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プレイレポート
見た目じゃわからない違いを実感!新型PSPを触ってみた!
2007.08.24
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プレイステーションオフィシャルサイト
全6色のカラーバリエーションで新発売となる「PSP-2000」。価格は各19,800円(税込)
すでにお伝えしたとおり、ソニー・コンピュータエンタテインメントは2007年9月20日(木)に、従来よりも薄く、軽くなった新形プレイステーション・ポータブル「PSP-2000」を新たに発売する。
思えば発売以来、目に見えない細かなマイナーチェンジは何度か行われてきたものの、基本的な機能・本体形状などは初期型からずっと変わらなかったPSP。つまりこの「PSP-2000」は、PSPとしては初の本格的なモデルチェンジ版ということになる。
従来モデルである「PSP-1000」からの主な変更点としては、本体の薄型・軽量化をはじめ、メインメモリの増加、外部モニタ出力機能の追加、周辺機器によるワンセグ視聴への対応などが挙げられる。ゲームまわりの機能については大きな変更はないものの、本体デザインの変更+外部モニタ出力などの付加機能により、ますます持ち歩きやすく、また細かい所にまで手が届くようになったという印象だ。ここでは「PSP-1000」から変更があった各部分について、さらに細かく見ていくことにしよう。
※写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。
※一部、画像を加工しています。
■さらなる薄型、軽量化により、ぐっと持ち歩きやすくなった
上から見た状態では、「PSP-1000」とほとんど大きさは変わらない(手前側が「PSP-2000」)
基本的なデザインは「PSP-1000」を完全に引き継いでいるが、細かく見ると様々な変更点がある(手前側が「PSP-2000」)
もっとも違いが分かりやすい裏側。「PSP-2000」では前面がツヤツヤ加工になり、また両脇の盛り上がりがなくなった
真横から見ると「PSP-2000」の薄さがよくわかる。「PSP-1000」の方は本体の厚さというより、底面両脇の「盛り上がり」のせいで厚く見える
まずはもっとも大きく変わった「本体の薄型・軽量化」から。一見しただけでは従来の「PSP-1000」とそれほど変わらないように見える「PSP-2000」だが、実際手にとってみてまず「ええっ!?」と驚かされるのがその「軽さ」だ。
「PSP-1000」の本体重量は、バッテリーを含んだ状態で約280グラム。これに対し「PSP-2000」では、バッテリー含めても約189グラムと、約91グラム(32.5パーセント)の軽量化を達成。前モデルの約3分の2という軽さは、実際に持ってみると数字以上の感動がある。特に本体を直接手に持って操作する携帯機の場合、本体の重さは使いやすさに直結してくる大切なポイント。前モデルに比べて、格段に遊びやすく、持ち運びやすくなったと言っていいだろう。
またもうひとつの「薄さ」については、約23.0ミリから約18.6ミリと、約20%の薄型化を達成。こちらも重さほどではないものの、手に持ってみるとかなり感触が違って感じられる。以前のモデルでは、バッテリー部分にあたる底面両脇がやや盛り上がった構造になっていたが、「PSP-2000」ではこの部分をすっぱりとカット。実は本体部分の厚さはそれほど変わっていないが、底面全体がフラットになり「盛り上がり」がなくなったため、結果的に以前よりも薄くなったという格好だ。なお、幅と奥行きについても、従来の170ミリ×74ミリから、169.4ミリ×71.4ミリへと減少。ぱっと見てわかるほどではないが、一応こちらもわずかに小さくなっている。これくらいの大きさならば、バッグやポケットに忍ばせておいてもおいてもさほど気にならないだろう。
持ってみた感想としては、個人的には薄さよりも「手触り」の違いに驚いた。「PSP-1000」を持っている人ならわかると思うが、従来モデルでは背面がザラザラ加工になっており、「盛り上がり」と併せてグリップのような役割を果たしていたのだが、「PSP-2000」では前面がツヤツヤ加工に変更され、また盛り上がりそのものもなくなっているため、手触りがかなり変わっている。かといって以前より持ちにくくなっているというわけではなく、本体が軽くなったこともあり、ホールド感はむしろ向上していると言っていいだろう。
ちなみにライバル機であるDS Liteの厚さは21.5ミリ。PSPファンにとって何より嬉しいのは、「DS Liteよりも薄くなった」ことかもしれない(笑)。
「PSP-1000」を持ってみたところ。中指と薬指が
「盛り上がり」にフィットし、これはこれで持ちやすい
こちらは「PSP-2000」。前モデルに比べて、かなり「平たく、ツルツルになった」印象を受けた
カラーバリエーションは全6色。左列が上から、ラベンダー・パープル、フェリシア・ブルー、ローズ・ピンク、右列が上から、アイス・シルバー、セラミック・ホワイト、ピアノ・ブラック
■デザインは受け継ぎつつ、ほぼ一新された本体
本体下部右側、電源ポートがある部分。このあたりはそれほど大きな変化はない(奧が「PSP-2000」)
本体下部左側。従来のヘッドホン端子がヘッドホン・ビデオ出力兼用になったことで、端子の形状が変更されている(奧側が「PSP-2000」)
カバーの形状が変更になったメモリースティックDuoスロット。新形PSPの方は、無線LANスイッチが上部に移動となった(上側が「PSP-2000」)
全体的なデザインは従来モデルをほぼ踏襲しているが、二大目玉変更点と言える「軽さ」「薄さ」以外にも、細かく見ていくと意外に多くの変化を見つけることができる。デザインこそ同じだが、ハードそのものはほぼ一新されていると言っていいだろう。
もっとも目立つところでは、UMDスロットが手動開閉式になった点が挙げられる。従来は本体上部にあるスライド式スイッチでUMDスロットを開けていたが、「PSP-2000」ではこれがなくなり、本体上部にある「切り欠き」に指をひっかけ、直接UMDスロットを開ける方式に変更された。以前はごくまれにだが、人差し指がオープンボタンに触れてしまい、プレイ中にUMDスロットが開いてしまうことがあったが、「PSP-2000」ではこうした心配はなさそうだ。
代わって、無線LANのON/OFFを切り替えるスイッチが本体上部に移動している。同じスライドスイッチということで、ついオープンスイッチと間違えてしまいそうだが、こちらを操作してもUMDスロットは開かないのでお間違えなきよう(筆者は最初、これがオープンスイッチだと思って困惑してしまった)。
また「TV出力機能」の実装に伴い、従来のリモコン・ヘッドホン端子も変更に。新たに映像出力機能が加わり、これに伴い端子の形状も変更されている(映像出力を利用する場合、ここに専用のケーブルを接続して使用する)。従来の純正リモコンケーブルは「PSP-2000」では使用できないので注意しよう。
ほかにも、メモリースティックDuoスロットの形状変更、赤外線ポートのカットなど、様々な変更点が見受けられる。残りはまとめて写真でチェックしていくことにしよう。
赤外線ポートと、UMDスロットの開閉スイッチがなくなり、かわりに無線LANのON/OFF切り替えスイッチが本体上部に引っ越し(上側が「PSP-2000」)
UMDスロットの開け閉めは、ここの「切り欠き」に
指をひっかけて行う。少し力を加えると「パタン」と、
小気味よくスロットが開く
UMDを挿入してみたところ。「PSP-1000」よりかなり広くスロットが開くようになり、入れやすくなった印象
本体右側、電源スイッチがある部分。ここも従来モデルとほとんど変わっていないところだ(左側が「PSP-1000」)
黒以外のモデルでは、ボタンが不透明→クリアカラーに変更されている。ちなみにスピーカーの位置も画面の右上に変更された(△ボタンの左にある小さな孔がスピーカー)
方向キーも不透明→クリアカラーに変更。右スピーカー同様、左スピーカーも画面左上に移動となった。アナログパッドは特に変更なし
本体の薄型化に伴い、バッテリーパックも従来よりも薄くなった。また、これに伴いバッテリー容量も1800mAh→1200mAhへと減っているが、PSP本体の省電力化により、これまで同様の持続時間を実現しているとのこと
■実用性充分の「外部モニタ出力機能」
専用D端子ケーブルを接続しているところ。ケーブルは従来のヘッドホン/リモコン端子の部分につなぐ形となる
ディスプレイボタンを長押しすると、一瞬この画面が表示されたのち、外部モニタ側に映像が切り替わる
実際に外部モニタに出力して遊んでみたところ。かなり鮮明かつ迫力のある映像が得られた
写真(3点)は『ワイルドアームズ クロスファイア』。外部モニタに映してみると、映像クオリティはほとんどPS2並み
続いて新たに追加された「外部モニタ出力機能」と「ワンセグ視聴機能」についてもチェックしていこう。
まずは外部モニタ出力機能から。「PSP-2000」では新たに、別売りの専用D端子ケーブル、または専用コンポーネントケーブルを使用することで、PSPの映像をテレビなどの外部モニタに出力して遊ぶことができるようになった。携帯機の小さな画面ではなく、もっと大きな画面で遊びたい――と思っていたユーザーには嬉しい追加機能と言えるだろう。
外部モニタ出力機能を利用するには、前述の専用ケーブルでPSP本体とモニタを接続した状態で、PSPのディスプレイボタンを長押し(4~5秒程度)するだけでOK。これでPSP側の画面表示が消え、モニタ側に表示が切り替わる。また、クロスメディアバーから「外部ディスプレイ設定」メニューを選び、そこから画面切り替えや細かな設定(縦横比、インターレース/プログレッシブの切り替えなど)を行うことも可能だ。
なお、外部モニタに出力した場合の解像度は、ゲームプレイ時は480×272ドット、UMD Video視聴時やクロスメディアバー画面やなどでは、最大720×480ドットでの表示に対応する。PSP本体の表示解像度は480×272ドットまでだが、UMD Videoやクロスメディアバー画面は、本来それ以上の解像度で製作されているため、外部モニタ使用時には本来の解像度で表示できるというわけだ。
ただ注意してほしいのが、ゲーム中の映像を外部モニタに出力するためには、モニタ側がプログレッシブ表示に対応している(コンポーネント入力、もしくはD2以上のD端子を持っている)必要があるという点。これは、もともとPSP用ソフトはすべてPSPの液晶画面に出力することを前庭に、プログレッシブ形式で作成されているため。ただしシステムソフトウェア自体はインターレース形式への変換機能を持っているため、クロスメディアバーやインターネットブラウザ、UMD Video視聴など、システムソフトウェアが管理する部分については、プログレッシブ表示非対応のモニタにも出力が可能となっている。少々ややこしいが、買ったはいいがモニタ側が対応していなかった! ということがないよう、覚えておいた方がいいだろう。
と、少々ハードルは高いものの、環境さえ整えてしまえば、出力された映像は非常に鮮明で、PSPの液晶画面で遊ぶのとはまた違った迫力が楽しめる。PSP本体で遊んでいた時にやや気になっていた「残像」も、外部モニタではかなり軽減されるため、シューティングゲームなどを遊ぶ場合には重宝しそうだ。480×272ドットという解像度も、テレビモニタに出力するには十分すぎるほどで、知らない人に「これPS2のゲームなんだ」と言って見せたら信じてしまいそうだった。
なお、前述のとおりクロスメディアバーやUMD Video視聴時と、ゲームプレイ時とでは表示解像度が変わる。モニタ側で引き延ばし表示などの機能がある場合を除けば、基本的には、ゲームプレイ時「以外」は全画面表示、ゲームプレイ中は上下左右に黒縁が表示される、いわゆる「額縁」表示となる。このため、ゲーム中の映像は、実際の画面サイズよりもひとまわり小さくなってしまうが、さすがにこれはやむを得ないところだろう。UMD Videoや、メモリースティックDuoに入れた映像・写真などを表示する場合には、全画面で表示できるので安心してほしい。
起動画面や、クロスメディアバー、UMD Video視聴時はフル画面で出力される。解像度は最大720×480と、PSP本体よりも高い
ゲーム中は上下左右に黒縁が入り、480×272ドット表示に切り替わる。基本的にフル画面での表示はできないのが残念なところ
■必要充分な機能を備えた「ワンセグ視聴機能」
専用ワンセグチューナー。不意に外れてしまうのを防ぐため、ねじで本体に止めるためのダイヤルが付いている
ワンセグチューナーを装着したところ。アンテナは3段階に伸ばすことが可能。外部アンテナなどには対応していない
最初に起動する時は、視聴地域を選択することになる。自動スキャンもできるが、かなり時間がかかるため手動入力の方が早い
番組表、字幕表示、多重音声などワンセグチューナーとしての基本的な機能はひととおり備えている
続いてワンセグ視聴機能について。「PSP-2000」では、別売りの専用ワンセグチューナー「PSP-S310」を使用することで、ワンセグ放送も視聴可能となった。
専用ワンセグチューナーは、PSP本体上部のUSB端子に接続して使用する。大きさ・形としてはマッチ箱をやや横長にしたような印象で、それほどジャマになるというわけではないが、常に装着しておくにはちょっと目立ちすぎる、というのが正直なところ。耐久性の問題もあるので、普段は外して持ち運んだ方がいいだろう。また、視聴エリアなどの情報を記録しておくため、別途メモリースティックDuoが必要になる点にも注意。
ワンセグを視聴する際は、クロスメディアバーの「テレビ」メニューを選択することで専用のビューアが起動する形となる(ちなみにこの「テレビ」メニューは次期ファームウェアで実装予定。旧型のPSPでは、表示はされるが選択はできないとのことだ)。機能としては、通常の視聴はもちろん、字幕や番組表の表示など、ひととおりの基本機能は備えている印象。ただ、録画などの機能については対応しておらず、あくまで「基本機能」に留まっている印象。今後、バージョンアップで録画などの機能が追加されていくかどうかは未定とのことだった。
受信時の位置や感度にもよるとは思うが、今回試してみた限りでは、映像自体はかなりクリア。PSPの液晶モニタにフルで表示しても、細部まではっきりと読み取ることができ、単なる「外出時の緊急用」としてだけでなく、充分に通常視聴に耐えられるクオリティだと感じた。なお、表示サイズは、「オリジナル」と「ノーマル」の2種類が選択可能。「オリジナル」では、「額縁」表示になるかわりに、にじみのないクッキリとした映像が楽しめる。「ノーマル」は読んで字のごとく、PSPの画面全体に引き延ばし表示してくれるモードだ。
ちなみに前述の映像出力機能と組み合わせれば、テレビモニタでワンセグ視聴も可能。わざわざテレビでワンセグを視聴するメリットはほとんどないと思うが、たとえばチューナー機能のないモニタをテレビがわりに使ったりと、場合によっては面白い使い方もできそうだ。
表示モードはオリジナルとノーマルの2種類。
オリジナル表示の場合、「額縁付き」になるが
くっきりとした映像が得られる
外部モニタ出力との併用も可能。チューナー機能のないモニタでテレビ番組を見るなど、面白い使い方もできそうだ
■気になる読み込み時間、はたして速くなった?
そのほか機能面で変わった点としては、「メインメモリの増加」が挙げられる。「PSP-1000」のメインメモリは32MBであったのに対し、「PSP-2000」のメインメモリは64MBと、2倍になっているのが特徴だ。公式発表によれば、この増えた分の32MBは、UMDから読み込んだデータを一時的に記憶しておく「バッファ領域」として使われるとのこと。前モデルとの互換性を保つため、(現時点では)あくまで補助的な使い方に留まるが、これによりゲーム中の読み込み時間が短縮される場合もあるとされている。
ただ、実は今回、実際に同じソフトを2本持ち込み、どの程度読み込み時間が速くなるのか検証してみたのだが、残念ながら「旧モデルとまったく変わらない」という結果となってしまった。SCEの説明によれば、この「バッファ機能」を最大限に活用するには、ソフト側も対応していなければならないため、これまでに発売されているソフトでは効果はほとんど得られないとのこと。既存ソフトの読み込みが短縮されるのでは――と楽しみにしていた人には残念なお知らせとなってしまったが、今後の対応ソフトの登場に期待しよう。 また、もうひとつ重要な変更点として、従来よりもバッテリー容量が減っている点にも注意が必要だ。「PSP-2000」専用バッテリーの容量は1200mAhと、従来の1800mAhに比べて3分の2に減少。ただし資料によれば、PSP本体の省力化により、バッテリー容量が減っていても、持続時間は従来とほぼ変わらないとされている(ゲームプレイ時で4~6時間、UMD Video視聴時で4~5時間)。一応、持続時間が減っているわけではないので安心してほしい。
以上、実際に「PSP-2000」を触ってきたファースト・インプレッションをお届けしたが、いかがだっただろうか。「外部モニタ出力」や「ワンセグ視聴」など魅力的な新機能もあるのだが、個人的にもっとも驚いたのは、やはり従来の3分の2という「軽さ」だった。こればかりは写真ではなかなか伝わらないと思うのだが、もし今後店頭などで実際に触れる機会があれば、ぜひ一度手にとって「薄っ!」「軽っ!」と驚いてみてほしいと思う。
発売から2年9ヵ月目にして、はじめて登場した新形PSP。どのような反応をもって受け止められるのか、なかなか楽しみな商品と言えそうだ。
プレイステーション・ポータブル(PSP-2000)
メーカー:
ソニー・コンピュータエンタテインメント
ジャンル:
3D対戦格闘ゲーム
発売日:
2007年9月20日(木)
価格:
19,800円(税込)
カラーバリエーション:
ピアノ・ブラック(PSP-2000 PB)/セラミック・ホワイト(PSP-2000 CW)/アイス・シルバー(PSP-2000 IS)/ローズ・ピンク(PSP-2000 RP)/ラベンダー・パープル(PSP-2000 LP)/フェリシア・ブルー(PSP-2000 FB)
同梱物:
ACアダプター×1、バッテリーパック(1200mAh)×1
(C)2007 Sony Computer Entertainment Inc. All rights reserved.
Design and specifications are subject to change without notice.
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