決まった答えはない!状況ごとにA.I.が場面を創出『GPO 白の章』
2005/12/16

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 2000年に発売され、自由度の高さとA.I.による独特のシステムが大きな反響を呼んだPS用ソフト『高機動幻想ガンパレード・マーチ』。熊本の戦車高校を舞台に、幻獣と呼ばれる生物との戦いを描いたシミュレーションゲームだ。その続編とも言うべき『ガンパレード・オーケストラ 白の章 ~青森ペンギン伝説~』がソニー・コンピュータエンタテインメントからリリースされる。

 『ガンパレード・オーケストラ』には、決まったシナリオが存在しない。各キャラクタ(NPC)にA.I.が搭載されており、これによって彼らは“人間らしく”行動する。その行動判断はすべて自身のA.I.によって決められる。その判断基準になるのが、プレイヤーの行動を踏まえたうえでの、自分の性格や感情、欲求、立場など、その場の状況である。つまり、その都度キャラクタがどうするかを考える。そのため、特定のシナリオが必要ないのだ。そして、それらすべてを統括する「神」のようなA.I.が存在し、これが各キャラクタのA.I.や状況を材料とし、「場面(シーン)」を生成。この「場面(シーン)」がイベントなどとなり、物語に深みが増すのである。
 こうした瞬間ごとのA.I.の判断が物語を創り、様々なエンディングを迎える。プレイヤーの行動や選択、キャラクタ同士の人間関係など様々な要素によって、独自のストーリーが紡がれていくのだ。
 なお、実は『ガンパレード・オーケストラ』は全3部作の構成で、『白の章』のほかに2作が制作される予定。まずは、3部作の世界背景及び『白の章』のキャラクタを紹介しよう。

※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。

■少しだけ今と違う歩み方をしたもうひとつの“日本”
 『ガンパレード・オーケストラ』の舞台は現代の日本。しかし、状況が現実とはやや異なっている。第2次世界大戦中に現れた“幻獣”が人類すべての敵となったのだ。
 幻獣と戦い続けること数十年。事態は少年兵を必要とするまでに至っていた。その少年兵たちが通う学校「戦車高校」が、本作におけるプレイヤーの生活の場である。
 戦車高校にはプレイヤー以外に、多くの少年少女が存在する。ここでの日常が、そのままゲームとなり、そして物語となっているのだ。
『ガンパレード・オーケストラ』
バックストーリー
1945年――。人類史上最悪の戦争である第二次世界大戦は、現在の世界とは違う形で終結をした。月と地球の間24万Kmの距離に突然黒い月が出現し、のちに幻獣と呼ばれる大きな怪獣たちが地球を襲い始めたのである。
各国の軍隊と政府は敵国とではなく、幻獣たちとの戦いにすべての戦力を向けることになる。

それから約50年。世紀末を迎えても未だ幻獣との戦いは続いていた。もちろん日本とて例外ではなかった……。
1998年9月――。大陸を抑えた幻獣たちは、大方の予想を越えて九州中部に上陸。日本自衛軍は持てる戦力をすべて動員し限定的勝利を得るも、戦力の8割を喪失して無力化する。九州中央部、熊本県以外の全県を放棄して民衆を逃がし、熊本を要塞化して本州と四国防衛の時間稼ぎとした。

その一方で、幻獣たちに襲われ続け、疲弊した日本政府は非常の決断をする。少年兵の強制招集である。本土防衛のための“大人の兵士”が練成されるまでの時間を稼ぐため、14歳から17歳までの徴兵規定年齢に達していない十万人もの子供たちが集められたのだ。

『ガンパレード』シリーズの世界は様々な事情を抱えた少年少女たちが、戦車高校という戦うための学校へ集められるところから始まる……。

青森を護る日本自衛軍・第108警護師団は、主として比較的安全な北海道との連絡線を防衛・警備することを任務としていた。そのためほとんど車両を持たない機動力に乏しい部隊であり、隊員たちも実戦経験のないものたちが多く存在していた。

しかし、そこを幻獣に狙われた。

幻獣たちは次なる目標を北海道と本州を繋ぐ青森に絞り、強襲! 青森は各地で分断され、108警護師団は小部隊ごとに分散したまま混乱の中で各自防戦することになる。

今回は第108警護師団の中でも“ヒロイン天国小隊”と呼ばれる歩兵部隊を中心にストーリーが展開される。“ヒロイン天国小隊”には、強い女性、優しい女性、可憐な女性、女性みたいな男などなど、様々な女性と、女性でない者たちが所属している。

その“ヒロイン天国小隊”に所属するキャラクタたちとプレイヤーが、新たな『ガンパレード』の世界をつくりあげるのだ。


■戦場で生まれる恋もある!?様々な感情が流れるキャラクタを紹介
 ストーリーの中心となるのは“ヒロイン天国小隊”に所属する隊員たちと、その周囲の人物たち。キャラクタにはそれぞれ過去や性格が設定されており、プレイヤーとの会話や行動によって様々なリアクションを見せてくれる。ゲームを進める上で、「強い女性」や「女性みたいな男」など、各キャラクタの性格を把握して会話を進めることが、自分だけのストーリーをつくりあげるためのキーポイントとも言える。それでは彼らの日常の一場面を紹介しよう。
各キャラクタの詳細はコチラをクリック!

■恋して戦って成長する!学校生活の一部を公開!
 前作の熊本から青森へと舞台を移し、“ヒロイン天国小隊”を中心とする学園生活と、幻獣との戦いが描かれる本作。プレイヤーの選択・行動次第でそのストーリーが変化するが、具体的なシステムについてはまだ公開されていない。ここでは気になるゲームシーンを少しだけ紹介しよう。


 多数のクラスメートと共に戦い、笑い、恋をするシミュレーション『ガンパレード・オーケストラ 白の章 ~青森ペンギン伝説~』。戦車高校での生活は、波乱万丈で自由だ。キミは、どんな人生を送る?

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