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「オタク産業白書」刊行、“オタク市場規模は1,867億円” |
2007.12.18 |
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テレビゲームの専門調査会社であり、「テレビゲーム産業白書」や「オンラインゲーム白書」などを発行するメディアクリエイトは、2007年12月17日(月)、同社の白書シリーズ第3弾として「オタク産業白書」を新たに発行したことを発表した。A4版・184ページで、価格は17,800円(税込・送料含む)。
同書内ではいわゆる「オタク市場」を商品形態に沿って、1:DVD/CD 2:出版コンテンツ 3:ゲーム(コンシューマ+PC) 4:フィギュア・グッズ類 5:同人誌の5つのカテゴリーに分類。それぞれオタクコンテンツ商品を取り扱う専門店を中心とした流通へのヒアリング調査を行い、各市場の規模を推計したものとなっている。 これによると、2007年のオタク市場規模は1,866.8億円で、対前年比では102.5%であるという(2006年は1,821.7億円)。また、カテゴリー別シェアではゲームが560.8億円ともっとも高く、オタク市場全体の約30%に相当することも併せて明らかとなった。 また、流通へのヒアリング調査以外にも、同書内ではアンケート調査によるユーザーリサーチも実施。集計結果および、経済学者によるオタクの消費行動分析も併せて掲載されている。
これらのリサーチ結果を踏まえ、メディアクリエイトとしては、最近のオタク市場における環境変化の一例として「ライトオタクの増加」「それによる市場の拡大」を指摘。また、これに対応したビジネス手法としては「メディアミックスによるワンコンテンツからの収益の極大化」「ネットを使ったユーザーによるブームの形成促進」が有効であるとし、白書内ではそれぞれの特徴をさらに詳しく説明している。
専門家向けの「白書」とあって価格はやや高いものの、オタクコンテンツ産業の市場規模推計、流通ベースの調査としては世界初の試みであり、市場のトレンドを切り取った貴重な一冊として注目を集めそうだ。
◆「2008オタク産業白書」内容 第1章 オタク産業 総論 1-1:オタク産業にみるコンテンツビジネスの可能性 1-2:オタク市場と日本経済(森永卓郎[獨協大学 経済学部 教授])
第2章 2007年オタク市場動向 2-1:オタクコンテンツ市場の動向と性質 2-2:アニメ-ション放送 2-3:DVD/CDパッケージ 2-4-1:出版コンテンツ(1) 2-4-2:出版コンテンツ(2) 市場規模は出版全体の1割弱に(村上達彦[社団法人 全国出版協会 出版科学研究所]) 2-5:コンシューマ/PCゲーム 2-6:フィギュア/キャラクターグッズ 2-7:同人誌
第3章 オタクユーザー動向 ~アンケート調査結果の分析~ 3-1:ライト化したオタク市場とその特徴(和田剛明[東京大学大学院 経済学研究科 COE特任助教]) 3-2:オタク関連消費とユーザーの創作活動に関するデータ分析(野島美保[成蹊大学 経済学部 准教授]) 3-3:アキバ系オタクの行動パターン ~ジャンル履歴とアキバ回遊~(田中辰雄[慶應義塾大学 経済学部 准教授]) 3-4:アンケート概要&集計結果
第4章 オタク業界動向 4-1:オタクから腐女子へ(猪狩淳一[毎日新聞、まんたんブロード・ウェブ編集長]) 4-2:オタクビジネスとしてのアニメ(高橋信之[スタジオ・ハードデラックス株式会社 代表取締役社長]) 4-3:オタクコンテンツのためのプロモーション(小沼竜太[リュウズオフィス]) 4-4:デジタルコンテンツ時代に注目されるアニメ・マンガのライブイベントビジネス(数土直志[株式会社アニメアニメジャパン 代表取締役]) 4-5:同人関連事業(柴田義之[株式会社 チャンスドライブ 代表取締役]) 4-6:マンガ同人誌と描き手たち(三崎尚人[まんが評論家/同人誌研究家]) 4-7:アキバを見続けて(島村祐助[フリーライター]) 4-8:キャラクター商品市場におけるオタク消費の現状分析(陸川和男[株式会社キャラクター・データバンク 代表取締役社長])
第5章 コンテンツビジネス最前線 ~企業/関連団体の動向~ 5-1:ガンダムビジネスにみるブランディング(Interview With 株式会社サンライズ 宮河恭夫[キャラクターワークス事業部 ガンダム事業部 取締役]) 5-2:アニメ音楽ビジネスのポイント(Interview With 株式会社ランティス 井上俊次[代表取締役社長])
■関連リンク メディアクリエイト
「2008オタク産業白書」紹介ページ
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