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ビジュアル&発表会の内容から『FF XII』の世界を考察
2003/12/29
 ニュース等で既報のとおり、制作発表会ではクリエイター陣によるトークセッション、質疑応答が行われている。また、現在公開されているゲーム中の画面写真は数多くないものの、断片的にシステムや世界の一角が顔を覗かせている。その中から、特に重要だと思われる部分を抜粋。さらに深く考察してみよう。

※画像がクリックできるものは、拡大画像を閲覧できます。

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■発表会で明らかにされた、クリエイターからの「キーワード」
様々な文化が入り混じった「地中海」のイメージ
TGS2003で発表されたキービジュアルのテーマは「地中海」。空の「青」と、大地の「オレンジ」がイメージカラーになっている。発表会では、「古代ヨーロッパとアラビアの文化、それ以外の諸国の文化が入り混じった」地中海だそうだ。世界地図を見ても、地中海は北側にヨーロッパ、西にアラビア、南にアフリカ…と、まったく異なる文化を持つ国々に囲まれている。そして、古代から争いも数多く繰り返されてきた地であることも忘れてはならない。

「自由」と「責任」を意識した混沌の世界
ヒューム(人間)、そしてヴィエラやバンガなど、多種多様な種族が登場する『FF XII』。それぞれの種族の文化や立場、思想の違いから、様々な思いが混沌としたイヴァリースの世界。主人公のヴァンが求めているのは、国家や民族に捉われない「自由」だ。それとは対照的な「責任」「階級」といったキーワードが、どうストーリーに絡んでくるのだろうか。


自由に『FF XII』の世界を楽しむ「視点移動」
これまでの『FF X』までが固定視点だったのに対し、『FF XII』では3Dフルポリゴンのマップが使われ、プレイヤーが視点を自由に動かすことが可能になる。これは技術的にかなりの苦労が伴うそうだが、「システム上どうしても変化させたい」「自由な視点でこの世界を楽しんでほしい」という思いから採用したそうだ。どの程度動かせるのかはまだ明らかにされていないが、発表している画面写真は、意図的にこれまでの『FF』っぽいものを用意しているそう。

「リアルタイム表現」を意識したキャラデザイン
キャラクターデザインの吉田氏から「今回のデザインのポイントは、ムービーだけでなくリアルタイム側の表現にも比重が置かれています」というコメントが出ている。、「シームレスに続く肌の質感に挑戦している」という氏の言葉どおり、腕や足の繋ぎ目など、リアルタイム3Dで表現すると角ばりやすい部分が、遠目のアングルからでも拡大しても、滑らかな状態になっているのがよくわかる。

形、大きさ…数多く存在する個性的な「飛空艇」
キービジュアルなどに登場する、さまざまな形の「飛空艇」。発表会では、 アートディレクターの皆葉氏から、「男の子の心をくすぐるようなデザイン」「(2~300mクラスの)巨大なもの、それ以上のものも存在する」という言葉が飛び出している。確かにその言葉どおり、大きさは多種多様。デザインには中世的な雰囲気と、機械的な雰囲気が見事に同居している。また『FF』のシリーズ作を振り返っても、これほどまでに多くの「飛空艇」が登場したことはなかっただろう。

 
■ゲーム画面上に見える、『FF XII』のシステムは…
 ここでは、画面から予測される『FF XII』のシステムをちょっとだけ探ってみた。これらはあくまで“憶測”に過ぎない。本当のシステムはどのようなものになるのか、詳細が明らかになるのはもう少し先になりそうだ。

ステータスの気になる「穴」?
今のところ詳細なゲームシステムは明らかにされていないが、こちらの画面のステータス部分に注目したい。HP、MPといったステータスは一目瞭然だが、ATB(アクティブタイムバトル)のゲージはなく、右に何やら穴のようなものが見えるのが非常に気になる点だ。また「鍛えた技を石に託す」というプロローグのくだりにある一文。スキルや魔法を石に託し…という意味にも取れるのだが、果たして本当のところはどうなるのだろうか?

移動画面(?)にもステータスが…
こちらの画面は左上にマップが表示されていることから、おそらく移動中の一場面だと思われる。ここで注目したい点は、右下に戦闘シーンと同様のキャラクターステータスが表示されていること。これまでの『FF』シリーズには見られなかった点である。
 
■『FF XII』と『FFT-A』の世界を繋ぐ共通のキーワード
今回『FF XII』の開発を手がけているのは、『ファイナルファンタジータクティクス アドバンス(以下、FFT-A)』の開発を手がけたチーム。特に『FF XII』のメインスタッフとして発表されたプロデューサーの松野氏、アートディレクターの皆葉氏、キャラクターデザインの吉田氏などは、『FFT-A』の世界観にも大きく関わっている主要メンバーだ。ここでは、『FF XII』と『FFT-A』の共通項目に注目してみよう。


キーワード1:「イヴァリース」
『FF XII』の世界は、「イヴァリース」という名称で呼ばれている。この言葉は、『FFT-A』の世界の名称でもあり、主人公達が住んでいた“街”の名前、そして彼らが迷い込んだ剣と魔法の“国”に「イヴァリース」の名が冠されていた。発表会では、この関連について「イヴァリース」自体が松野氏の考えている一つの世界観で、各作品はその長い歴史の一部だ、というコメントがあった。世界、そして街と国…その形態は違えど、この2作品は同じ「イヴァリース」という世界観のもとに成立しているのだ。

左:ロゴに配されたジャッジのシルエットからは、荘厳かつ厳格な雰囲気とともに、ある種の恐怖感や威圧感も感じさせられる。
右:『FFT-A』のジャッジはチョコボに跨り、バトルの一部始終を見守る。戦闘中「ロウ」と呼ばれるバトルルールを破ると、ジャッジによってペナルティが課せられた。
キーワード2:「ジャッジ」
発表会でも明らかにされたとおり、今回のロゴにデザインされているのは、「ジャッジ」と呼ばれる騎士である。このジャッジは『FFT-A』にも登場し、バトルルールを支配する“法と秩序の番人”として描かれていた。しかし、発表会でのコメントによると、『FFXII』でのジャッジは“恐怖の騎士団”として登場し、主人公達の前に立ちはだかるという。自由を求めて冒険を続けるヴァンたち、そして法の番人・ジャッジ。彼らがどのように関わりを持つのか…その詳細はまだ謎に包まれている。が、ロゴに配されている以上は重要な存在になり得ることは間違いない。




左:発表されたキービジュアルやムービーには、多様な種族が見受けられる。『FFT-A』にはいなかった種族も…?
右:ヴァンにフランのことを問うバルフレア。彼のセリフからは、フランに対する信頼が見て取れる。
キーワード3:「多種族」
ムービーシーンやキービジュアルに見られる、トカゲのような姿をした「バンガ」。そして、フランをはじめとするウサギのような耳を持った種族「ヴィエラ」。これらは、『FFT-A』にも登場していた種族。このほかに、ムービーシーンには『FFT-A』のン・モゥ族に似た種族の姿も見受けられる。さらにモーグリといった、これまでの『FF』シリーズお馴染みのキャラが登場することは発表されている。『FFT-A』では、ヒューム(人間)はもちろん、これらの種族、そしてモーグリたちが対等な立場で存在し、「クラン」と呼ばれるギルドを結成していた。『FF XII』でも、バルフレアとフランは異種族でありながらパートナーとして信頼し合い、行動をともにしている。

ちなみに、『FF XII』と『FFT-A』に直接的な関係があるのか、また同一次元上に存在しているのかなどは明言されていない。発表会では「時代背景からも全くの新作」というコメントが出ているが、『FFT-A』をプレイしていればニヤリとする仕掛けも用意されるとのこと。どちらかを遊んでいなければ遊ぶことの出来ないイベント…といった意味ではないという。世界観を知る上では、『FFT-A』を遊んでおくのも面白いかもしれない。

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タイトル ファナルファンタジーXII 発売日 2004年夏予定
メーカー スクウェア・エニックス ハード プレイステーション2
ジャンル ロールプレイング 価格

未定

 
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■関連リンク
[FF12.com]
 


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