【週刊ジーパラが批評89】『新生FFXIV』大盛況の理由って何!?

 
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【週刊ジーパラが批評89】『新生FFXIV』大盛況の理由って何!?

2013.09.09
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 最近のニュースを見ながらさまざまな話題をお届けしたりしなかったりする週刊ジーパラが批評のお時間がやってまいりました。一般的には2020年の東京オリンピック開催の話題で盛り上がった週末でしたが、ゲーム業界的にもいろいろなビッグニュースが飛び交った先週。

 2013年9月4日(水)に「Pokemon Direct 2013.9.4」、そして、9月8日(日)には、ソフト発売直前となる「Monster Hunter 4 Direct 2013.9.8」が相次いで公開されました。誰もが認める期待のゲーム作品だけに、任天堂、カプコンともにかなり気合が入っているようで、インターネット上にポケモンを預けられる『ポケモンバンク』の情報や、『モンスターハンター4』の『ゼルダの伝説』シリーズとのコラボクエストが配信予定という情報には驚かされました。

 『モンスターハンター4』(2013年9月14日発売予定)と『ポケットモンスター X』『ポケットモンスター Y』(2013年10月12日発売予定)の発売日の間には、日本トップクラスのゲームの祭典「東京ゲームショウ 2013」も開催されます。今年の秋はなんだかもうゲーム漬けって感じです。

 「東京ゲームショウ 2013」の出展内容が早くも公開されているメーカーもありますが、さらに多くの情報が今週から来週にかけて発表されると思われます。「ゲームショウ、行こうかなぁ」とぼんやり考えている人は、お目当てのゲームやイベントを逃さないように、今週来週は特にしっかりジーパラドットコムをチェックしてみてください。

 ……と、その前に、このコラムが掲載される9月9日(月)15時からは、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアによるプレスカンファレンスが予定されています。残念ながらこの原稿を書いている時点ではその内容まではわかりませんので、予定時間以後にこのコラムを読んだ方は、サイト左上のジーパラドットコムロゴマークかマスコットキャラのジー坊(っていう名前なんですよ。ご存知でしたか?)をクリックし、トップページに戻ってニュースをチェックしてみてください。

 さて、前置きが長くなりましたが、先週はオンラインゲーム関連で気になるニュースがいくつか見受けられました。PC版『ファンタシースターオンライン2』では、アップデートパッチのプログラムに一部不具合があり、ハードディスク内部のファイルを消去してしまうという、致命的ともいえる障害が発生。被害を受けた可能性は2万人以上に及ぶとのことで、公式サイトなどでも謝罪およびその後の対応などが告知されています。同時接続数10万オーバー、300万ユーザー達成と右肩上がりの話題ばかりだっただけに、ここでのミスは非常に残念なところ。なお、当然ながら現在はパッチファイルは修正され、正常にアップデートが行われるようになっていますのでご安心を。それと、そもそもPS Vita版ではこの不具合は発生していませんのでこちらもご安心を。

 一方で、業界内外を含めほとんどの人が予想していなかったほどの空前の大ヒット(と言っていいでしょう)となっている『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』(以下、『新生FFXIV』)ですが、9月4日(水)に大規模メンテナンスを実施、サーバ構成を改善し、大幅にログイン人数の拡充を図ったとのことです。

 たしかにゲームにログインしやすくはなっているのですが、それは、以前に比べれば、という注釈付き。オンラインゲームのゴールデンタイム(21時~23時前後)にはほとんどのワールドでログイン制限がかかってしまう状況です。まぁ以前はほとんど24時間オールタイム制限中というワールドも多かったので、かなり前進していることは認められるのですが、あともうひと押しといったところでしょうか。

 運営チームもこの状況を把握しており、今週中のさらなるログイン人数拡充計画を前に、ダウンロード版の販売制限に続いて、パッケージ版の出荷も制限を行うという異例の措置を取ることに。これにより、ソフトが欲しくてもどこにもないという状態になりつつあります。売り手としてはソフトを売る機会を逃すのはかなりのリスクになりますが、そもそもソフトが手に入ってもログインできないという状況では、逆に印象を悪くしかねません。

 人と一緒に遊ぶのが前提となっているMMORPGでは、他のゲームソフト以上に、“口コミ”や“評判”というのは重要です。Twitterなどのソーシャルメディア、また、最近は動画・ライブ配信などの公開も許可を行うメーカーが増えてきており、「身近な人が遊んでいる」という状況が、以前よりも伝わりやすくなりました(『新生FFXIV』の動画・ライブ配信も規約条件を満たせば公開可能になっています)。

 ただ、ユーザーの口に戸板は立てられません。人はえてしてダメなところを叩きたがるもので、面白い点よりもダメな点が広まりやすいという傾向があります。ソーシャルメディアや動画・ライブ配信を許可するということは、「多くの人がプレイしている」という“盛況さ”を広めることができる反面、欠点があるとそれが一気に広まりやすいというリスクも負っていることになるわけです。

 今のところ、『新生FFXIV』は、時間帯によってログイン制限がかかる点以外は好評の様子。筆者もプレイしていますが、パーティープレイが必須なクエストもあるものの、少なくとも序盤の多くはソロでも無理なく進めることができ、オンラインゲーム初心者でもなんとかついていける作りになっていると思います。ただ、覚えることはやや多めなので、ゲームそのものの初心者にはちょっと厳しいかもしれません。とはいえ、同時接続32万5,000人(9月5日時点)ものプレイヤーがいれば、当然初心者も少なくないと思われますので、周囲がコアユーザーばかりというわけでもないのも事実。

 北米・ヨーロッパ地域も含むとはいえ、日本推奨ワールドが半数(50ワールド)を占める『新生FFXIV』。単純計算でも日本人が16万人以上は同時にログインしているわけで、ログインしていない(できない)&ソフトが手に入らないと嘆いている人を含めれば、その総数は予想もできません。

 昨今、「もう、わりと頭打ちじゃないか」「各社が一定のプレイヤーを奪い合っている状況」などと言われていたMMORPGのプレイヤー数を考えると、こんなに多くのプレイヤーがどこから出てきたのかと言いたくなるほど(笑)。

 数年前から、日本で展開されるMMORPGの多くは、たくさんのプレイヤーを集めるために、どんどんライトでカジュアルなゲームへとシフトしていました。なかにはクエスト受注から狩場への移動までが自動、さらに狩りも自動で設定できるというものもあり、ゲームをやっているんだか、ただ動くキャラを監視しているんだかよくわからない作品もありました。

 また、新規開発された作品は、ローンチ時にはコンテンツ量が少なめになりがちで、いわゆる廃プレイヤーともなると1ヶ月や2ヶ月、もしくはそれ以下の期間ですべてのコンテンツを遊び尽くしてしまうという人も。過去にオンラインゲームをプレイしたことのあるプレイヤーの多くは、以前遊んでいた、アップデートを重ねたオンラインゲームの印象が残っており、どうしても新規作品はボリューム不足に見えてしまいます。

 さらに言えば、北米産やヨーロッパ産の硬派(?)な海外ゲームを好む層の中には、そもそもライトでカジュアルなゲームは食指が伸びないという人もいたはず。

 そしてその中間層、本格的なMMORPGがやりたいが、北米産やヨーロッパ産のゲームはキャラデザインに抵抗がある、また日本語でプレイできないのがネックで手を出せないという人たちも少なからず存在していました。

 これらの潜在コアオンラインゲーマー層に加えて、『ファイナルファンタジー』シリーズの新作であるということと、PlayStation3でプレイが可能ということもあり、『ファイナルファンタジーXI』のときにはオンラインゲームをプレイしようと思わなかった(できなかった)人も、『新生FFXIV』でオンラインゲーム初体験に踏み出したのではないでしょうか。

 さらに言ってしまえば、これまで日本ではオンラインゲームはあまり流行しないと囁かれていましたが、年齢層が下がるにつれて、オンラインへの抵抗は薄まりつつあります。若年層にとってはネットやオンライン上のコミュニケーションはすでに当たり前に存在するもので、本格的なオンラインゲームでのやり取りもわりとすんなり受け入れられることが多くなってきています。もちろん、身近にありすぎるがゆえに、最近話題のFacebookやTwitter上での行き過ぎた悪ノリ行為などのように、リアルと同程度の“広さ”しかないはずと錯覚してしまうような弊害も考えられるのですが……。

 オンラインゲームはPCで遊ぶものという概念も徐々に崩れつつあります。特に高校生くらいだと自分で自由に使えるPCを持たないという人も多く、そういうユーザー層を獲得するためには、コンシューマゲーム機でもプレイできるオンラインゲームは、かなりのアドバンテージとなります。コンシューマゲーム機でのプレイというのは、心情的には上記のようなオンラインへの抵抗の低さをさらに低くすることができるようにも思えます。こちらの記事で紹介している動画によれば、PlayStation4ではPS Vitaによるリモートプレイにも対応するとのことで、PS3からの乗り換えユーザーとともに、新規プレイヤーも増加しそうな雰囲気。

 ちょっと話はそれましたが、『新生FFXIV』は、こうしたさまざまな要因とタイミングがガッチリ噛み合った結果、多くのユーザーを獲得できたのではないか、と妄想してしまう昨今なのです。もちろん、最初に述べたとおり、ゲームシステムに多くの不満があれば、ここまで多くのプレイヤーがプレイしようと殺到するということもなかったハズですから、地力と言えるものはしっかりと備わっていたのは間違いありません。

 ネックになりそうだったコンテンツ量も、筆者がプレイした限りでは、クエストの豊富さやクラス&ジョブの数も合わせれば、かなりのものになりそうです。いや、ログイン制限もあってあんまりプレイできていないので、あくまで周囲の状況を鑑みた予想なのですが……。

 今回の『新生FFXIV』ほど、「オンラインゲームは人がいてこそ面白い」という言葉を実感できた状況・現象はありませんでした。コアなユーザーからすれば、不満な点もあるかもしれませんが、そういう不満すらもチャットで語り合うフレンドや仲間がいれば、なんだかんだでゲームへ接続してしまうのではないでしょうか?

 というわけで、『新生FFXIV』をはじめとして、まだまだ拡大を見せそうな勢いの各種オンラインゲーム情報、そして冒頭でも述べた「東京ゲームショウ 2013」関連情報……。あらゆるゲーム情報をお伝えするジーパラドットコムを、引き続きよろしくお願いいたします。そしてケータイ&スマホアプリの情報をメインでお届けする姉妹サイトアプリパーティも同様によろしくお願いします。その他、以下のサービスなどでも各種ニュースをお伝えしていますので、直接ニュースを閲覧する以外にもチェックしてみてくださいね。

※次回掲載は2013年9月30日(月)の予定です。

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■『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』
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