本作が提唱する「メーレーアクション」とは、英語の「Melee(乱戦・乱闘)」と、日本語の「命令」を掛け合わせた造語。このあたりは前回の新作紹介で詳しくお伝えしたが、プレイヤーは軍勢(トライブ)を率いる指揮官「マスター」として自ら戦場を駆け抜けていく一方、同時にサーヴァントと呼ばれる戦闘ユニットを召喚し、戦局を見極めつつ的確な指示を出していく必要もある。
実際に遊んでみた感触としては、自らマスターを操り、敵のサーヴァントを蹴散らしていく爽快感はまさに『ギルティギア』シリーズの真骨頂。その一方で、多数のサーヴァントを召喚・指揮し、大軍勢を進攻させていく戦略性は『エイジ オブ エンパイア』シリーズに代表されるようなRTS(リアルタイム・ストラテジー)に近いと感じた。
面白かったのは、マスターだけが暴れても勝てないし、サーヴァントに頼りきりでもやはり勝てない、という絶妙なバランス。
サーヴァントを召喚するために必要な「マナ」は、「ゴースト」と呼ばれる中継拠点を支配することで自動的に供給されていく仕組み。このため対戦ではマップのあちこちに点在する「ゴースト」の奪い合いが重要なポイントになってくるのだが、面白いことに、この「ゴースト」はマスターがいくら攻撃してもほとんどダメージを与えることができない。ではどうやって支配するのかというと、ここでサーヴァントの出番となる。ゴーストは基本的にサーヴァントの攻撃に弱いため、サーヴァントを送り込むと一瞬で支配することが可能。最初はついついマスター一人で暴れたくなってしまうが、このゲームのキモは「いかに敵サーヴァントの侵攻を食い止めつつ、自軍のサーヴァントを進軍させるか」にあると言ってもよさそうだ。
また何より、サーヴァント自身の戦闘力も案外バカにできない。拠点支配をおろそかにしていると、アッと言う間に敵サーヴァントの大群に囲まれ、ボコボコにされてしまったりするので注意しよう。
また、選んだマスターによって、マスター自身の性能はもちろん、召喚できるサーヴァントの性質も大きく異なる。たとえばソルはマスターの中でもかなりの「武闘派」で、自らガンガン前線に立って戦うタイプ。逆にヴァレンタインは、マスター自身の戦闘力はそれほどでもないものの、召喚できるサーヴァントに強力なものが揃っており、サーヴァントをうまく使って圧倒していく、といった具合だ。ドクターパラダイムなどは、必殺技・通常技ともに遠距離攻撃ばかり揃っており、サーヴァントを盾にしつつ、自分はその後ろからチクチク攻撃していく――というスタイルが有効。どのマスターを選ぶかによって、まったく違うプレイ感覚になってしまうのも面白かった。
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