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衛宮士郎が目を覚ますと、冬木市はあたまの悪い結界に包まれていた。
「毎度お馴染み、聖杯戦争、聖杯戦争でございます。ご不要になった夢希望、
もう諦めた野望等がありましたら、お気軽にコロシアムにおいでください」。
響き渡る謎の声。街中に蔓延した対戦ムード。失われた令呪。マスターとサーヴァントの関係は崩壊し、ある者は凶暴化し、ある者は凶暴化し、またある者は凶暴化した。
そして脈絡もなくバカ売れしだす虎グッズ。
このままでは日本の国獣が虎になってしまう。
世界崩壊の危機に立ち上がる良識人と、
世界崩壊の不遇に沸き上がる遊び人たち。
それぞれの目的のため、いまいちど武器をとる二つの勢力。
そして彼らの誰もが思った。
藤ねえの仕業だ。 |