2008年3月に発売された、プレイステーション2向け推理アドベンチャー『奈落の城 一柳和、2度目の受難』。
そのPSP移植版となる『奈落の城PORTABLE 一柳和、2度目の受難』(以下、『奈落の城PORTABLE』)が、2009年12月17日(木)に発売される。
『奈落の城 一柳和、2度目の受難』は、2007年3月にPS2で発売され、その後PSPに移植された『雨格子の館』から続くストーリーが描かれていく。主人公となるのは、『雨格子の館』に引き続き、怖がりで気弱な大学生・一柳和。一柳は、ヨーロッパにある古城を訪れ、再度遭遇してしまった殺人事件の謎を解き明かしていくことになる。
なお、主人公や一部のキャラクターなどは前作から引き続き登場しているが、本作単体でも十分に楽しめる内容になっているので、未体験の方もご安心を。
『奈落の城PORTABLE』では新要素としては、新エピソードとなる「ねこ編」と「教授編」を追加。さらに新規のイベントCGが加わっている。
ゲーム紹介第1報となる今回は、ゲーム中に登場するキャラクタたちや、ゲームシステムについて解説。さらに、PSP版の新要素についても触れていく。
※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます
| 『雨格子の館』で活躍した人物も… 登場キャラクタ一挙公開
|
本作では、主人公の一柳和をはじめとして、シリーズ1作目『雨格子の館』から引き続き登場するキャラクタたちも多い。ここでは、各キャラクタたちのプロフィールについて紹介していこう。
|
◆一柳和(いちやなぎ なごむ)
167cm/58kg/21歳
本編の主人公で大学生。普段から気が付くと途方に暮れるしかないような状況に陥っている事が多い。根っからの巻き込まれ体質。恐がりで、相変わらず気が弱い。 |
◆日織(ひおり)
178cm/90kg/26歳
和をルロイの城に誘った人物。飄然としていて、つかみ所が無い。人当たりがよく親切だが、気遣いの仕方は少しずれている時がある。
本業は俳優だが、相変わらず売れていない。 |
|
|
◆アルノルト・フォン・ルロイ
(通称:アル/アルノ)
179cm/72kg/19歳
呪われたルロイ伯爵家の子孫。第23代当主。とある公国の貴族。
幼少の頃に父母を亡くし、早くから爵位を継いだが、実質的には、彼の祖母が家を守っていた為、あまり表に出ることがなかった。その祖母も最近亡くなった。 |
◆ディートリヒ・ケステン
(通称:ディーター/ティーロ)
175cm/68kg/27歳
普段は沈着冷静な執事。無表情だが、アルのことになると異様に過保護な心配性になる。
天涯孤独でルロイ家の先代(アルの父)に拾われて、育てられた。その恩もありルロイ家に絶対の忠誠を誓っている。アルの幼少から仕えていた。 |
|
|
◆絹也・イザーク・フォン・ルロイ
(通称:ザック)
180cm/78kg/24歳
アルノルトとは従兄弟にあたるが血は繋がっていない。(ザックの父は養子)。幽霊や呪いなどは信じていない。
坊ちゃん育ちで、かなり世間知らず。和名のファーストネームは嫌い。ザックは英語読み(アイザック)の愛称だが、クレアがそう呼ぶのでなんとなく定着した。 |
◆三笠尉之(みかさやすゆき)
178cm/81kg/36歳
アルノルトの祖母方の親戚。日本人。アルノルトに対して、好意的でないようにも見えるが生来愛想がないだけである。
アクシデントの際には、冷静な判断力と行動力を見せる。 |
|
|
◆ヴィンセント・ギルモア
(通称:ヴィンス)
182cm/80kg/50歳
英国人。欧州中世史研究家で大学教授。研究調査を通じてルロイ家と付き合いがあり、先々代の頃から出入りしていた。人脈が広く日本にも研究仲間がいる。威厳ある風貌で態度も尊大だが、嫌味ではない。
普段は紳士的だがオカルト関連のことになると途端に目が輝き熱く語り始める。 |
◆クラリッサ・マイアー
(通称:クレア)
172cm/57kg/27歳
ヴィンセントの姪であり、アルノルトの主治医兼家庭教師役。叔父のせいでオカルト系の話には多少詳しいが、幽霊の類はあまり信じていない。
知的な美人でお姉さん気質。世話焼き。低血圧で朝は呆けている。 |
|
|
◆ハユツク
身長・体重・年齢不詳
怪しげな祈祷師。ルロイの城に怨霊がとりついていると主張している。その顔は髪とヒゲに覆われており、表情を読み取ることは難しい。
霊的な発言に戸惑っている和に対して、好意的ともとれる態度をとることもある。 |
◆ジョージ・シモンズ
(通称:ジョージ)
身長・体重不詳/33歳
マッチョでスキンヘッドの黒人。ルロイ家に雇われているSPで、主にアルノルトの身辺警護をしている。
異様に無口でまったく喋らないが妙に表情豊かで愛想は良い。根は真面目。普段は無表情なのに、和がおどおどと挨拶すると満面の笑みで返礼してくれる。 |
|
|
◆中居千絵子(なかいちえこ)
160cm/49kg/21歳
壮絶に天然な日本人のメイドさん。常に予想の斜め上な返事をしてくれる。ただし、かなり器用で仕事は出来る。
何度「伯爵」だと教えても、アルノルトを「王子」と呼ぶ。 |
◆コルネーリア・ハッセ
(通称:ネリー)
168cm/55kg/18歳
東欧人のメイドさん。田舎から出てきた感じの純朴な女性。真面目な性格。日本語はカタコトであまり得意ではない。 |
|
| 新たな舞台は、「怪奇現象」が起きるヨーロッパの古城 |
前作『雨格子の館』で起きた、山間の洋館での殺人事件から、数ヶ月が経ったある日――。
何かとトラブルに巻き込まれやすい大学生・一柳和は、友人の日織に誘われ、ヨーロッパの古城を訪れた。 |
|
|
|
| ▲霧の中にひっそりと佇む古城。この地で一体何が起こるというのか…? |
古城では日織の友人である城主・アルノルトや、使用人、客人たちが和を出迎えた。彼らと打ち解ける中で、和たちは欧州中世史研究家のヴィンセントから城にまつわる伝承を聞く。
「この城には、幽閉された悪魔憑きの少年がいる。幽閉された少年の母親は、死んだ後も城内をさまよっている」
その話を示すように、城内に起こる異変。SPと日織の失踪、独りでに倒れるワインボトル、発見される悪魔召喚の魔法陣……。
|
|
| ▲日織の友人というアルノルトをはじめ、城内には様々な登場人物が。そこでは、城に現れる“幽霊”に関する伝承を耳にすることになり… |
|
|
| ▲ワインがテーブルの上で勝手に倒れたり、奇妙な魔法陣が床に描かれていたりと、不可思議な現象が続く |
そして、無残な姿となったSPが発見される。さらに、唯一の脱出経路も絶たれてしまい、城内に取り残される和たち。果たして和は、無事に事件を解決して、城を脱出できるのだろうか――?
| 「アクションゲージ」に注意! 事件調査の流れを紹介 |
プレイヤーは、古城を舞台に起こる連続殺人事件の犯人を推理して、城内から脱出することが目的となる。そして、犯人を捜し当てるには情報や証拠を十分に集める必要があるのだ。
ここからは、事件の捜査を進めていくのに便利なシステムを、事件調査の流れに沿って紹介しよう。
<1>パートナー分岐
本作では、主人公・和に対する信密度が高いキャラクタがパートナーとなって、共に事件を調査してくれる。パートナーごとに事件へのアプローチの仕方も異なるので、パートナーを変えると別の視点から事件を調べられる。
|
|
| ▲ワインがテーブルの上で勝手に倒れたり、奇妙な魔法陣が床に描かれていたりと、不可思議な現象が続く |
<2>移動
事件を調査する際は、古城の中をパートナーと一緒に移動していくことになる。移動方式は、城の見取り図から行き先を指定する「MAP移動」と、3Dマップ上を徒歩で移動するものの2種類が用意されている。
「MAP移動」は便利だが、城の廊下などにも重要なヒントが隠されている場合もあるので、時には徒歩で移動することも必要だ。
なお、移動したり、誰かに話しかけたり、あやしい場所を調べると「アクションゲージ」が消費される。ゲージが無くなると一旦捜査が終了し、次なるストーリーへと進む。
長い距離を歩くと、その分「アクションゲージ」が消費される事になるので、効率よく調べまわるように心がけたい。
|
|
| ▲こちらが城の見取り図。行きたい場所を指定して移動することができる |
▲画面左上に表示されている赤いゲージが「アクションゲージ」だ |
<3>調べる
城内の各部屋や、事件が発生した現場などを隅々まで調べ、事件解決の糸口となる証拠品や情報を入手していくことになる。
|
|
| ▲画面上のカーソルを動かして、調べる箇所を指定できる |
<4>聞き込み
城内にいる各キャラクタと会話して情報を引き出すという聞き込み調査も重要。ストーリーの進展具合や、城内の調査などで入手したキーワードを選択して、そのキーワードに応じた話を聞くことが可能だ。
なお、キャラクタが話してくれる情報量は、和への信密度に応じて変化する。
|
|
| ▲事件調査で得たキーワードをぶつけて、会話を行う。キーワードは種類ごとに分類されているので選択しやすい |
<5>情報整理
部屋の調査や会話などで入手した情報は、「日織メモ」に登録されていく。それをもとにして、「アリバイ表」に情報を記入していき、事件の全体像を少しずつ把握していくことが、解決への一歩となるのだ。
|
|
| ▲時間に応じた各キャラクタの行動を記入。正しく記入していけば、やがて犯人が誰であるかも特定することができるだろう |
なお本作にも、PS2版『奈落の城』にもあった「EasyMode」が収録されている。「EasyMode」とは、推理ゲームが苦手なプレイヤーのために用意されているモードで、推理に関するヒントを所々で用意してくれるというもの。
たとえば、部屋を調べる際、重要なポイントに近づくと、カーソルの色が変化したり、会話の最中、話題にする単語の色がルートによって変化するという具合だ。
| PSP版の新要素:新エピソード「ネコ編」「教授編」を収録 |
PSP版となる本作では、新エピソードが追加収録されている。追加されるのは、城内に現れた猫にまつわるエピソード「ねこ編」と、ヴィンセント・ギルモアに関連したエピソード「教授編」の2本だ。
これらの追加シナリオは、本編をクリアした後の2周目以降に、ある条件を満たすことで見られるようになる。
今回は追加シナリオの中から、「ねこ編」に関するスクリーンショットをお届けしよう。
|
|
|
| ▲ザックが猫にもてあそばれる(?)姿や、メイドたちが猫と戯れる姿など、貴重なシーンも見られそうだ。いつも硬派な三笠が、猫に微笑ましい表情を見せる場面に遭遇することができるかも!? |
そのほかにもPSP版では、本編シナリオ中に新規イベントCGが追加されている。これらの追加要素によって、PS2版をプレイしている人でも新鮮な気持ちで物語が楽しめるだろう。
|
|
| ▲こちらは、新たに追加されたイベントCGのひとつ。食堂で和がハユツクに詰め寄っている様子が描かれている |
| 『奈落の城PORTABLE 一柳和、2度目の受難』 |
| ハード: |
プレイステーション・ポータブル |
| ジャンル: |
本格推理アドベンチャー |
| メーカー: |
制作:日本一ソフトウェア
開発:フォグ |
| 発売日: |
2009年12月17日(木)予定 |
| 価格: |
<パッケージ版>5,229円(税込)
<ダウンロード版>3,800円(税込) |
| プレイ人数: |
1人 |
| CERO審査: |
「C」(15歳以上対象) |