いよいよ2007年12月25日(火)17時より、待望の「第1次クローズドベータテスト 超やりてえよ~! 漢祭り」がスタートする、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの『北斗の拳ONLINE』。タイトルのとおり、本作は原哲夫氏の大ヒット作「北斗の拳」の世界を舞台に、自由に生き、戦うことができるサバイバルアクションRPG。突然のクローズドベータテスト延期から実に9ヶ月、この日を首を長くして待っていた「北斗の拳」ファンもきっと多いことだろう。
今回のβテストは、2007年12月25日(火)17時から、2008年1月1日(火)10時までの約1週間に期間を限定して行われるもので、一般ユーザーからは抽選により選ばれた約10,000名が参加予定となっている。なお、2007年3月に募集したクローズドベータテスト応募者に関しては、全員が参加することができるぞ。
残念ながらすでにテスター枠の募集は終了しているが、テスト実施に先立ち、今回ガンホー・オンライン・エンターテイメント本社にて、クローズドベータテスト直前のバージョンを少しだけプレイさせていただくことができたので、その様子をお伝えすることとしたい。
ゲームを開始して、最初に行うことといえばもちろんキャラクタの作成だ。本作では顔や髪型はもちろん、身長や体型、肌や髪の色に至るまで細かくキャラクタの容姿を設定可能。特に体型については、腕や頭の大きさなど部位別により詳しく設定することもできるなど、キャラメイクの自由度はかなり高い。ハート様のような巨漢を作って「いてぇよ~」と暴れ回るもよし、いかにもザコっぽいモヒカンを作って徒党を組むもよし。プレイヤーに代わって「世紀末」を生きる大切な分身なので、ここは思いきりこだわりたいところだ。
なお本作では、ゲームならではの着想として、女性キャラクタも選択可能となっている。「それってアリなの?」と思われるファンもいるかもしれないが、マミヤのような「戦う女性」は原作にも登場していたし、これはこれで面白い要素と言えるだろう。
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| キャラクタ作成のバリエーションはかなり豊富。ついつい雑魚っぽいキャラクタを作りたくなるのはなぜだろう |
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二つ名は「爺派羅(じいぱら)」に決定し、キャラクタ作成完了。クローズドベータテストでは、この時点で自動的に生業が決定される |
また面白いのが、キャラクタ名とは別に設定することになる「二つ名」。これは「疾風の」とか「雲の」といった、キャラクタ名の前について表示される、いわゆる通り名のようなもの。二つ名は3文字まで設定することができ、たとえば二つ名を「妖星」、名前を「ユダ」とすれば、ゲーム中での表示名は「妖星のユダ」となるわけだ。これもゲーム中常に目に入ってくるものだけに、恥ずかしがらず思いきりカッコいいものをつけたいところ。もちろん「ヘタレの」とかでも構わないが……。
ひととおり設定を終え、決定ボタンを押すとランダムで「生業(なりわい)」(職業のようなもの)が与えられ、キャラクタ作成完了。なお今回のテストでは、生業は自動的に「北斗門下生」「南斗門下生」「ごろつき」「大道芸人」の4つの中から自動的に割り振られる形となる。気に入らなければ作り直すこともできるが、再度キャラクタを作り直す場合には、24時間待たなければならない点に注意してほしい。ひとまず筆者の場合は、無難に「南斗門下生」となったので、このまま進めていきたいと思う。
| ■「北斗の拳」感炸裂しまくりの「直感マウスバトル」 |
キャラクタも作ったところで、さっそくゲームスタート。オープニングムービーが流れた後、まずはすぐ近くにあった「砂漠の集落」へと向かってみる。スタッフによると、スタート地点も生業と同様、ランダムで決まるとのことだった。
「預かり屋」など気になるNPCもいたが、今回はあまり時間がないのでスルー。とりあえず集落の長老「ウコク」に話しかけてみると、現時点で受けることができるクエストの一覧が表示されたので、このうちの一つ「弱者の生き様」を引き受けてみることにした。
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| ケンシロウと同じく、最初は砂漠で倒れているところからスタート。この赤毛の男は、今後のクエストにも絡んでくる? |
クエストの内容は「ZEEDの下っ端を5人ほど倒してこい」というもの。まさに「世紀末デビュー」にふさわしい内容! ということで荒野をてくてく歩いていってみると、いきなり「ZEEDの下っ端」が10人ほどたむろっているのを発見。さっそくバトル開始!
以前のインタビューでも紹介したとおり、本作の戦闘システムは「直感マウスバトル」と呼ばれるユニークなもの。プレイヤーはZキー(パンチ)・Xキー(キック)・Cキー(ガード)のいずれかを押しながらマウスでコマンドを「描く」ことで、コマンドに応じて様々な技を繰り出すことが可能。これらをうまく使い、相手の体力をゼロにすることができれば勝利、というわけだ。
最初こそ「マウスでコマンドを描く」という、未体験の操作方法に戸惑ったものの、慣れてしまうとこれがなかなか気持ちいい。特に相手がダウンし、気絶した状態では通常技よりも強力な「奥義」を放つことができるのだが、こちらは通常技に比べてコマンドが難しい反面、入力成功時にはド派手な演出とともに大ダメージを与えることができ、爽快感は抜群。なるほど、これはなかなか面白いアイデアだと思う。
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| 長老ウコクから最初のクエストを受けてみたところ。「北斗の拳」と言えば、やっぱり最初の敵はZEEDで決まり! |
ちなみに戦闘時には、マウスのホイールを使って前後に移動することも可能。うまく使えば敵の攻撃を寸前でかわし、攻撃が終わったスキに懐に飛び込んで反撃――といったこともできるので、うまく使っていきたい。敵から逃げたい時も、ホイールで一定以上の距離まで離れればOKだ。
また敵との戦闘は基本的に1対1で行われるので、大勢の敵に囲まれても、一瞬でフルボッコにされるようなことはない。ただし戦闘終了後もプレイヤーの体力は回復せず、近くに別の敵がいた場合は休むことなく2戦目に突入する形となるので注意しよう。体力は何もしていなければじわじわと自然に回復していくが、回復速度はそれほど早くないので、戦闘時にはガードや前後移動をうまく使ってダメージを抑えたほうがよさそうだ。
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| さっそく「直感マウスバトル」を体験。最初に戦う敵だけあって大した強さではないので、ここで操作に慣れておこう |
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「休憩」のスキルを使えば、若干ではあるが回復スピードが上がる。ちょっとくつろぎすぎな気も…… |
そんなわけで、ZEEDの下っ端5人をサクッとぶっ倒し、長老に報告してクエスト完了。無事に報酬の「蜂蜜」を受け取ることができた。一瞬「これだけ!?」と思ったが、この世界では食料品はかなり貴重とのことだったので、もしかしたらけっこうおいしい仕事だったのかもしれない。
今回遊んだ「弱者の生き様」以外にも、クローズドベータテスト段階ではすでにかなりの数のクエストが実装されるようだ。
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戦闘が終わると「謀EXP44獲得」「能EXP44獲得」といった具合に、強謀術能それぞれに経験値が入る模様 |
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奥義ツリー画面では、新奥義の修得のほか、すでに覚えている奥義のレベルアップも可能となっている |
敵を倒すと画面下の「強謀」「術能」と書かれたゲージが増減していき、これに応じて「強」「謀」「術」「能」の4方向にキャラクタが成長していく模様。詳しい成長システムについては不明だが、筆者が遊んだかぎりではレベルアップはなく、いつの間にか攻撃力が上がっている――という感じだった。どんな行動をとるとどの方向に成長するのか、どの方向に成長させるとどんな効果があるのかなど、このあたりは実際に触って確かめてみてほしい。
一方、使用可能な奥義は、戦いを重ねることでたまっていく「奥義ポイント」を使って増やしていくことが可能。このあたりは一般的なMMORPGのスキルシステムに比較的近いと言えそうだ。
右下の奥義アイコンから奥義ツリーを開くと、「南斗門下生」で習得可能な奥義の一覧が表示された。ツリーは左から右に向かって並んでおり、右の方には「南斗虐指葬」や「南斗千手斬」など、けっこう気になる技名も見えているのだが、これらはまだ習得できない様子。とりあえず、一番左側にある3つ、「乱打」「ケンカキック」「体当たり」を新たに習得してみた。
で、さっそく雑魚相手に試し切り……と思ったのだが、そういえば技のコマンドがどこにも表示されていなかったような?
スタッフ「コマンドは自分で見つけてください!」
ええええ! どうやらクローズドβテストでは(正式サービス後も?)、奥義のコマンドは一部を除いて公開せず、自分で戦いながら見つけていくことになるらしい。時間もないので、今回は特別にコマンド表を見せてもらったのだが、中にはかなり長いものや変則的なコマンドも……。これからクローズドベータテストに挑む人たちは、頑張って自分の力でコマンドを見つけてみてほしい。
ちなみに、以下の奥義はどの生業も覚えることが可能。しかし成長のツリーは、それぞれ異なる奥義へと伸びていく。
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| 最初から習得している基本のパンチ技。成長させると「南斗虐指葬」や「空舞燕離斬」へと派生する |
連続でパンチを放つ技。ここで紹介している技の中ではもっともコマンドが難しい。成長させると「南斗千手斬」などに派生 |
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| 力を込めた豪快なキックを相手に向かって放つ技。成長させると「南斗旋脚葬」などのキック系奥義を習得可能 |
消費気力は大きいが、この4技の中ではもっとも威力が高く、コマンドも比較的簡単。派生技は「南斗鶴嘴翼斬」 |
また、この後キャラクタを変えて「大道芸人」でもプレイさせていただいたのだが、こちらの奥義は「玉乗り」や「火吹き」「ジャグリング」「水芸」など、まさしく「大道芸」としか言いようがないものばかり。大道芸人の奥義は戦闘中でなくとも使用できるので、街中で披露すれば注目を集めること間違いなしだろう。ただしコマンドも大道芸級に難しいものばかりなので、確実に出すにはかなりの練習が必要になりそうだ。
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| 大道芸の基本ともいえる「逆立ち」。成長させることで、玉乗りやパントマイム、水芸に派生していく |
どこからか大きな玉を取り出し、その上に乗る技。超難コマンドの多い大道芸の中ではまだ出しやすい方……? |
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| 両手から水を噴き出させる技。たしか世紀末では、水はかなり貴重なものとのことだったのだが…… |
水芸からの派生で習得可能。見た目も派手で、口に油を含み、前方に巨大な炎を吹き出させることができる |
| ■クローズドベータテストはサザンクロス周辺地域が舞台 |
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サザンクロス周辺地域のみとはいえ、マップはかなり広い。これでも全体の実装計画からすればほんの一部 |
ひととおりバトルやクエストを楽しんだところで、「砂漠の集落」以外の街にも案内してもらうことになった。クローズドベータテストではサザンクロス周辺地域ということで、サザンクロスはもちろん、オアシスやミスミの村、ビレニィ・プリズンといった「名所」も同時に実装される模様。村から村へと移動するだけでも相当な距離があり、テストとはいえ充分に「世紀末」感は味わえそうだ。
今回実装されるのはおそらく、原作で言えばシンが登場する前あたりまでだと思われるが、現時点でこれだけの広さがあるとなると、最終的には一体どれほどの広さになってしまうのか、まったく想像がつかない。このあたりは今後の拡張を楽しみに待ちたいところだ。
【サザンクロス】 |
| KING軍が統治する、おそらくクローズドベータテストでは最大の街。酒場ではスペードやハートといったKING軍の各小隊に関するクエストを受けられるほか、街のあちこちには「ハート様隊員」といった兵士の姿も。その気になれば、彼らに戦いを挑むことも可能だった。もちろん大通りの向こうには、天高くそびえ立つシンの居城も見える |
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【オアシス】 |
| オアシスとは名ばかりの荒れ果てた街。中央の公園にはさび付いたベンチや滑り台などがあり、まだ街が平和だったころの面影をわずかながらもうかがうことができる。また公園には怪我をした男がおり、彼に代わってダイヤ首狩隊の男を倒してほしい、などのクエストを受けることができた |
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【ミスミの村】 |
| 小さいながらも、道ばたでは子供たちが元気に遊んでいたりと、比較的活気のある村。建物内には「北斗の拳」の有名人・種籾を求める老人もいるが、残念ながら特にクエストなどは発生せず。スタッフによると、ここには別のクエストの中継点、もしくは目的地として訪れることになるようだ |
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【ビレニィ・プリズン】 |
| 原作ではデビルリバースが収容されていた巨大な監獄。残念ながら監獄内に入ることはできなかったが、街の酒場には「神をもあざむく男」ことジャッカルもおり、戦いを挑むこともできた。サザンクロスからはかなり距離があるが、ぜひ一度は訪れておきたいところだ |
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名所を巡ってみて感じたのは、とにかく細部までこだわって作り込まれているな、という点。ミスミの村にはちゃんと種もみ老人がいるし、サザンクロスの酒場では、ハート様隊副隊長が「ケガをしそうなものは徹底的に片付けろ!」と言っていたりと(もちろん、あの人が怪我をしてぶち切れないようにするためですな)、有名脇役はもちろんのこと、パッと見ただけでは思い出せないような地味なキャラクタに至るまで、しっかり再現しているのには頭が下がる。遊ぶ際にはぜひ、原作を手元に置いて「こいつか!」とひとつひとつ確認しながらプレイしてみてほしい。
今回はごく限られた時間での体験プレイだったため、キャラクタの成長システムや、アイテムの「物々交換」(本作にはお金の概念がなく、アイテムの取引きはすべて物々交換となる)、巨大な拳王と戦う「ボス戦」など、残念ながらいくつかの要素については試すことができなかった。とは言え最大の特徴である「直感マウスバトル」や、「北斗の拳」の世界観を忠実に再現したマップなど、その面白さの片鱗は充分に感じとることができた。これで実際にクローズドベータテストがスタートし、街に「ならず者」たちが溢れるようになれば、プレイヤー同士の対戦、徒党を組んでの大騒ぎなど、きっとさらに楽しみ方の幅は広がるはずだ。
個人的に気に入ったのは、キャラクタの頭上にフキダシの形で表示されるチャットウィンドウ。ちゃんと縦書きで表示されるのも芸が細かく、自分が本当に「北斗の拳」の登場人物になったような気分でチャットを行うことができた。クローズドβテストではぜひとも、徒党を組んで「ヒャッハー!」とか「汚物は消毒だ~!」とか喋らせて遊んでみたいところだ。
まだまだ「第1次クローズドベータテスト」ということで、正式サービスには遠そうな『北斗の拳ONLINE』だが、実際に遊んでみたところ、思った以上に「遊べる」クローズドβテストとなりそうだった。1週間という限られた期間でのテストプレイだが、年末年始は思いきりハメをはずして、「世紀末」生活を楽しんでみてほしい。
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| 試せることは多く、行ける場所もかなり広い。思い思いの「世紀末」をそれぞれ謳歌してみてほしい |
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