋へいく」を選択。
  かくして、窃盗罪&殺人罪を犯した初心者の僕は、プレイ日記初日にして投獄生活を強いられたのであった。英雄への道が遠のいたことは言うまでもない。

 しかし投獄生活では特にすることはなく、持ち物はすべて没収されるが、刑期が終わると返却されるとのこと。つまり、収監されている時間を黙ってすごせということだ。ただし、牢屋に据え置きのベッドで寝てしまえば、刑期の終わりまで時間が進むようだ。僕はベッドにもぐりこみ、惰眠をむさぼった。ちなみに、牢屋を脱走するというプレイもできるが、とても難しいらしい(説明書に書いてあった)。収監されてしまった精神的ショックもあり、そんな恐ろしいことを考える余裕が、そのときの僕にはなかったんだけど。
  一眠りして開放されると、やはりペナルティが待っていた。今まで少しずつ積み上げてきたスキルレベルが、軒並み下がってしまったのだった。ああ、やはり悪いことはするもんじゃない。これからはまっとうな生活を送ろうと心に誓おう。

牢屋の中は狭く、今、座っている椅子と布団くらいしかない。ほんとにやることがない
ということで、寝て過ごすことに。コマンドを選んでしまえば、時間はあっという間に過ぎる

■明日なき暴走~歴史は繰り返される~
改心して出所。何か情報を求めてうろうろしていると戦士ギルドの存在を聞く。これだよ、これ!
 
おお、馬がいる。やっぱり、騎士は馬に乗ってないとね。どれどれ…
 
乗った! なんかカッコイイ! ん? そばに居た兵士が寄ってきたぞ?
 
あらら、無意識のうちにまた盗んじゃった。例の2択を迫られているし
 新たな生活を求めて、改めて帝都のなかを歩き回る。人々の話によると、戦士ギルドが人員を募集しているらしい。なるほど、これならまっとうな人生だ。僕のキャラにも合っているし、何より英雄っぽいじゃないか。少なくともコソコソと逃げ回る生活にはならないだろう。でも戦士ギルドってどこにあるんだ? あまりに広いマップでどこに何があるかわからずにさまよい歩いた末、さきほど兵隊に捕まった城壁の外にたどり着いた。
  いつもいる城門の見張りの兵隊のそばに、まだら模様の馬が一頭たたずんでいる。馬にカーソルを重ねると、どうやら馬に乗れるようだ。Aボタンを押して、さっそうと馬にまたがってみた。すると、近くにいた見張りの兵隊が、見覚えのある形相で僕に向かって走ってきたのであった。
  そうです。カンのいい方はもうお気づきですね。この馬は、きっと誰かの所有物。つまり、僕はまた悪気もないまま窃盗を繰り返してしまったのでした。なんて不用意で、なんて学習能力のない奴! そんなことを考えても後の祭りなんだけど。やっぱり前回と同様に、牢屋に入るか抵抗するかを兵隊が問いかけてくるのだった。
  ただし! 前回と違う点があることに気がついた。僕は今、馬の背にまたがっているではないか! 対する兵隊は徒歩。これは誰が見たって逃げ切れるに決まっている。僕はしばしの沈黙の末、果敢な決断を下した。「抵抗する」を選択し、すぐさまきびすを返して城の外の広大な大地へと、まさに脱兎のごとく馬を走らせたのだった。
  僕は走った。正確には僕が乗っている馬が走った。追ってくるであろう兵隊の姿を振り返ることもなく。ただやみくもに走り続け、気がつくとグレートフォレストという土地にたどり着いていた。はぁ、これが英雄の為すべき行動なのだろうか。
  ちなみに馬の操縦は、キャラクタを動かす場合と同様。走るスピードが速いので、広いマップを移動するときは便利な乗り物だ。通常は馬屋で馬を購入するものらしいので、良い子は盗まないように。
逃げろ! 馬のスピードに着いてこれる人間はいない!
やっぱり逃げ切れた。でも、ここはどこだろう。早くも新たな土地で新たな人生か?

■安息の地はあるのか?~疲れ果てた生活~
とぼとぼと川べりを歩く。戦士への道は遠いなぁ
 
あとで気がついたが、この人物はモンスターを召喚していた様子。でも、誰だかは不明
 
怪しげな男を殴り倒した。こうなった理由はわからないが、ついでに身包みを剥いでおくか
 土地勘のない道を、行く当てもなくトボトボと歩く。これほど寂しい人生があるだろうか。きれいな川のほとりを散策していると、なぜか突然バトルに巻き込まれた。相手は3人いて、全員敵なのか味方がいるのかもわからない。どうして僕が襲われるのか。やはり犯罪者だからか……?
  まったく状況がつかめないまま戦い続け、気がついたら3人とも死んでいた。戦っている間は気がつかなかったが、どうやらNPCがひとりに、モンスターが2匹だったらしい。死んでいるNPCを調べると、持ち物から服まですべて巻き上げることができる。これでまた罪が増えるのかと思いつつも頂戴しておいた。とはいえ、これからこんな生活を続けていくなんて、あまりに悲痛すぎる。どうにかしなくては。
  さらに進んでいくと、小さな村を発見。そこで、盗んだ馬に乗っていると僕が泥棒だとバレてしまうと思い、まだら模様の馬を乗り捨てた。そして、とある家へ入り、おそるおそる住人に声をかけてみる。すると、「ペルズ・ゲートへようこそ」との温かい言葉。ああ、よかった。僕の悪いうわさは、ここまでは届いていないようだ。安心してイスに座り、テーブルの上にある皿や野菜に触らないように注意しながらくつろいだ。触るとまた泥棒と言われてしまうだろうから。僕はこの小さい村で隠居生活を送ろう。そう考え始めた。
  だがちょっと待て。プレイ初日から隠居のことを考えてどうする? この世界を自由に歩きまわり、英雄として名を轟かせるのが僕の使命ではなかったのか――。そのとき、「勇敢な決断」という言葉が僕の脳裏をかすめる。そうだ。こんなところでグズグズしているわけにはいかないのだ。
はい、すっぽんぽーん。ほんとに身包み剥いじゃった。ま、死人にアイテムは不要だわな
ということで、小さな村に到着。しっかし、ほんとにここの世界は広いな…
   
また「ドロボー!」とか言われるんじゃないかと思ったが、とりあえずは大丈夫。よかった、よかった
今ならまだやり直せる。立派な戦士になれるはず! とりあえず、帝都に戻ろう…

■新しい生活を求めて~2度目の収監、そして~
帝都に戻ってきた早々、あっさり投獄。2回も捕まるなんて、すでに名の通った犯罪者だよな
 
うげげ。スキルの下がり具合が前回よりも大きい。これはまいった。今までのプレイがほぼムダになってしまった
 もう一度きれいな体になって出直そう――。そう考えた僕は、馬を盗んだ地点、つまり帝都の城壁の外まで歩いて戻ってきた。そこで見張りをしていた兵隊につかまり、もう一度投獄生活を送ることに。そ、自首したの。
  ところが今回は人を殺しすぎたのか、それとも前回よりもスキルレベルが上がっていたのかわからないが、出所したときのペナルティが大きかった。前回は多くのスキルレベルでのペナルティが-1だったのに、今回は-2~-3が多くなっている。バトルをしながら貯めてきたスキルがまたもなくなり、これまでの生活がまったくムダになってしまったと思った。だがしかし、そうではないということに、この直後に気づかされる。
  体を休めようと帝都にあるホテルに入ると、後ろから突然声をかけられた。振り向くと黒い顔の女性がひとり。奇妙なメモというアイテムを渡され、「友人からだ」と言われた。こんな盗人の僕に友人なんて、この世界にはいないと思うけど……。
  何のことかさっぱりわからないので、進行中のクエストを調べてみた。すると「盗賊ギルドを探せ」というクエストが追加されているではないか。しかし、盗賊ギルドか…。いままでの僕の行いを考えれば、それはもっともなお誘いだけど…。窃盗&殺人による逮捕歴2回のゴロツキには、うってつけの仕事かもしれないな…。
  僕は心を決めた。男は決断せねばならない。英雄の道を捨て、これからは泥棒として生きていくことにしよう。これまで散々悪いことをしてきたのだ。いまさら悪い手グセを直すこともできないだろう。といってもプレイ日記初回だけど。そんなわけで、盗賊ギルドへ入るために、指定された時間と場所、つまり真夜中にダレロスの庭という場所へ向かうことにした。
友人から、と言われても…。こんな盗みばかり働いているやつにどんな友達がいるってんだ?
さらば、栄光への道。おかあさん、ごめんなさい。僕は闇に生きることに決めました…
外は夜。これからの僕の生きる道を暗示しているかのような闇。不安だけど、なぜか気分は高揚。そんな夜だ!
 プレイ日記初回となる今回のプレイでは、驚きの連続だった。広大なマップと、そこに散らばって各々生活している数多くのNPCたち。そして他人の物を拾っただけで泥棒扱いされ、牢屋に収監されるリアリティ。さらに、どんなふうにプレイを進めても続きが用意されているシステム。そういった特徴が『オブリビオン』のおもしろさを形成している。一本道のストーリーのRPGにはない、奥深いゲーム性が垣間見えた。
  次回は、英雄を目指して挫折し、盗賊として生きていくことを決心した僕が、どのようにギルドに入るのかといったあたりを中心にレポートする予定。お楽しみに!

The Elder Scrolls IV:オブリビオン
メーカー: スパイク
ハード: Xbox 360 / PS3
ジャンル: RPG
発売日: 2007年7月26日(木)(Xbox 360版) / 2007年9月27日(木)(PS3版)
価格: 8,190円(税込)
CERO: D(17歳以上対象)
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