未だかつてない手法の続編『FFVII アドベントチルドレン』
2004/02/20
  1997年にプレイステーション初の『FF』シリーズ作品として発売された『ファイナルファンタジーVII』。その続編が発売されることが「東京ゲームショウ2003」で明らかになった。しかも従来の「続編」の常識を覆し、ゲーム作品ではなく「映像作品」として発売されるというニュースに衝撃が走った。  その名は『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』(以下、FF VII AC)。物語の舞台はゲームのエンディングから2年後。主人公・クラウドの新たな戦いが描かれることになる。
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■星の運命、そして自身の存在意義と向き合う物語

 「魔晄」と呼ばれるエネルギーを利用し、政治をも掌握する企業「神羅カンパニー」の本拠地・ミッドガル。
 ミッドガルには、魔晄エネルギーを供給する「魔晄炉」という装置が設置されていた。しかし、神羅カンパニーが「永遠に幸せをもたらす」と謳う魔晄エネルギーは全ての生命の源であり、この星そのもののエネルギーだった。
 このままでは、星そのものが死んでしまう… 真実を知った一部の者は反神羅組織「アバランチ」を結成し、反抗活動を繰り返していた。そしてある日、彼らは「魔晄炉」の爆破を決行。メンバーの中には、元神羅の衛兵組織「ソルジャー」の一員だった青年・クラウドの姿があった。感情を持たず、主義主張もないクラウドは、アバランチに雇われた衛兵としてこの作戦に参加していたのだった。
  しかしこの作戦をきっかけに、クラウドは失われた過去の記憶、そして自分の存在意義と向き合う過酷な旅へと巻き込まれていった…。

―― ここまでは、『FFVII』で描かれた物語である。その戦いから2年後…。

 世界は平和を手に入れたかに思われたが、「星痕症候群」と呼ばれる病が蔓延し、人々は新たな恐怖に怯えていた。 そして、かつて世界を救ったクラウドは他人を拒絶し、孤独な暮らしを送っていた。
  そんな彼の前に、かつての強敵・セフィロスの幻影が現われる…。


■屈指の制作陣に支えられた『FF VII AC』の世界

 制作スタッフには前作『FF VII』をはじめ、『FF』シリーズに関わってきたスタッフ陣が集結。最新のCG技術を駆使し、「映像作品による完全続編」という新たな試みに挑戦している。また、メカ&クリーチャーデザインには、造形家の竹谷隆之氏を起用。竹谷氏はフィギュアシリーズ「ファイナルファンタジー クリーチャーズ」などの原型も手がけている。

メインスタッフ(敬称略)
ディレクター:野村哲也
COディレクター:野末武志
シナリオライター:野島一成
アートディレクター:直良有祐
コンポーザー:植松伸夫
プロデューサー:北瀬佳範
COプロデューサー:橋本真司
メカ&クリーチャーデザイン:竹谷隆之

■2年後の世界で、クラウドを待つものは…

 「映像作品」と謳われるだけあって、今回発表されている映像はどれも目を見張るクオリティである。内容はまだ明らかにされぬ部分が多いが、懐かしい風景や前作を思わせる場面、またゲームには登場しなかった新たな人物の登場などが明らかになっている。

成長したクラウドの勇姿  
2年が経過し、心は閉ざされているが精悍な顔つきに成長したクラウド。巨大なバイクで疾走する場面も公開されており、バイクの両サイドには彼の愛用する大剣が複数格納されているようだ。

荒れ果てた魔晄都市・ミッドガル  
『FFVII』の世界を象徴する建造物「魔晄炉」が設置され、神羅カンパニーの本拠地となっていたミッドガル。クラウドたちに魔晄炉が破壊されて2年…眼前に広がるかの地は、すっかり荒れ果ててしまっているようだ。

思い出の地で何を思う?  
ミッドガル郊外にある教会は、前作でも印象深いシーンが描かれた場所。ステンドグラスが非常に美しい。クラウドは、何のために再びこの教会を訪れたのだろうか…?



記憶か、幻か、それとも現実か…  
燃え盛る炎の中で、不気味に笑みを浮かべるセフィロス。前作でも最も印象的だった一場面である。このセフィロスは、クラウドのモノローグなのか、それとも?



静かな水面に浮かぶ少女とクラウドの姿。右端に見える建物の形状から、『VII』で最も衝撃的だったあの場面だと推測できるだろう。このシーンは何を意味するのだろうか?

かつての仲間も登場?  
写真の中には、かつてアバランチのリーダー格だったバレットの姿が確認されている。また名前は明らかにされていないが、月夜に浮かぶマント姿の男のシルエットが。この男、どこか見覚えがあるのだが…。

謎多き少年達の存在  
前作に登場しなかったキャラも登場することが確認されている。クラウドの前に立ちはだかる銀髪の少年たち。どうやら複数で行動しているようだ。その目的は何なのか…?



さらに、リーダー格と思われる少年が、車椅子の人物に傅く場面も公開されている。車椅子の人物は白い布に覆われており、正体は一切が不明である。



そして、戦いは再び…  
公開された写真の中には、謎の少年たちと剣を交えるクラウドの姿が描かれているものが多く見受けられる。謎の少年たちは片腕に装着した特殊な武器を振るい、素早い動きでクラウドを翻弄する。

また、ミッドガルと思われる場所でクラウドと戦う少年の手には、謎の武器とは形状の異なる細身の長剣が握られている。彼らは一体何を理由にクラウドの前に現れるのだろうか…。
 

 
 今回の作品は、あくまでゲームではなく「映像作品」である。東京ゲームショウ当日に行われた発表会では、スクウェア・エニックスとしては本作を「挑戦的な作品」と位置づけ、多様なメディアへの展開を考えているとの発表が行われた。現時点ではその内容はおろか、公開方法も謎に包まれているのである。

 2月19日に発売されるPS2ソフト『ファイナルファンタジーX-2 インターナショナル+ラストミッション』には、未公開の最新映像が収録されるとのこと。リリースを待ちきれないという人は、ぜひチェックしておきたいところだ。
 
タイトル ファイナルファンタジーVII
アドベントチルドレン
発売日 2004年夏予定
メーカー スクウェア・エニックス ハード 未定
ジャンル 映像作品 価格

未定

 
■関連リンク
『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』公式サイト