新作紹介
 
殴られ焼かれ落ちて即死……でも楽しい!アクションRPG『Demon's Souls』
2009.03.27
関連URL:『Demon's Souls』公式サイト
 
 2009年2月5日(木)に発売されたプレイステーション3用ソフト『Demon's Souls』。前回紹介したとおり、本作品は禁忌の業“ソウル”の謎を解明すべく、濃霧に包まれた亡国「ボーレタリア」を冒険する3DアクションRPGだ。

 『Demon's Souls』の魅力はプレイステーション3の性能を生かした匂い沸き立つグラフィック表現や、戦闘スタイルの自由度の高さ、ほかのプレイヤーとの協力、敵対プレイが可能なオンライン要素など数多い。そのなかでも近年のゲームでは珍しいほどに高く、しかし絶妙な難易度が、多くのゲーマーを虜にしている。

 そこで今回は序盤のゲームプレイを通じて本作品の魅力の一旦である難しさをご紹介。決して難しいだけではない、その先にある楽しさが伝われば幸いだ。

※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます

美形もキモカワ系も自由自在! キャラクタ作成
 ゲーム開始後、最初に行なうのはプレイヤーキャラクタの作成。ここでは名前、性別、生まれ(ジョブのようなもの)、そして顔を決定する。
 ここで驚くのが、制作できる顔のバリエーションの豊富さ。むしろ調整できるパラメータが多いため、豊富というより無限にあると言えるほどだ。
 なお、こういった細かいパラメータの調整が苦手な人でも、西洋系、北欧系、アジア系など大体のイメージで選べたり、ランダムで決めたりできるようになっている。

▲顔のカスタマイズをしているところ。
顔のパーツの位置や形まで調整できる、細かさがわかるだろう
 

 今回のプレイでは、レイピアでの接近戦も魔法を使っての遠距離戦もこなせる貴族でプレイしてみた。


キャラクタの初期状態を決定する「生まれ」
 キャラクタ作成時に決定する、生まれ。戦士や貴族、魔術師など全部で10種類用意されており、どれを選ぶかによってステータスや装備、習得している魔法などが異なっている。
 ただし生まれはその後の成長には影響せず、たとえば戦士でも魔法を習得できるし、重い武器で敵をなぎ倒す魔術師を作ることも可能だ。そのため初めてプレイする際は、当分どのようにプレイしたいかだけ考えればよいだろう。
 なお筆者の個人的な感覚では、MPを自動回復できる指輪を装備していて、魔法で遠距離から攻撃し放題の貴族がもっとも序盤を楽にプレイできそうに感じた。

意外に(!?)親切なチュートリアル……と思いきや!
 光に包まれた空間に進んでいくムービー後、いきなり水路に出る。この水路には操作方法が書かれたメッセージが残されており、途中現れる敵を倒しながら進むチュートリアルになっているのだ。

▲単純な攻撃から防御やダッシュなどの移動方法など、
さまざまなアクションを自然に覚えられるようになっている
▲敵は単純な近接攻撃を行なうゾンビっぽい兵士がほとんど。
若干強いと思われる敵もいるが、チュートリアルでは
HPが0になっても死なないので問題ない

 複数を同時に相手にする際も、覚えたての防御やローリング(転がっての移動)などを駆使すれば難なく撃退。あらかじめ「超難しいよ」と聞かされていただけが、チュートリアルで基本的な操作方法が覚えられるのでなんとかなりそうだ。
 そうして水路からワープした先の、お城を進んでいると霧に包まれた部屋が目の前に。念のためアイテムでHPを回復して中に入ってみると、巨大なデーモンが出現!

▲これまでの敵とは大きさが明らかに違うデーモン・拡散の先兵。
見てのとおり、手に持つ斧の一撃で瞬殺されてしまう

 しかし斧による一撃で、キャラクタはあっけなく死亡。理不尽なまでの『Demon's Souls』に登場するデーモン強さに愕然とする1シーン。

ついに冒険開始! ただし最初のお城でも「死」の連続!!
 デーモンによって殺されたプレイヤーはソウル体という状態のまま「楔の神殿」という場所へ移動する。そして、ここにいる兵士(こちらもソウル体)から話を聞いて、自分の体を取り戻すために「ボーレタリア」の城にいるデーモンの討伐に向かうことになる。
 ただしデーモンがいる場内への道のりは遠い。
 最初に城へとつながる橋の上でゾンビ風の兵士と遭遇。一体一体はチュートリアルで戦った敵とさほど変わらない強さなので、なんとか撃破可能。しかしそれが2体、3体と同時に襲ってくるので一方を防御しても、もう一方から攻撃を当てられ死亡…。
 さらにソウル体になってしまったので、最大HPはチュートリアル時の半分。自然と、敵がこちらに気付く範囲を少しずつ探りながら敵を一匹ずつ誘い出し、盾で防御してから反撃をするという戦闘スタイルとなった。

▲敵を誘い出し、飛びかかってきたところを防御してすぐに反撃する。
このスタイルだとゲームオーバーになる回数がグッと減ったが、
プレイ時間はかなり増えた
▲城へとつながる、ボーレタリア王城ステージのスタート地点。
ゲームオーバーになると、倒した敵は復活し、
さらにここからふたたび冒険することになる

  そんなへっぴり腰な冒険でも、死ぬときは死ぬのが『Demon's Souls』。ゾンビ兵士をあらかた倒し、最初の橋を越えてひと安心と思いきや突如遠くから弓矢で狙撃されて死亡したり、今度はその弓矢に気をつけながら進んでいると穴に落ちたり……。
 それでも敵の配置と特徴を把握し、適切に対応すればなんとか進められるのが面白いところ。遠距離攻撃に備えて移動時はつねに盾を構え、穴は避けるように移動し、物陰から突然現れる敵は登場直後にバックステップすれば対応できる。

▲遠距離攻撃の防御に集中し過ぎていると、通路にある巨大な穴に気付かず……
もちろん即ゲームオーバーとなる
▲いくら注意しても暗闇、しかも背後からの不意打ちには対応不可能。
「次は気をつける」という反省を胸に再挑戦するのみだ
▲途中から火をまとった武器で攻撃する敵が登場し始める。
防御しても少しHPが削られるため少し厄介。ヤられる前にヤるしかない
▲敵だけではなくダンジョン内はトラップも。階段の上から玉が落ちてくるという、
お約束なトラップも待っている

 そんな風にどうにか敵を退けつつ城内を進むと、いかにも怪しげなレバーを発見できる。これを動かすと、スタート地点までのショートカットが完成。これで格段に冒険しやすくなり、続けての冒険でボスにあたるデーモンがいる部屋への門が開門。ついにデーモンを倒し、自分の体を取り戻すための戦いが始まる!

▲貴族であれば(回復する時間さえあれば)無限に使える魔法がとても便利。
硬く強く回復もする手強い騎士も魔法で楽勝だ
▲先へとつながる道に待ち受ける大量の敵、そして巨大過ぎるドラゴン。
ここは鬼ならぬ竜がいぬ間に走り抜けるしかない
▲ボスへの道が開けたところ。このほかにも何気ない鎖を断ち切ることで
手に入る隠しアイテムなど城内にはギミックが多い

火を用いたアイテムでスライム状のボスを撃破!
 一見理不尽だが、プレイヤースキルと工夫次第でどうにかなるのが『Demon's Souls』の面白さ。それをもっとも感じられたのがボスであるファランクスとの戦いだ
 ファランクスは巨大なスライムで、さらにその周囲を小型のファランクスが多数へばり付いているという不気味な敵。ファランクスはすべて槍を備えていて、一か所に留まっていたら間違いなく串刺しになってしまう。

▲少しでも油断したら一気にゲームオーバーだ。槍の攻撃は直線的なので、
つねに相手の背後を取るように動けば避けやすい

 しかしそんなファランクスおよび周囲の小型ファランクスにも弱点がある。火だ。背後に回るように移動しながら、道中手に入れた「火炎壷」(火を投げる)や「松脂」(手にした武器を燃やす)というアイテムを駆使し、ようやく周囲の小型ファランクスをすべて倒すことができた。
 裸状態のファランクスは攻撃手段が皆無。これまでの恨みを込めて一気に倒しておいた。

▲火炎壷をファランクスに向かって適当に投げるだけで、
周囲の小型ファランクスに面白いくらいダメージを与えられる
▲火炎壷を使い切ったあとも魔法主体で戦い、無事に小型ファランクスを全滅。
ただ逃げるだけのファランクスを思いきり倒してやろう

生身の身体を得て、別の世界のデーモンを倒しに
 デーモンを倒したあとは、一旦楔の神殿へ戻ることになる。ここで特定のNPCと会話すと、ほかのフィールドへの移動や、道中手に入れたソウルを使ったステータスの強化ができるようになる。いよいよタイトルにもある“デモンズソウル”集めが本格的にスタートするのだ。
 このあとに行けるフィールドは5つ。ストーンファング坑道、塔のラトリア、嵐の祭祀場、腐れ谷、そしてボーレタリア王城の続きだ。ここから先は特に攻略順は決められていない。何度も死にながらも少しずつ先へと進み、デモンズソウル回収を達成してほしい。

次回予告
 これまでに紹介し切れていない『Demon's Souls』の魅力がある。次回は、その本作品“らしさ”満点のオンライン要素を紹介する予定だ。


■関連コンテンツ
[新作紹介]
極上のシステム、世界観、バランス! アクションRPG『Demon's Souls』
■関連リンク
『Demon's Souls』公式サイト

『Demon's Souls』
ハード: プレイステーション3
メーカー: ソニー・コンピュータエンターテインメント
ジャンル: アクションRPG
発売日: 2009年2月5日(木)
価格: 6,980円(税込)

(C)2009 Sony Computer Entertainment Inc.

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