「ATB」から「ADB」へ!今までとは次元の違う『FF XII』の戦闘
2004/06/04
 これまで、イベントシーンやムービーによる物語の片鱗、また世界観などの紹介が中心だった『FF XII』。今回、ついに戦闘システムの一部が公開された。今までの『FF』シリーズで使われてきた用語「ATB」(アクティブ・タイム・バトル)とは異なり、『FF XII』の戦闘システムは「ADB」(アクティブ・ディメンション・バトル)という名称で呼ばれている。
このページでは、明らかにされた「ADB」の内容を紹介していこう。

※画像がクリックできるものは、拡大画像を閲覧できます。


■「ADB」とはどんなシステムなのか?
画面切り替えのない、シームレスな戦闘
 これまで『FF』シリーズをはじめとしてRPGにおける戦闘に関しては、敵と遭遇するとフィールド画面から戦闘専用の画面に切り替わるというものがポピュラーだった。
『FF XII』ではフィールド上に敵の姿が存在する。敵と遭遇すると、そのまま画面が切り替わることなく戦闘に突入する。つまり、移動しながらフィールド上で敵と戦うことになるのだ。
 フィールド上でシームレスにバトルが展開されるため、『FF XII』では戦闘のためのロード時間は存在しない。とはいっても、従来の『FF』におけるコマンド入力形式は生かされている。まさに次の次元へ「進化」したバトルになったと言っていいだろう。

「地の利」を生かした、戦略性の高さ
 バトルに突入すると、戦闘領域のフィールド内で自由に位置取りを行うことができる。攻撃のタイミングはもちろんのこと、フィールドの高低差や敵との距離、見通しの良し悪しなど、フィールドの特徴を生かした戦略性の高いバトルを展開することができる。この点が、フィールドがそのままバトルの場になる「ADB」において、一番重要なポイントである。

様々な思考を持った「敵」の存在
 「ADB」の戦略性を活用するのは、何もプレイヤーだけに限ったことではない。『FF XII』では、敵も思考能力を持って行動している。向こうから攻撃を仕掛けてきたり、プレイヤーを物影で待ち伏せていたり、周辺で起こった戦闘を嗅ぎ付けて参加してきたり…。多種多様な敵の行動が、プレイヤーを悩ませてくれることだろう。


■バトルの流れ
フィールド上で敵を発見!
 フィールド上でモンスターを発見。イベント時の特殊なバトル以外は、自分から相手に攻撃を仕掛けるか、相手から攻撃を仕掛けられることでバトルに突入する。射程距離内に対象がいない場合は戦闘に入ることはできない。
なお、フィールド上のモンスターの位置は、右上に表示されるマップに、赤い点で表示される。

「ターゲットライン」で目標を確認
 フィールド上でモンスターが攻撃射程範囲に入ると、味方キャラと敵ターゲットを結ぶ「ターゲットライン」が表示されるようになる。青いターゲットラインは味方パーティが狙う相手のターゲット、赤いラインは敵が狙っているターゲットを示す。
 つまり、右の写真【A】ではヴァンが敵(オウルベア)に狙われ、オウルベアに対しバルフレアがターゲットにしている。また【B】では全員が敵(ベヒーモス)を、ベヒーモスがヴァンをターゲッティングしていることになる。
なお、ターゲットラインはオプションで表示・非表示を切り替えることができる。

▲【A】

▲【B】

「ウェイト・タイム・ゲージ」によるコマンド実行
 ターゲットを確認したら、戦闘コマンドを入力する。入力が終わると、名前の下に表示されている黄色いバー「ウェイト・タイム・ゲージ」が増加してゆき、ゲージが貯まったキャラからコマンドを実行。行動を終えると、次のコマンド入力が可能になる。
なお、何も入力しない場合は自動的に「戦う」のコマンドを選択している状態が継続される。
 コマンド入力中は、時間が止まる「ウェイトモード」になるため、戦いやすいように視点を変更したり、ゆっくり戦略を練ったりすることができる。「ウェイト」は、コマンド選択中でも時間が流れる「アクティブ」に切り替えることも可能。また、射程範囲に敵が複数いる場合は、ターゲットを切り替える事も可能だ。

 こうして、キャラごとにコマンドを入力しながら戦闘を進行させてゆき、射程や方向などの条件が合う限り、敵が倒れるまで戦うことになる。


■パーティバトルにおける「リーダー」の存在
 パーティにキャラクタが複数いる場合、味方キャラの一人を任意で「リーダー」に指定することができる。フィールドの移動中は、リーダーに選択したキャラを操作することになり、他のメンバーはリーダーの後を自動追従する。また、こちらから敵にバトルを仕掛ける時に「集中攻撃」を選ぶと、リーダーの攻撃が戦闘開始の合図となり、他のメンバーも自動的に戦闘体制となる。

▲【A】

▲【B】
 リーダーとなるキャラは、戦闘中に切り替える事が可能。
例えば、【A】の写真では、バルフレアの「銃」の攻撃射程が長いことを利用し、敵の遠方から援護射撃を行えるように位置を取りなおしている。さらに【B】の写真では、HPが少なくなったパンネロをわざと遠方に移動させ、敵の攻撃が届かない安全な場所で回復に専念させている。

 攻撃手段や射程範囲だけでなく、地形でも戦況が変わってくる「ADB」。適切な判断でリーダーを変更しながら、戦闘を有利な状況に持ち込むことが重要なのだ。


■バトルをより戦略的に楽しむコマンドの数々
「集中攻撃」で同一ターゲットを補足!
 味方全員でターゲットを攻撃したい時に便利なコマンドが、この「集中攻撃」。その都度同じターゲットに対して「攻撃」のコマンドを選ぶことなく、味方全員を同一ターゲットに集中して攻撃させることができる。格下の敵キャラなどと戦うときに便利なコマンドだろう。

「ガンビット」で仲間に行動パターンを与える
 基本的には、戦闘中に各キャラ個別でコマンドを指定することになるが、味方に行動パターンを与える「ガンビット」というコマンドも存在する。ガンビットをセットされたキャラは、自動的に「ガンビット」に沿った行動を取るようになるので、プレイヤーは戦略だけ決めておき、バトル中はリーダーの操作だけに専念する、といった戦い方もできるようになる。
 例えば、右の写真では自分のHPが半分以下になったら体力回復行動を行う「自分HP半減回復」をフランに設定。すると、HPが半分以下になったフランはその指示通り、ハイポーションで体力回復を行ってくれる。
「ガンビット」の種類には、攻撃型をはじめ、体力回復やステータス異常の治療など数十種類があり、ゲームを進めながら入手していくことになるようだ。
タイトル ファナルファンタジーXII 発売日 2004年冬~2005年春予定
メーカー スクウェア・エニックス ハード プレイステーション2
ジャンル ロールプレイング 価格

未定

 
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