新作紹介
 
気がついたら同じ場所!? 錯視の迷宮『無限回廊』
2007.09.11
 

 階段を登ったはずなのに、気付いたらさっきと同じ場所を歩いていた――。そんな不思議な「錯視」の世界をテーマにした新感覚のパズルゲームが、ソニー・コンピュータエンタテインメントより発表された。タイトルは『echochrome 無限回廊(仮)』。ハードはPS3とPSPの2機種で、今冬発売予定となっている(PS3版はPLAYSTATION Network専用タイトル)。

 本作は、見る角度を変えることで次々とその姿も変わる、不思議な「回廊」を舞台としたパズルゲーム。一体何が現実で、何が錯覚なのか思わずわからなくなってしまうような、文字通りの「錯視の迷宮」へとプレイヤーを引きずり込む、何とも奇妙な体験をもたらしてくれる作品だ。これまで当たり前に受け入れてきた「現実」をぶち壊す、『echochrome 無限回廊(仮)』とは一体どんなゲームなのか? いきなり説明しても混乱してしまうと思うので、まずは本作のシステムの核となる「5つの錯視」から、順を追って説明していくことにしよう。

※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。

■あるはずのものがなくなる?「錯視の不思議」

  本作の舞台となる「回廊」は、白と黒の2色と直線だけで描かれた、ごくごくシンプルな造形物。しかし、この回廊は見る角度によって――つまり「錯視」によって、つながっていないはずの道がつながってしまったり、そこにあるはずのものがなくなってしまったりするという特徴がある。この「錯視の不思議」の使い方こそが、本作の大きなポイント。百聞は一見にしかず、まずはゲームのカギとなる「5つの錯視」を見ていただこう(この説明ではわかりにくい! という人は公式サイトに行けば動画で見ることが可能)。


◆錯視1:主観的移動


そのままではつながっておらず、高さも違う2本の道。しかし視点を除々に回転させていくと……なんとある一点で上下の道がつながってしまう不思議。
◆錯視2:主観的落下

行く手にぽっかりと開いた穴。普通なら、そのまま進めば下に落ちてしまうはずなのだが……なぜか今来た道に戻ってきてしまう不思議。
◆錯視3:主観的存在


通路がちょうど1ブロック分途切れており、そのままでは渡れない。しかし角度を変えて、手前の柱で穴を隠すようにすると……なぜか渡れてしまう不思議。
◆錯視4:主観的不在

主観的存在があるなら主観的不在ももちろんある。行く手に開いた穴も、同じように上の柱で隠してしまえば……なぜかなかったことになってしまう不思議。
◆錯視5:主観的跳躍


ジャンプ台を使って「F」の形をした足場に渡りたいのだが、そのままでは軸がズレてしまっている。そんなときも角度を変えれば……なぜか乗れてしまう不思議

■解く、創る、めでる――3つのゲームモード

  本作の楽しみ方は大きく分けて3つ。あらかじめ用意されたステージで遊ぶだけでなく、新たなステージを作成したり、また音楽をバックにひたすら不可思議な迷宮を眺めるだけ――といった遊び方も可能となっている。ここでは各ゲームモードの内容を紹介しよう。

◆遊び方1:解く


中空に浮かぶ謎の造形物(ステージ)の中で、「エコー」と呼ばれる自分の影を追いかけていくモード。エコーたちはステージのあちこち――それも一見しただけでは行けないような所にもに散らばっており、プレイヤーは前述の「錯視の不思議」によって、道なき道を紡いでいくことになる。
この4枚はすべて同じステージの写真。見る角度を変えただけで、まったく違う構造になってしまうことがわかるだろう。「解く」モードではこれを利用し、回廊のあちこちに散らばったエコーを追っていく
◆遊び方2:創る
◆遊び方3:めでる
自由に造形物(ステージ)を作成することができるモード。友達と作成したステージをやりとりできるのはもちろん、PS3版では、ユーザーが作成したステージを公式サーバーにアップロードし、SCEのチェックを通った秀逸な作品がPS Store経由で配布されることも予定されている。思わずアッと驚くようなステージを、その手で創り出そう。 ゲームを起動すると、タイトル画面ではこれまでのプレイのリプレイが自動でループ再生される。弦楽四重奏の重厚なBGMをバックに、モノクロの世界をただ眺めるだけの幸せ。ある意味、『echochrome 無限回廊(仮)』ならではの不可思議空間をもっともダイレクトに味わうことができるモードと言えるかもしれない。

■PS3版とPSP版で、微妙に異なる収録内容

    PS3、PSPの2機種でそれぞれ発売予定となっている本作。どちらも基本的なゲーム内容は変わらないものの、公開された資料および画面写真を見ると、若干ではあるが違いがあるようだ。
  まずグラフィックについて。PS3版は白が基調になっているのに対し、PSP版は黒が基調となる。また当然ながら解像度についてはPS3版の方がPSP版よりも高く、ステージも全体的にPSP版よりも広くなっていることがうかがえる。
  ルールの種類や回廊(ステージ)の数についてはPSP版の方が多いが、オンライン機能に対応しているのはPS3版のみ。他人が作ったステージをオンラインでダウンロードして遊んだり、逆に自作ステージをアップロードしたりできるのはPS3版だけの機能になるようだ。その他の違いについては、下記を参照していただきたい。

【PS3版】
【PSP版】
ルール:ベーシック
回廊数:50
基調:白
ゲームモード:3種(うち1つがステージエディット)
☆オンライン機能
ルール:ベーシック+2種
回廊数:100
基調:黒
ゲームモード:3種(うち1つがステージエディット)

スクリーンショット集【PS3版】
スクリーンショット集【PSP版】

『echochrome 無限回廊(仮)』
ハード: PS3(PLAYSTATION Storeにてダウンロード販売)、PSP
メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
ジャンル: 錯視パズル
発売日: 今冬発売予定
価格: 未定

(c) Sony Computer Entertainment Inc.

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